汚染水放出反対、核と原発なくそう 3・11反原発福島行動'22へ

週刊『三里塚』02頁(1082号02面01)(2022/02/28)


汚染水放出反対、核と原発なくそう
 3・11反原発福島行動'22へ

(写真 福島県庁前抗議行動【2月10日】)


 東日本大震災と福島原発事故から11年、今年も3・11反原発福島行動が県内で闘われる。岸田政権と東京電力は事故の責任を取るどころか、原発事故汚染水を海洋放出し事故そのものをなかったことにしようとしている。それは、ウクライナや台湾海峡をめぐるキナ臭い事態が次々起こされる中で、日本独自の戦争準備と核武装化を推し進めるためにも避けて通れない激突点となっている。この闘いこそが侵略戦争阻止の帰趨(きかう)を決するだろう。
 全国・全世界の汚染水海洋放出反対の声に焦った国は「原発処理水は安全」などというチラシを全国の学校にばらまき(2月20日付河北新報)キャンペーンに躍起となっている。しかしこれこそが、反対の声がいかに大きく、また、勝利の展望があるかを如実に示しているだろう。もちろん、自動的に勝利することなどない。国・東電の権力に任せた悪辣(あくらつ)な策動を、地元と全国が力を合わせて打ち砕くこと、そこに確信をもって闘いぬくことだけが勝利の道だと確信する。
 福島では、この間1月13日、2月10日と立て続けに放射能汚染水海洋放出反対の福島県庁前行動を闘い、浪江町「希望の牧場」の吉沢正巳さんをはじめ闘う人々や、道行く多くの市民や労働者との合流を勝ち取っている。この闘いの勢いをさらに爆発させて、汚染水海洋放出を阻止し、三里塚・沖縄・広島・長崎と結ぶ反戦・反基地・反核の闘いに勝利しよう。
 先日、東京電力福島第一原発事故で放出された放射性物質により甲状腺がんを発症したとして、事故発生当時6〜16歳で、福島県内に在住していた6人が東電を相手取り、東京地裁に提訴することが報道された。住民が甲状腺がん発症を理由に原発事故の被害を訴える訴訟は初めてだという。彼らの決起を我がものとして、その決起に応えて3・11反原発福島行動22を闘おう。
 集会場は、岸田が参加予定の「復興祈念式」会場の文化センターから500㍍。デモは県庁と自民党県本部前を通るコースで、直接対決だ。
 全国から3・11福島へ、御参加・御賛同よろしくお願いします。共に闘い勝利しましょう!(福島 柳沢幹夫)

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流すな汚染水 とめよう原発
すべての核と原発なくそう
3・11反原発福島行動'22
 3月11日(金)福島市
 信夫山公園野外ステージ(福島市駒山1)
 午後2時 集会開始 
 3時30分 デモ出発
 主催3・11反原発福島行動実行委員会

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