5・15沖縄闘争に参加して 「戦争絶対阻止」の思い募る三里塚現闘 名護出身 岸本豊和

週刊『三里塚』02頁(1088号02面03)(2022/05/23)


5・15沖縄闘争に参加して
 「戦争絶対阻止」の思い募る
三里塚現闘 名護出身 岸本豊和

(写真 学生を先頭に国際通りをデモ【14日】)

 今回沖縄闘争に参加しようと思ったのは、72年5・15「沖縄返還」から50年の5・15を新たな屈辱の日として闘争を刻むために、そして星野文昭同志が国家権力に殺されてから3年ぶりに決起したかったからです。
 今後、沖縄が米日の中国侵略戦争の戦場になると思い、気を引き締めて沖縄に乗り込みました。しかし、沖縄現地はいつとも変わらぬ戦場の前の静けさでした。それに比べ「改憲・戦争阻止!大行進」の部隊は元気いっぱいで、沖縄情勢を動かしたと思います。
 14日に東村高江テントに激励・カンパに訪れ、地元住民から説明を受けました。現在は工事が完了し、ゲートに入る車両のチェック、ヘリ、オスプレイなど騒音のチェックをしているとのこと。毎日朝8時から午後5時までローテーションを組み、監視活動を粘り強くやっているとのことでした。資料には次のようにあります。同じ思いをする人たちを増やさないため、そして私たち自身の普通の暮らしを取り戻すため活動を続けていきます。命と暮らし、やんばるの自然を守るために、「北部訓練場を撤去し、もとの森に戻すこと」「戦争のない平和な日々を次の世代に残すこと」を掲げ、伝え合い、つながっていく、そしてあきらめないことを力にして訴えを続けていく、と。
 「伝え合い、つながり、あきらめない」ことは、すべての住民運動の原点になるものだと思います。三里塚闘争もしかりです。
 その後、県庁前街宣と国際通りデモを右翼の妨害をはねのけて意気高く貫徹し、夜の集会に合流しました。松本未土同志の基調報告が非常に良かったです。
 5月15日は記念式典弾劾・岸田打倒に向けて沖縄コンベンションセンター前で抗議行動に参加し、「沖縄は絶対に負けないぞ! 沖縄は必ず勝つぞ!」と市民団体と一緒にシュプレヒコールを上げました。三里塚Tシャツを着た仲間の写真が琉球新報にも載りました。夕方は、星野集会に参加しました。
 16日は、朝7時出発で塩川でのダンプの土砂搬入阻止行動を15人くらいと一緒に闘いました。出口での牛歩戦術で阻止する行動に参加。朝8時〜夕方5時まで阻止行動をやっているとのことで、辺野古闘争を支える大きな力になっていると思いました。継続は力なり、連帯は力なりです。帰りは対馬丸記念館に寄って見学し、戦争絶対阻止の思いを強くしました。
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