7・4国鉄集会に結集を 1047名解雇撤回、改憲・戦争止めよう

週刊『三里塚』02頁(1065号01面03)(2021/06/14)


7・4国鉄集会に結集を
 1047名解雇撤回、改憲・戦争止めよう


 国鉄闘争全国運動は7・4全国集会を呼びかけます。コロナ禍が新自由主義の闇を暴き出す一方、改憲・戦争に向けた攻撃が進む中、闘う労働組合の再生が今こそ必要です。多くの仲間のご参加を訴えます。

軍事演習が激化

 コロナ禍で多くの人々が苦しむ中、菅政権は改憲と戦争に向けた攻撃を進めています。改憲に向けた国民投票法と土地利用規制法案は衆院採決が行われ、恐るべき民衆監視と労働運動・市民運動弾圧を可能にするデジタル関連法案は成立しました。一方、5月11~17日には、海上自衛隊による日米豪仏共同訓練(ARC21)の国内演習に仏軍が初めて参加しました。インド太平洋では「中国包囲網」として自衛隊とアメリカ、オーストラリア、インドの共同演習に、フランスやイギリス、ドイツやオランダが艦船を派遣しています。
 また、5月21日には医療法改悪の成立が強行されました。公立・公的病院の再編・統合、病床削減を進め、医師の超長時間労働を容認し、「有事」には強制動員を行おうというものです。コロナ禍で、公立・公的病院の拡充、医師や看護師の増員・労働条件改善こそが必要だとはっきりしたにも関わらずです。

労働運動再生を

 人の命を何とも思わず、ただ利益だけを追求する姿と、改憲・戦争に突き進む姿は同じ問題です。すべての始まりは国鉄分割・民営化でした。この攻撃と対決し抜いてきた1047名解雇撤回闘争は、JRを裁判に引きずり出して解雇撤回をかちとる、「勝利まであと一歩」のところまで来ています。
 JRの職場では、「分割・民営化の完成」に向けた攻撃との対決が続いています。5月26日にはJR東日本が、「現業部門すべての職名を廃止する」「運転士、車掌、駅員の業務を融合し、デスクワークや販売店なども行わせる」という驚くべき内容を発表しました。鉄道業務すべてを「価値がないもの」かのように扱い、おとしめ、分社化・転籍へと駆り立てていく攻撃です。
 画歴史的な攻撃が次々と行われるのは「労組の組織率が低いから」と報じられています。反撃の鍵は職場から闘う労働組合を甦らせることにあるのです。動労千葉は、この分割・民営化型の大攻撃と対決し、労働運動復権に向けた挑戦を開始しています。
 関西地区生コン支部には、労働組合活動そのものを「脅迫」「強要」などといって次々に逮捕するという戦後最大の大弾圧がかけられています。労組の存在そのものを認めないという攻撃です。武委員長に対しては「懲役8年」という殺人罪級の求刑が行われ、7月13日に判決公判が開かれます。反動判決を絶対に許さない闘いには、労働者と労働組合の未来がかかっています。
 今こそ新自由主義を終わらせよう。闘う労働運動の再生をかちとろう。これを目指して私たちは7・4集会を開催します。そして、7・13判決公判への闘いの成功に向けて闘います。集会への結集を心より呼びかけます。(国鉄闘争全国運動事務局 片峯潤一)

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国鉄1047名解雇撤回! 関西生コン支部弾圧粉砕!
国鉄闘争全国運動7・4全国集会
 7月4日(日)午後1時30分 千葉市民会館大ホール
 (千葉市中央区要町1―1、JR千葉駅東口より徒歩7分)

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