戦争絶対反対、成田軍事空港を粉砕しよう 三里塚には新しい社会を作る力がある 「農地死守!」仲間と共に闘って 全学連副委員長 矢嶋 尋

週刊『三里塚』02頁(1106号02面01)(2023/02/27)


戦争絶対反対、成田軍事空港を粉砕しよう
 三里塚には新しい社会を作る力がある
 「農地死守!」仲間と共に闘って
 全学連副委員長 矢嶋 尋

(写真 女子学生を先頭に機動隊暴力と徹底的に闘い抜いた)

(写真 2学友が上に乗る看板下でスクラムを組んで機動隊と対峙)

(写真 機動隊の阻止線を破り笑顔で手招きする矢嶋副委員長)


 2・15三里塚決戦を全学連は反対同盟と共に闘いました。
 「あす強制執行が来るかもしれない」と仲間が学生の会議室に飛び込んで伝えてきたのは、14日の夜9時過ぎのことでした。その場にいた全員がすぐに覚悟を決めワゴン車で現地へ急行しました。報せを聞いた関西の仲間も徹夜で高速を飛ばして駆けつけました。
 私たちが現地に着くとすでに多くの支援者が到着しており、深夜3時から緊急集会が行われました。学生から長年闘ってきた人までがそれぞれの三里塚闘争に対する思いを語り、強制執行を迎え撃つ覚悟を全員で固めた熱い意思一致でした。
 夜が明け電車の動く時間になると平日にもかかわらずどんどん支援の人数が増えていきました。14日から16日にかけての闘いで合計すれば数百人が天神峰農地に駆け付けたのではないでしょうか。SNS上でも現地に来られない多くの人々が三里塚に思いを寄せていて、三里塚闘争の築き上げた陣形の大きさを改めて実感しました。

阻止線を突破

 15日の日暮れ、15日中の強制執行攻撃を跳ね返せたかと思った矢先に、NHKが「今夜強制執行」と報じているとのニュースが飛び込んできました。国家権力は夜になってから盾や警棒を持った何百という機動隊、重機、放水車をもって市東さんの農地を強奪しにやって来たのです! 襲撃を知らせる仲間の笛が鳴り響き、一瞬のうちに数百人の機動隊が団結街道になだれ込みました。私は団結街道と市東さんの敷地の間で仲間たちとスクラムを組んで機動隊の侵入を阻止しました。対峙する機動隊員は、自ら暴力的襲撃をしておきながら、私たちに向かって「押さないでください」「危ないですよ」「けがしますよ」などと絶叫。国策のために農地を強奪し、それに反対するものを暴力でねじ伏せるという国家権力・ブルジョアジーによる「治安維持」のなんと欺まん的なことか。団結街道で攻防していた私たちは1〜2時間ほどで、十数人がかりで四肢を掴まれて強制排除されました。機動隊は「女性は女性隊員が排除します」などと大宣伝していましたが、全くの大嘘です。私は強制排除されながら、何人もの男機動隊員の急所に唯物論的打撃を与えました。
 激闘は朝まで続きました。私たちは12時間以上にわたって抵抗し、農地にしがみつき、機動隊の阻止線を何度も団結して実力で破りました。数百人規模の機動隊は10時間以上もまともにジャバラ(バリケード)を張ることすらできていませんでした。看板(やぐら)と離れの屋根の仲間は高所作業車が導入されて強制排除されるまで極寒の中長時間にわたって闘い続けました。NAA田村社長のいう「円滑かつ確実」な強制執行などというシナリオをズタズタに引き裂きました。
 三里塚闘争は当初から「成田軍事空港反対」を掲げて半世紀以上にわたって闘われてきました。この正しさは、今の中国侵略戦争の中でますます証明されています。昨年末に浜田防衛相が沖縄の下地島空港と成田空港の軍事利用について具体的に言及し、今年に入ってからは米シンクタンク・CSISの報告書が「地元の反対運動」をつぶし、「米日が民間の国際空港を利用できるように動く必要がある」と言っています。ここから明らかなように、今回の強制執行は成田の軍事空港化に向けて戦争絶対反対の闘いをつぶすものです。
 私たちはこれと真っ向から立ち向かい、反戦運動つぶしという敵の狙いを粉々に打ち砕き、むしろ運動と団結の拡大という大前進を勝ち取りました。出会って間もない学生や、遠方の仲間も即座に現地に集まりました。

団結一層固め

 現地に行けなかった人や、この決戦で三里塚闘争を知った多くの人々が、私たちと同じように怒り悔しがり、この思いは階級の中に蓄積されています。13時間近くにわたって農地にしがみついた私たちの闘いに感動した見ず知らずの学生から「全学連とともに闘いたい」という連絡が届いています。
 本当に今三里塚の闘いが燎原(りょうげん)の火のように広がっています。向こうが運動を潰そうとすればするほど団結が拡大していく。この中にこそ、戦争を実際に止め、新しい社会を作っていく力があるという確信を、私たちはさらに深めました。
 不当逮捕された3人の仲間を一刻も早く取り戻し、三里塚のような闘いを首都の中心でも巻き起こし、中国侵略戦争阻止、日帝打倒を勝ち取りましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加