大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1075号02面08)(2021/11/08)


大地の響き 投稿コーナー

狭山再審闘争勝利へ
 全学連 戸川健二

 東京高裁・寺尾正二裁判長による無期懲役判決から47カ年の10月31日、全国水平同盟杉並支部と東日本解放共闘が主催し、品川区の南部労政会館で狭山集会が開催されました。(写真
 初めに石川一雄さんの「司法に幻想を抱くことなく、常に理路整然と闘う」との10・31メッセージが紹介されました。続いて、全国水平同盟杉並支部の田中れい子支部長から基調報告がありました。集会当日は衆院選の投開票日でした。選挙結果に依拠せず、全ての怒りを11・7全国労働者総決起集会に総結集しよう!と冒頭に確認しました。さらに、改憲・戦争情勢と一体で早期の再審棄却を狙った策動が進み、狭山闘争は決戦局面を迎えていることが明らかにされました。不屈に闘う石川さんと固く団結して、下山鑑定で大野勝則裁判長の再審棄却攻撃を粉砕し、第3次再審闘争に勝利しようと呼びかけました。
 これを受けて、集会に結集した仲間が次々と発言に立ちました。星野国賠訴訟を闘う星野暁子さんが、共に国家権力を撃つ闘いとして一体で闘う決意を表明。続いて動労千葉やなんぶユニオン、各地の労組交流センターから「闘いの火を絶やさない」「労組として狭山を闘う」と報告・決意が語られました。全学連は同月16〜17日に開催した定期全国大会議案において反差別闘争を改めて位置づけたこと、集会に先立って埼玉の仲間と共に現地調査を実施したことを報告しました。
 「差別と分断の新自由主義を終わらせ、石川さんの再審無罪を勝ち取ろう! 11・7日比谷に総決起しよう!」と、まとめと行動提起があり、団結ガンバローで集会を締めくくりました。

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