大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1031号02面08)(2020/01/13)


大地の響き 投稿コーナー

公聴会弾劾に立つ!
 農地を守る会・江戸川 岸上雅博

 12・14現地闘争&団結いも煮会に続いて、12月24日に行われた「第3滑走路阻止! アリバイ作りの公聴会弾劾闘争」(芝山文化センター)に東京から連続的に参加した。
 50年を超す三里塚闘争。いまだ完成しない中で、市東さんの農地取り上げ攻撃に続いて、今度は空港機能を強化拡大する公聴会(国交省主催)が行われるというとんでもない攻撃だ。
 アリバイ作りの公聴会のあと、膨大な用地買収、工事着工へと「地元住民にとって百害あって一利なし」の愚策をまた数十年やろうというのか。
 一つ驚いたのは、申し込めば参加できるというので、いくつかの制限を突破し、反対同盟や周辺住民も多数参加し、会場内外(外では会場包囲デモ)で弾劾の闘いを貫いた。ちょっとの抗議の声で2名が国交省の職員によって強制退場になったが、闘いをいかに恐れているのかの証拠だ。
 何といっても航空機騒音を朝5時〜夜中の0時30分まで浴びせようというとんでもない策動への怒りが示された。翌日の新聞にも「反対意見も根強く、これ以上の騒音NO」の見出し。
 2020年冒頭に始まる1・16請求異議裁判控訴審(市東さんの農地取り上げを阻止する裁判)へ大きな前進をかちとったと感じました。
 市東さんの農地を守る会・江戸川としても、市東さん、萩原さんの作る完全無農薬有機野菜を広め、多数の消費者を獲得していく闘いをさらに展開していきます。

同僚がケース野菜を♪
 三多摩 新井佳世子

 12月27日、年内最後の収穫&お正月野菜の配送日に3度目の三里塚へ行ってきました☆ この日は午前中にトラックいっぱいの白菜を収穫して、午後からは通常の倍以上もある配送作業に追われました(写真)。甚大な台風被害に幾度も見舞われながら、これだけの野菜を揃えて全国に送ることができるのは決して当たり前のことではありません。三里塚の方々の日頃のご苦労が手に取るようにわかりました。
 また私は三里塚野菜のあまりのおいしさを同僚にも知ってほしくて自分で調理して職場に持っていったり、人参だけを一人に3本ずつ配ったりしていました。するとひとりの同僚が「お正月のケース野菜を注文したい」と言ってくれました。届いた野菜は「どれも美味しかったけど中でも大根が最高に美味しかった!」と言ってくれ、手料理を重箱に詰めて持ってきてくれました!!
 数日後、今度は別の同僚が「あの人参、とても美味しかったから友達にも薦めたらその人も買いたいと言ってるんだけど、今度ケース野菜を注文してもらえるかな?」と言ってくれました。野菜本来の持つ力が同僚の味覚を魅了したのです。本当に嬉しいです!!
 これまで私にとって三里塚闘争とは年2回の集会に来ることでしたが、この間の援農で多くの事を学び、職場でも話題にできるようになるなんて夢のようです。三里塚に行けば星野さんにも会えます。今年もたくさん三里塚に通いたいです♪

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