成田2期着工攻撃の張本人 中曽根康弘を断罪する

週刊『三里塚』02頁(1029号01面04)(2019/12/09)


成田2期着工攻撃の張本人
 中曽根康弘を断罪する

(写真 焼けただれた自民党本部前で茫然自失の中曽根【84年9・19直後】)

 元首相の中曽根康弘が11月29日に101歳で死んだ。大手マスコミはこぞってその「功績」を称えている。だが、労働者・農民・人民大衆にとって、中曽根こそ未来永劫許すことのできない宿敵、階級敵である。
 中曽根は「戦後政治の総決算」を呼号し、日米帝国主義の軍事同盟として安保体制を強化し、国鉄分割・民営化を強行して国鉄労働運動の絶滅を図った。200人の国鉄労働者を自殺に追い込んだ張本人だ。「官から民へ」「行革でお座敷をきれいにし、立派な憲法を床の間に安置する」などと言い放ち、米レーガン、英サッチャーとともに凶暴な新自由主義攻撃を推進してきた。
 何よりも、農民殺しの成田2期工事着工攻撃と三里塚反対同盟破壊策動を激烈にしかけてきたのが中曽根政権であったことを、われわれは絶対に忘れない。
 「中曽根打倒」は闘う人々の合言葉であった。それを直接に体現したのが、自民党本部を強襲した1984年9・19火炎ゲリラ戦闘であり、85年10・20三里塚蜂起戦であった。
 三里塚も国鉄闘争も、改憲との闘いもまだ決着がついていない。われわれは中曽根の悪行を永久に断罪し、勝利へ向けて闘うのみである。
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