北総の空の下で 乾杯の音頭 「来るなら来い!」

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週刊『三里塚』02頁(1104号02面06)(2023/01/23)


北総の空の下で
 乾杯の音頭
 「来るなら来い!」


 反対同盟が「旗開きは市東さんの農地で盛大にやろう」と決めた時は、無理だろうと思いました。それだけに1月8日、年末の激戦を闘いぬいて守りきった畑に集う解放感と青空の広さを胸に刻みました。もちろん空港会社が執行をあきらめた訳ではないのですが、市東孝雄さんが「来るなら来いという気持ちで皆さんとともに明るく楽しく闘っていきたい」と乾杯の音頭を取ったことが勝利の全てです。私自身「来るなら来い」の境地に至るまで時間がかかりました。強制執行阻止決戦を実力で闘うこと、その地平の上で市東さんの営農再建に尽力すること――そうやって三里塚は50年以上国策を阻止してきたのです。
 米政府と一体の政策研究所が中国の「台湾侵攻」を想定した机上演習を公表しました。 「中国との戦争は近年にない死傷者が出るから、日本を最重要同盟国として戦争準備を開始せよ」という内容です。「1日当たりの死者140人は第2次大戦に迫る」「嘉手納基地には日米の機体の残骸、負傷者・数百人、仮設の墓地...」等々。「軍用機をミサイル攻撃から守るには民間空港に分散する必要があり、地元の政治的反対が阻害の可能性」とは、三里塚闘争を潰せというに等しい提言です。
 ウクライナ国内で反戦の声を上げる労働者戦線が存在すること、ドイツ世論の半数が最強戦車供与と戦線拡大に反対していることなど、ほとんど報道されないことの中にこそ三里塚が連帯すべき仲間がいます。
北里一枝

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