決戦本部のアピール(ニュース第25号より) 座り込みに参加しよう

週刊『三里塚』02頁(1102号01面02)(2022/12/26)


決戦本部のアピール(ニュース第25号より)
 座り込みに参加しよう


●強制執行許すな!
 10月18日、空港会社は市東さん農地と反対同盟が所有する看板・やぐらなどの強制執行手続きを行ってきました。
 現在、手続きは反対同盟顧問弁護団による抗告が行われており、12月8日にその手続きが終了しました。すなわち、本日から決戦です。
●生活破壊弾劾!
 市東さんへの強制執行対象物は車庫、農機具置き場、ビニールハウス等の営農器具と南台の畑の一部です。同時に反対同盟所有物である看板やヤグラも強制執行の対象になっています。強制執行は、まさに営農そのものを破壊する行為です。
 私たちは一人の農民に対して、国家暴力をもって叩き出そうという暴挙を絶対に許せません!
●NAAには権利も理由もない!
 NAAは前地主から耕作者である市東さんに隠したまま土地を買収しました。そして市東さんを「不法耕作者」と蔑(さげす)み農地を強奪しようとしています。
 またこのNAAがこの時期に強制執行する正当な理由は一切ありません。NAAが市東さんからの畑を奪うことができる畑は、への字型に曲がっている飛行機の誘導路がすこし緩やかになるだけのものです。ましてや成田空港の需要も下がっているのが現状です。
 ではなぜNAAは強制執行を行うのか? 考えられる理由はただ一つ。空港反対運動をつぶすためです。空港拡張に伴う騒音地域住民の運動拡大、空港敷地内に存在する農家と畑に対する恫喝(どうかつ)以外のなにものでもありません!
●岸田政権打倒!
 またより広い視野でみれば、成田空港が原発の再稼働やダム建設、リニア新幹線建設と同様の「右肩上がり」の思想であること。また、民間空港が改憲や戦争策動と連動した軍事利用を目的とした代物であること。
 岸田政権の路線に真っ向から敵対するのが空港反対運動です。実際、空港反対を闘う勢力は安倍国葬反対の街頭デモを闘いました。さらに、警備上の問題としても来年G7広島サミットまでに問題の決着をねらっているのは明らかです。
 空港反対運動をつぶすこと、これが政府そしてNAAの主目的です。
 決戦本部は強制執行を実力で阻止します!
 決戦本部は千葉地裁が強制執行の授権決定を行って以降、24時間の座り込み態勢で闘っています。この闘いに多くの人々が参加し、座り込みの人数は日を追うごとに増えていっています。
 私たちは多くの仲間が現場にかけつけることが強制執行と闘うことだと考えます。つまり、より多くの人々が天神峰に集まること、そのことこそが、国家権力に対する大きな反撃の力であると確信しています。
●私たちは「本気(マジ)だ」! 国家権力と闘いたい人は集まれ!
 かつて生活道路を封鎖することに抗議して不当逮捕された市東さんは、「俺たちは本気(マジ)だ!」と獄中からアピールしました。
 そう、私たちは「本気(マジ)」です。であるからこそ、国家権力に対して怒りや違和感を持っている全国の人々に呼び掛けます。国家権力と闘うということを実感したいのなら天神峰でともに闘おう! 「本気(マジ)」の生き方に触れたいのなら天神峰で仲間になろう!
 12月天神峰決戦に参集しよう! 年内強制執行阻止決戦に勝利しよう!

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