北総の空の下で ウクライナ 世界で「反戦」の声

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週刊『三里塚』02頁(1086号02面07)(2022/04/25)


北総の空の下で
 ウクライナ
 世界で「反戦」の声


 気温が日替わりで乱高下して、春が定まらない3月から4月。産直ケースは葉物やレタスなど青物満載です。青菜はミネラル豊富で血液成分とよく似ています。「青虫になった気分でモリモリ食べてます。おいしいなぁ」とは会員さんの弁。
 のどかな春の畑にいても、携帯ラジオから戦禍を伝える報道が流れてきます。ロシアのウクライナ侵攻は米帝の全面的な介入によって泥沼化しています。1日長引くごとに市民と兵士の命が大量に奪われていくのに、油を注ぐように武器が供与され、核兵器や化学兵器の使用さえとり沙汰されています。当初はプーチンが一方的に仕掛けたように宣伝されましたが、オバマ時代に副大統領だったバイデンが、ウクライナの親欧米派に大量の武器を供与してロシア包囲網を強化してきた事実も見えてきました。しかし日本の国会は対ロシア制裁一色、区議会で反対したのは洞口朋子さんただ1人です。
 イタリアの空港労働者は「人道支援物資」と称する武器・弾薬の積み込みを拒否して反戦デモに立ちました。イギリスの労組は「ロシアも米・NATOもウクライナから手を引け」と声明を出しました。これが世界の労働者の共通の声です。
 米帝は、戦争相手の本命は中国だと表明しました。ウクライナを台湾に置き換えると、戦争が一挙に身近になります。南西諸島を対中国包囲網の最前線基地にするな! 沖縄を再び戦場にしない私たちの決意を5・15で示しましょう。
北里一枝 

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