北総の空の下で 洞口支持訴え 戦場に武器送るな

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週刊『三里塚』02頁(1110号02面06)(2023/04/27)


北総の空の下で
 洞口支持訴え
 戦場に武器送るな


 乾燥と強風が続いた4月前半、待ちわびた15日の雨でしたが、翌日に雷雨と霰(あられ)があり、変動が大きい気候に不安を禁じ得ない春の日々です。とは言え雨で作物が瑞々しさを取り戻し、一段と新緑が映える季節、市東孝雄さんの営農再建も進み、農作業に打ち込める環境が整いつつあります。作付けと出荷作業の合間を縫って市東さんではじゃが芋、萩原さんでは人参の草取り真最中。取り遅れると作物の出来に影響するため、草取りといえど待ったなしの真剣勝負です。
 戦争を止めるために2期目に挑戦している洞口朋子さんの選挙も待ったなしの最終盤です。私は草取りの傍ら電話名簿で支持を訴えました。留守電には
「ロシアもNATOもウクライナから手を引け」の主張を入れました。アメリカを中心とする西側諸国とウクライナに全ての正義があるかのような報道に疑問を持つ市民は多いはず、なのに立民も日共も、自民・維新と一体でロシアを攻撃するのみです。アメリカでもロシアでも、この戦争で巨利を手にしたのは武器資本であり、ウクライナ兵1万以上、ロシア兵4万以上が、命を落としたと言われます。武器はエスカレートし、ついに劣化ウラン弾まで! 「武器を送るな」を掲げた労働者のデモが、数万規模でヨーロッパを席巻しています。中国・台湾が戦場になれば日本は前線基地になり、命の危険にさらされるのは私でありあなたであり、私たちの身近な人たちです。
北里一枝
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