北総の空の下で G7サミット 広島での戦争会議

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週刊『三里塚』02頁(1112号02面06)(2023/05/22)


北総の空の下で
 G7サミット
 広島での戦争会議


 5月19日広島でG7サミット開幕。各紙一面で原爆慰霊碑前に並ぶ各国首脳の写真を掲載しました。朝日・毎日・東京は現実を見ない希望にすぎない「核なき世界への一歩」と報じ、読売・産経は「ロシアの核威嚇」とあおりました。岸田は「歴史を画するサミット」と称して一挙に日本の軍事化を進めようとしています。G7は、参加国が対露全面戦争と中国包囲網で結束する戦争会議です。当事国のゼレンスキーが直接アジることで武器供与の歯止めさえ取っ払おうとしているのです。世界の核弾頭の9割は米ロが所有しています。「ロシアの核は悪でアメリカの核は抑止力としての必要悪」なのか!? ヒロシマ・ナガサキの原爆は「戦争を終わらせるために必要だった」論を受け入れるのか!? 湾岸戦争でアメリカが使いイギリスがウクライナに供与した劣化ウラン弾を戦術核兵器として認めるのか!? 広島で闘われたG7弾劾の実力デモこそ私たちの回答です。
 日本各地で地震が頻発した5月、異例の真夏日あり強風あり、それでも畑は実りの季節を迎えて活気があります。近年不作が続いたスナップエンドウが今年大豊作で、ピーク時の収穫作業は1日がかり。こんな時に2月強制執行実力阻止を闘い援農の軸になっている現闘2名が逮捕されたのですから大わらわでした。2月決戦に勝利したからこそ同じことはさせないというサミットの予防弾圧です。確信をもってこの道を進もう。
北里一枝
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