全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 強制執行阻止を 仲間を奪還したぞ 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1067号02面03)(2021/07/12)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 強制執行阻止を
 仲間を奪還したぞ
 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

(写真 トウモロコシの選別に励む二川隊長【6日】)


 6月下旬からの長雨で肌寒い日が続いています。体調を崩しやすい時期ですが、畑の野菜は順調に育っています。三里塚の現地では市東さんの畑、萩原さんの畑でもトウモロコシが産直コンテナに入り始めました。ジャガイモや玉ねぎの収穫も進み、畑では秋に向けて作物を作るための準備も含めてやっている状況です。農家としては雨が多いのでなかなか農作業は大変ですが、三里塚現地に駆けつけ、土に触れてください。援農を通して市東さんの畑を守り抜く決意を共に固めていきましょう。
 私は7月4日の国鉄集会と7月3日の討論集会に参加しました。動労千葉は昨年の4月に運転士・車掌の職名が廃止されたことに対し、重大な攻撃と捉えて闘いを構え、反撃を開始していきました。この状況に対し、JRは更に攻撃をエスカレートさせ、5月26日に柔軟な働き方と称して、「鉄道の現業部門すべての職名を廃止する」「駅員と乗務員を同じ職場の所属にして業務を融合する」という提案を行ったのです。これは今まで車掌や運転士をやっていた労働者が修理や点検作業だけでなく、生ものなどの生鮮食品を新幹線で運ぶ仕事など、毎日仕事が変わっていく状況を作り出すものです。この中で動労千葉は、提案が実施されようとしている当該の職場の組合員と一緒になって、JR東日本の御用労組であるCTS労組の委員長と書記長がいる職場で職場代表選挙に勝利しました。
 この動労千葉の闘いと共にあるのが全学連です。5月31日に公安警察による全学連大会襲撃に対する国家賠償請求訴訟での勝利判決をかちとり、その直後に免状不実記載を理由に不当逮捕された学生を7月1日に不起訴で仲間の元に取り戻しました。
 7月3日の討論集会で学生は、「この人たちと共に闘うことでしか新しい社会を作る道筋はない」と確信に満ちた発言をしています。今こそ絶対反対で闘うことが求められています。
 現在、三里塚では4月1日から毎日深夜から早朝にかけて天神峰現闘本部があった南台の畑と家の前の畑、離れ、育苗ハウス、市東さん宅離れを守るために座り込み体制を継続して闘っています。そして芝山や横芝光町に住んでいる騒音下住民に対して7年以上継続している一斉行動も96回を数えました。強制執行を阻止するために是非現地に駆けつけましょう。
 7月11日に向けて全体で取り組める空港反対のメッセージをぶら下げるなどの企画の予定や、オリンピック中止をどうやって訴えるかも含めて考えています。市東さんの農地を守るために援農や現地調査の募集、連帯のメッセージも是非書いてください。6・8最高裁上告棄却決定を弾劾し、強制執行を阻止する陣形を示していきましょう。実力で阻止しよう!

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