北総の空の下で 群馬集会 地元の熱意に感激

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週刊『三里塚』02頁(1048号02面06)(2020/09/28)


北総の空の下で
 群馬集会
 地元の熱意に感激


 コロナで延期されていた裁判が9月から一斉に再開され、あわただしい日々が戻ってきました。2日の請求異議裁判は、一日がかりで4人が証言し、航空需要がコロナで激減して拡張の必要性が全くなくなっている現実を突きつけました。
 大法廷なのに密を避けて傍聴20名の狭き門でしたが、市東さんの証言があったので私は現地枠で入らせてもらいました。市東さんは、自然体で野菜のこと土づくりのことなど日常を語りました。轟音とタイヤの焼ける悪臭が当たり前になっていたのが実は異常で、滑走路が閉鎖された3か月間に聞こえた鳥のさえずりが新鮮な感動だった話は、どんな理論を駆使するよりも説得力がありました。
 13日には市東さん、農民会議の小川浩さんらと農業を考える群馬集会に参加しました。三里塚をメインにした集会で町長と県議が発言する陣容の広さ、どんな悪天候でも駅前金曜行動を欠かさない地道な活動、青柳晃玄さん以来一貫して三里塚に注いでくれる熱い思いに頭が下がります。
 今年は前日に出発して伊香保で温泉と料理を堪能させてもらいました。群馬の皆さんと10人で飲みながら交流し、集会では聞けない各人の昔話や地元の名物自慢などを楽しみました。集会前には地元で幅広く活動する高階ミチさん宅で昼食をご馳走になり、彼女の有機農場を見学しました。後日集会参加者から野菜会員の申し込みもありました。群馬の皆さん、お世話になりました! 北里一枝
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