辺野古新基地阻止を 「復帰」48年5・15沖縄闘争

週刊『三里塚』02頁(1040号01面02)(2020/05/25)


辺野古新基地阻止を
 「復帰」48年5・15沖縄闘争

(写真 那覇市・国際通りをデモ行進 赤嶺沖縄大学学生自治会委員長のコールが響いた【5月16日 那覇】)

 5月16日、「改憲・戦争阻止!大行進 沖縄」が呼びかける「復帰」48年5・15沖縄闘争が那覇市内で行われた。
 夕方、県庁前に集まった参加者に沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長が全国で同時に行動が行われていることを紹介し、「沖縄と本土が連帯して辺野古新基地反対、戦争反対のデモを打ち抜こう」と呼びかけた。県庁前を出発し、国際通りを意気軒高とデモを行った。ほとんどの店が休業を余儀なくされる中、人通りはまばらだったが、飛び入り参加もあり対向車線を走る車の中から支持を表明する人もいた。
 その後、「『復帰』48年 沖縄戦75年5・16沖縄集会」が開かれた。集会では、元盲学校教諭で沖縄戦を体験した山田親幸さんのビデオメッセージと、2017年12月7日に米軍ヘリの部品が落下した緑ケ岡保育園の保育士と親らのメッセージが上映された。 
 赤嶺委員長は「私たちは誇り高く闘い、命を守りぬこう」と高らかと集会宣言を読み上げた。

横田・横須賀の地で沖縄連帯行動に立つ

(写真 横田基地に迫るデモ【5月16日】)

(写真 横須賀基地に向けデモ【5月16日】)

 5月16日、改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会が呼びかける「横田と沖縄、すべての基地を撤去しろ! 『復帰』48年沖縄と連帯する横田デモ」が東京・福生市内で行われた。雨が降る中ではあったが、地元の労働者を先頭に70人が集まり、横田基地に迫るデモを力強く打ち抜いた。
 主催団体を代表して井上誠さんが「米軍のC130輸送機やオスプレイの飛行訓練は今年に入り危険なものが目立つ。米軍の言う安全は地域住民の安全ではない。コロナに乗じた改憲・戦争攻撃をはね返すために労働者は声を上げよう」とあいさつ。全学連の学生は、検察庁法改悪反対の国会行動と対文科省行動を報告した。
 司会からは、横田・基地被害をなくす会副代表の福本道夫さん、三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、地域の労働組合からのメッセージが紹介された。
 参加者は横田基地に向け意気高くデモに出発。「横田基地を撤去しよう」「辺野古の海を基地にするな」「静かな空を返せ」
 雨天を突く元気なデモ行進に沿道からの注目が集まった。
 同日、神奈川県横須賀市でも「5・15沖縄連帯行動」が闘われた。京急横須賀中央駅前でのアピール行動と市内デモに40人が集まった。
 日米地位協定を盾に感染の実態を明かそうとしない米軍当局への怒りを込め、米軍横須賀基地に向けデモで迫った。

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