北総の空の下で 新署名運動 気候変動止める時

投稿日:

週刊『三里塚』02頁(1092号02面05)(2022/07/25)


北総の空の下で
 新署名運動
 気候変動止める時

 梅雨寒から一転、観測史上最速の梅雨明け宣言で6月下旬から乾燥と猛暑にあえぐ日々が続きました。冬の主力作物・里芋の葉が少しずつ枯れていくのを眺めるのは忍びなく、13日からの雨でホッと一息。成田にはなかなか届かなかった雨雲ですが、今回も日本各地で記録的短時間大雨警報が頻発、多くの被害が出ました。温暖化による気候変動は年々増幅する一方で、危機感は次世代を担う若者を中心に運動となって広がっています。
 温暖化による農業危機を実感する私たちも「地球環境の破壊と気候変動をもたらす、すべての空港拡張計画の白紙撤回を求める」新しい署名運動を開始しました。成田空港の拡張と機能強化・市東孝雄さんの農地取り上げはもちろんですが、全国の空港拡張計画と軍事利用にまで言及、反対同盟が温暖化と戦争に反対する旗印を掲げた画期的な署名です。
 戦争は、積み上げてきた努力を一瞬で吹き飛ばす最大の環境破壊です。ウクライナ戦争が始まって約5カ月、制裁のはずだったロシア産燃料不買が世界経済を締め上げ、背に腹は代えられないとEUが原発推進に転換しました。待ってましたと日本が追随、原発は島国日本を吹き飛ばす爆弾だと知らしめた3・11とウクライナ戦争から何を学んだのか?!
 安倍晋三を「悼む」マスコミ報道を冷ややかに見ていた民衆は「国葬」決定に怒りを爆発させました。安倍が目指した軍国日本を葬り、戦争から命を守ろう!
北里一枝
このエントリーをはてなブックマークに追加