8・6広島に集まろう 核戦争阻止、岸田倒せ 全学連副委員長 太田蒼真さんのアピール

週刊『三里塚』02頁(1116号01面01)(2023/07/24)


8・6広島に集まろう
 核戦争阻止、岸田倒せ
 全学連副委員長 太田蒼真さんのアピール

(写真 おおた・そうまさん 広島大学総合科学部 全学連副委員長)

(写真 自治体労働者が広島でデモ【17日】)


 今年の8・6広島をめぐる攻防は世界核戦争への道を許すのか否かの歴史的決戦だ。岸田は5月G7広島サミットで自らが主導し、採択した「広島ビジョン」(核保有と核による威嚇を正当化)の現実化に向けて平和記念式典に乗り込んでくる。被爆者をはじめとした核廃絶の思いを踏みにじる岸田を断じて許すことはできない。式典主催者の松井一實広島市長は、日米帝国主義の戦争責任、原爆投下責任をあいまいにする平和記念公園とパールハーバー国立記念公園との姉妹協定を締結し、「広島ビジョン実現の第一歩」とうそぶいた。今こそ侵略戦争と原爆投下の元凶である帝国主義を打倒する反戦闘争・実力闘争に立ち上がる時だ。「反戦の砦=三里塚」を先頭に原爆ドーム前を埋める1000人の隊列で岸田を広島からたたき出そう。広島サミット弾圧を粉砕し、今夏8・6広島闘争の先頭に立って闘う全学連副委員長の太田蒼真さんに、結集に向けたアピールをいただいた。

 全国各地で闘う仲間のみなさん、5月広島サミット=戦争会議粉砕の地平を引き継ぎ、岸田打倒の8・6ヒロシマへの大結集を訴えます!
 多くの被爆者が口々に「サミットは失敗だった」と怒っています。私は日米首脳会談の会場を直撃するサミット粉砕デモの過程で「公務執行妨害」でっちあげで逮捕されましたが、戦争会議への怒りが警察署を連日包囲するなかで奪還されました。2万4千人の厳戒警備体制で被爆地ヒロシマの反戦反核の怒りと闘いを踏みにじり、戦争に突進するという岸田政権の狙いは、われわれのサミット粉砕闘争と日本労働者階級の怒りによってズタボロに砕かれたのです。
 岸田政権、松井市政、越智光夫広島大学学長などサミット推進勢力は、サミットの意義を強調し、核賛美の「広島ビジョン」を素晴らしいものかのように鼓吹しています。しかしそんなペテンは通用しない。むしろサミットの狙いを暴かれ、被爆者の怒りによって追い詰められているのは岸田政権です。警察権力は取り調べの際に毎回「疲弊している」「もう来ないでくれ」と吐露し、検察官に至っては「G7は核をなくす気がないよね」とまで漏らしています。岸田政権は労働者・学生の怒りに直撃されてフラフラの状態です。
 追い詰められた戦争屋たちはますます凶暴に戦争へと突き進もうとしています。岸田は「広島ビジョン」を片手に国会で反動立法を続々成立させ、NATO会議出席をもってウクライナ戦争への本格的参戦を準備しています。国会は総翼賛の体を成し、日本共産党などの既成「左派」は自国の戦争に反対することすら投げ棄てています。連合は「雇用」のためだとうそぶきながら原発推進の側に回っています。

革命が必要だ

 サミットを通して岸田政権は、被爆者を先頭に労働者階級が70年以上にわたって訴え続けてきた反戦反核の中身をねじ曲げ、自国の「防衛」戦争と「抑止」としての核に被爆地の太鼓判を押すことを狙っていましたが、今夏8・6ヒロシマでそれがまさにもう一段問われているのです。
 祖国防衛と核の傘の大合唱のもとでウクライナ戦争に参戦し中国への侵略戦争に乗り出すか、戦争によってしか延命できない腐りきった資本主義社会を根本からひっくり返すか、まさに戦争か革命かが問われています。ヒロシマから核と戦争を認めることなど絶対にできません。
 「広島ビジョン」を掲げて戦争を準備する岸田に怒りの声をたたきつけましょう。戦争を止める闘いに立ちましょう!

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広島ビジョンとは

 正式名称は「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」(5月19日採択)。「我々の安全保障政策は、核兵器は、それが存在する限りにおいて、防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止し、並びに戦争および威圧を防止すべきとの理解に基づいている」とG7の核兵器の保有を正当化し、その「有用性」を確認。他方でロシアや中国、北朝鮮、イランに対して「核兵器の使用の威嚇、ましてや......核兵器のいかなる使用も許されない」と非難した。被爆地ヒロシマでの採択は、被爆者を先頭とした核廃絶の願いを踏みにじり、反戦反核闘争を壊滅させ、新たな核戦争に突き進む宣言に他ならない。

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