大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1092号02面07)(2022/07/25)


大地の響き 投稿コーナー

(写真 樫の木まつりでの一コマ)

(写真 スイカにかじりつく参加者)

実力闘争を甦らせる
 首都圏学生 清石風琴

 7月3日、天神峰樫の木まつりに参加しました。現地ではおいしい豚汁やスイカが振る舞われ歌やリレートークもあり、活気にあふれていて楽しい一日でした。1年前の許しがたい最高裁上告棄却から、今日にいたるまで強制執行を許さず、市東さんの農地を守り続けていることは大きな勝利であり、今年も樫の木まつりに参加できたことを嬉しく思います。
 私たち全学連はこの1年間、7・23五輪開会式粉砕闘争、5・15沖縄闘争、5・22クアッド粉砕闘争と、実力闘争を甦らせていく闘いをしてきましたが、これらの闘いは三里塚闘争と完全に一体のものとしてありました。50年以上、国家や大資本と闘い続け、彼らの反人民的な攻撃を農民、労働者、学生の団結の力で打ち砕き続けてきた三里塚闘争は、今なお階級攻防の最前線であり、私たちこそが戦争を止める力を持っているということを示しています。
 この間、岸田がNATO首脳会合に日本の首相として初めて参加するなど、日本がますます参戦国化していくなかで、成田空港=軍事空港粉砕闘争の重要性と獲得性はますます高まっています。周囲の友人に三里塚闘争のことを語ると、資本・国家権力の攻撃のあまりの横暴さにみんな驚き、怒ります。今こそ、三里塚闘争への決起を反戦闘争としてストレートに訴え、現地闘争や援農に学生たちを組織していきたいと思います。

魂の叫び「農地死守」
 東京 新里人志

 天神峰樫の木まつりに参加しました。
 デモ出発地点の南台の畑に立つと、豊かな土のにおいと感触、すぐ近くを通る飛行機の姿と爆音、学生たちのヘル姿で、あぁ久しぶりに三里塚現地に来たんだなと実感。そして、この畑に来ることができたこと自体に感動。今も農地取り上げの強制執行をさせていないのは、とてもすごいことだと思うのです。市東さんの農民として生きる信念と誇り、そして全国の仲間との団結と「強制執行実力阻止」の臨戦態勢が、国家の暴力をはね返しているのです。三里塚闘争は勝利者として存在しています。
 デモ後に振る舞われた豚汁はとてもおいしかったです。やはり三里塚野菜は最高です。多くの方々のアピールのほかにも、スイカあり音楽あり抽選会あり、楽しいまつりになりました。エレクトリックベースギターを携えて登場した萩原さんには驚きました。ラモーンズやザ・ブルーハーツを思わせる魂の叫びにしびれました。また聞きたいので、次回も参加したいです。それには農地を守りぬかなければ。そして何といっても市東さんの決意表明がかっこよかった。普段からの団結を大事にする、沖縄・三里塚・福島を一つの闘いとして最後まで闘うとの覚悟にぐっときました。
 国策である軍事空港建設を実力で止めてきた三里塚闘争は、中国侵略戦争を止める砦であるし、生き抜くために闘う青年・学生の希望でもあります。「農地死守」は受け身ではなく、自分たちの未来をつかみ取っていく積極的闘いです。
 これからもともに闘っていきます。

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