第3滑走路白紙撤回を 廃村化攻撃許すな 3・28芝山現地闘争へ

週刊『三里塚』02頁(1060号01面01)(2021/03/22)


第3滑走路白紙撤回を
 廃村化攻撃許すな
 3・28芝山現地闘争へ

(写真 芝山町白枡在住で反対同盟事務局員の伊藤信晴さん【左】と決戦本部長の太郎良陽一さん)

(写真 3年前の芝山現地デモ後に役場前で空港機能強化反対のシュプレヒコール【2018年3月4日】)

反対同盟対談

伊藤さん 町民の怒りの声を聞け太郎良さん 空港の未来は破滅のみ

 ミャンマーの軍事クーデターに抗し、青年・学生が命がけで闘っている。香港では労働者が裁判所を包囲して弾圧に抗議し、民主活動家を奪還した。タイでは青年・学生が王制と闘っている。政府による農産物価格の自由化に対しインド農民が実力で抗議し、労働者・学生・市民が連帯ストに立ち上がっている。今こそ日本の地で、新自由主義と対決し、資本主義を打倒する階級的労働運動、農民運動、学生運動を甦らせよう。市東孝雄さん農地取り上げ強制執行反対の最高裁署名を職場・キャンパス・街頭で全力で集めよう。目前に迫った3・28芝山現地闘争に向けて三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、太郎良陽一さんに大いに語っていただいた。

 ----相川勝重芝山町長は反対同盟への会場の貸し出しを拒否しています。
 伊藤 「芝山文化センターの管理運営に不安が生じる」なんて冗談ではありません。そもそもすべての住民説明会で機能強化反対の意見が出されましたが、NAAは「右肩上がりの需要があるから機能強化が必要」としか答えていません、今、コロナをきっかけに便数は減り、完全に情勢は変わりました。多くの町民は反対同盟が毎月出す同盟ニュースを楽しみに待ってくれています。相川町長の独断と偏見は許さないと3月10日に申し入れ書と処分取り消しを求める審査請求書を提出しました。(別掲)
 太郎良 他の地域ではありえないこと。反対同盟だけにかけられた攻撃ではなく、住民に機能強化反対の声を上げさせないということです。全国で闘う人たちにも知恵と力を借りながら徹底的に抗議していきたい。

政治腐敗に怒る

 ----オリンピックに間に合わせると、すでにA滑走路の運用時間を深夜0時まで1時間延長しています。
 伊藤 昼間の便数は減っているのに、3月11日には23時以降の41分間で11便も飛ばしています。住民のことを考えれば深夜は飛ばさないというのが普通のこと。NAAは口を開けば「住民の気持ちに寄り沿って」と言うが、地域の声なんかは何にも聞いていない。3・28では「元に戻せ!」と声を上げたい。
 太郞良 3・28現地闘争は、市東さんの農地強奪強制執行との闘いと機能強化を許さない闘いを結合させる重要な闘いです。今の政治・経済は本当にひどい状態です。労働者が汗水垂らして働いた税金を湯水のごとく株に投入して、株価を上げ、竹中平蔵のパソナは地方創生を語って金もうけ。労働者はコロナの中で路頭に放り出される。国会では、山田真貴子内閣広報官は辞めたからもう関係ないとか、白を切る。腹立つことだらけで、沖縄米軍基地建設や原発再稼働・汚染水放出、長崎の石木ダム建設などはどんどん進めていく。機能強化もそう。三里塚は、みんなの声を統一して「おかしいものはおかしい」と言ってきた場所です。コロナ下の政治状況において三里塚は先頭で闘う使命を背負っています。
 東峰部落が市東さんの農地取り上げに反対する要望書を裁判所に提出しましたが、地域の共同体でみんなで助け合って生きてきた歴史が三里塚にはあります。それは営々と築かれてきたもので、空港なんてほんのわずかな歴史しかない。
 国や空港会社は、金があれば幸せになると言ったけど、実際は幸せになっていません。
 歴史的につくられた人間の営みを破壊し、自然や畑を収奪して、人を追い出し、コンクリートのがらくたをつくるという未来は破滅しかない。
 三里塚闘争は農民を中心にしながら、労働者・学生・市民とつながり自分たちで価値観をつくり、権力に立ち向かうという歴史を具体的につくってきている。
 伊藤 一言で言えば新自由主義と闘い勝利してきたということなんだけど。われわれ人間の生き方は市東さんのような生き方なんだと。
 太郞良 そこは、市東さんだけじゃなく、伊藤さん自身の生き方でいいんじゃないの。それぞれのものがあるから。

上告理由書提出

 伊藤 「国や行政がやることだから」とあきらめるのではなく、「おかしいことはおかしい」と徹底的に貫くのが反対同盟の真骨頂です。
 ----反対同盟顧問弁護団は3月8日に上告理由書と上告受理申立書を提出しました。いよいよ最高裁決戦が幕を開けようとしています。
 太郞良 市東さんはじめ反対同盟、顧問弁護団が渾身の弁論をして、農地強奪の不当性を完全に明らかにした。にもかかわらず、東京高裁は「強制執行していい」と。本当にろくでもない。こんな司法を許してはならない。われわれは司法に幻想を持っていないし、厳しい裁判になるだろうと思っている。しかし、地元でも農地を守ることは正しいと市東さんを応援し、支持する声が起こっている。しかもコロナ下で、生活が苦しい人たちも、今の政治のあり方や司法に期待するものがない、とことん腐っている。だから、われわれは闘う。みんなで守るべき財産であり、闘いの結晶としての市東さんの農地を何としても守りたい。
 伊藤 高裁判決は本当にデタラメなんだけど、向こう側の強さなのかと言えば、そんなことはありません。みんな今の世の中はおかしいと思っている。深刻な危機の中で、国家・資本は、今の支配を守ろうとしている。危機だからこそ暴力的に市東さんの農地を取りあげる攻撃がきている。これに対して反対同盟は体を張って闘い、勝利できると示したい。
 「自分たちの生活を守る」「権力の横暴を許さない」と死力を尽くした闘いの中で築いてきた三里塚の精神は、社会を変えたいと思っている人々に必ず届くと思います。反対同盟農民だけでなく労働者や市民、学生、全人民の決起が問われているし、そういう課題として市東さんの闘いもあります。三里塚勢力が55年築いてきたもの、切り開いてきたものを、本気になってここで開花させましょう。大署名運動と担保保証金カンパを訴えます。3・28にぜひ集まって下さい。

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担保保証金カンパ集めよう
〈郵便振替〉
 00130―0―562987 三里塚芝山連合空港反対同盟
〈銀行口座〉
 みずほ銀行成田支店 普通預金 2074135 イトウノブハル

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