大地の響き 農地死守決戦に立つ 首都圏学生  中岡裕也

週刊『三里塚』02頁(1085号02面07)(2022/04/11)


大地の響き

(写真 現地調査でやぐらから空港を臨む【24日】)

農地死守決戦に立つ
 首都圏学生  中岡裕也

 3・27芝山現地闘争は前芝山町長・相川の会場貸出拒否による三里塚闘争への敵対・言論弾圧を粉砕して闘い取られた。
 昨年より闘争本部は市東氏の農地強奪実力阻止の態勢を敷き、いつでも実力闘争を行う態勢に入っている。まさに三里塚闘争は決戦局面に入っているのだと反対同盟の訴えを聞いても感じた。
 また空港周辺の騒音に対し周辺住民も空港反対の闘いに決起している。三里塚闘争は今まさに労働者・農民・市民の連帯によって闘われているのだ。
  コロナ禍によって「成田空港」の旅客需要は激減し空港は今や「貨物空港」と化している中で、敵である日帝国家権力・空港会社は市東氏の農地強奪になりふりかまわず突撃している。もはやこれ以上の空港機能強化は無意味であるにもかかわらずだ。
 その狙いは「成田空港」の軍事空港化に他ならない。新自由主義が崩壊するこの歴史的局面 において日帝は米帝と結託し対中国反革命侵略戦争に突撃しようとしている。三里塚は「有事」の際の「指定公共機関」に指定されており、戦争拠点の要として存在している。日帝は革命的反戦闘争の最大の拠点である三里塚闘争を解体する事により内乱を「鎮圧」し、同時に自衛隊を三里塚から出兵させることを通し三里塚を対中国反革命侵略戦争への出撃拠点としようとしているのである。敵が徹底して市東氏の農地強奪に執着している核心はここにある。三里塚闘争は「軍事空港粉砕」「徹底非妥協・実力闘争」「反戦・反核・反権力の砦」として闘われてきた。三里塚闘争を先頭に沖縄・佐世保・日本原を始めとした各地の反戦・反基地闘争と連帯して闘おう。
 三里塚の「軍事空港」化と対中国反革命侵略戦争を阻止しよう。戦争策動と一体化した農地強奪攻撃を許さず、農地死守決戦を実力闘争で闘おう。共に闘い、共に勝利しよう!

このエントリーをはてなブックマークに追加