9・23―27 安倍国葬に怒りのデモ 全学連先頭に「武道館へ!」

週刊『三里塚』02頁(1097号01面02)(2022/10/10)


9・23―27
 安倍国葬に怒りのデモ
 全学連先頭に「武道館へ!」


 9月23日、改憲・戦争阻止!大行進が主催する安倍国葬粉砕集会とデモに、全国から850人が集まった。
 呼びかけ人の森川文人弁護士は基調報告で、昨年秋から米軍と自衛隊が空前の規模での軍事演習を行い、中国への軍事挑発を繰り返していることを弾劾した。さらに、「自衛戦争」と言われた沖縄戦で軍隊は住民を守るどころか動員し、20万人を犠牲にし、支配層だけを守ったと指摘。安倍国葬の狙いである戦争動員を拒否し、自国政府打倒を呼びかけた。
 全学連の赤嶺知晃委員長は、アメリカ帝国主義の危機が戦争の元凶であり、そこからの突破をかけて対中国侵略戦争、核戦争を構えていると喝破し、反帝国主義・反スターリン主義・世界革命の立場から全世界の労働者民衆とスクラムを組み実力で闘う決意を示した。
 大行進呼びかけ3労組は、戦時型労組弾圧に屈することなく闘う決意を表明し、11・6集会への大結集を呼びかけた。
 洞口朋子杉並区議は、自民党・二階の「黙って見送れ」発言の先に「黙って戦争に行け」があるとし、「私たちは絶対に黙らない。反動・誹謗(ひぼう)中傷に絶対に負けない」と力強く宣言した。
 高山俊吉弁護士は行動こそが求められている、岸田政権を徹底的に叩きのめそうと訴えた。
 デモでは全学連と青年のスクラムデモが圧倒的注目を浴びた。
 9月27日の国葬当日、スクラムデモを先頭とした600人のデモ隊が靖国通りを進撃し武道館に肉薄した。その後、約300人が2時間にわたって九段下交差点を占拠して抗議。戦争国家化のための国葬をズタズタに蹂躙(じゅうりん)し、その狙いを粉砕した。
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