8・25天神峰に集まろう 決戦本部アピール 太郎良陽一

週刊『三里塚』02頁(1021号01面05)(2019/08/12)


8・25天神峰に集まろう
 決戦本部アピール
 太郎良陽一


 太陽が見えない梅雨空がやっと晴れて、青空の暑い季節が到来しました。三里塚では、また再びNAAによる「強制執行」との熱い闘いが始まります。
 請求異議裁判控訴審が、9月24日から東京高裁で開始されます。
 三里塚闘争に関わる裁判では、これまでの数々の裁判すべてにおいて、裁判所が私たちに味方したことはありません。反対同盟弁護団の渾身の弁論さえも裁判所の職権乱用で聞き流し、裁判所が政府や空港会社にお墨付きを与えてきたのです。
 同様のことが、福島・原発、沖縄辺野古・基地問題、関西生コン支部弾圧など全国いたるところで起き、安倍政権の「金と暴力」による支配への闘いが闘われています。
 全国の闘う仲間の皆さん! 私たち三里塚も、闘いの輪をさらに広げ、共にスクラムを組み市東さんの農地取り上げ強制執行攻撃と闘います。9月24日には東京高裁に向けた霞が関を席巻する集会・デモをやります。ぜひ! お集まりください。
 さらに空港周辺地域では、この10月にもA滑走路の発着時間を深夜1時間延長するという機能強化を先取りする既成事実化が一方的に強行されようとしています。「成田空港の機能強化策・第3滑走路建設反対!」を封じ込めようとする地元行政・空港会社に抗して、住民が決起し、闘っています。
 これまでの6年におよぶ「成田空港反対」の周辺住民への情宣行動で築いてきた三里塚闘争への信頼を、共闘へと発展させなければなりません。8月25日は「天神峰カフェ」と同時に周辺情宣拡大一斉行動を行います。
 市東さんの農地を守り、「命より金」「自然と人間より空港」という本末転倒の政治をくつがえす闘いをきずくため多く方々の結集を呼びかけます。
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