大坂さんを保釈せよ 東京拘置所を包囲しデモ

週刊『三里塚』02頁(1116号02面01)(2023/07/24)


大坂さんを保釈せよ
 東京拘置所を包囲しデモ

(写真 大坂正明さん)

(写真 大坂さんの保釈を!東拘包囲デモ【7月9日】)


 1971年11・14渋谷暴動闘争でのでっちあげ殺人罪で大坂正明同志が6年を超えて勾留されている東京拘置所に対し7月9日、5回目となるデモが東京労組交流センターと大坂救援会の共催で闘われた。三里塚からは、現地闘争本部がのぼりをもって参加した。
 デモに先立ち東京拘置所正門に隣接する小菅万葉公園に80人が集まり、大坂同志の保釈奪還を訴えた。集会は、「外の皆さんの絶対反戦の闘いに期待しています」という大坂同志のメッセージの紹介で始まった。主催者を代表し、東京労組交流センターの山口弘宣代表が「大坂さんの訴えに応え、G7粉砕闘争の地平を発展させ、8・6広島―8・9長崎の闘いを爆発させ、大坂さんを取り戻そう」と訴えた。大坂救援会の小泉義秀事務局長は「闘いは終盤。弁護団が保釈請求を行った。裁判を通じ、大坂さんの無実はどんどん明らかになっている。要望書を集め、大坂さんの保釈を勝ち取ろう」と訴えた。
 星野暁子さん、婦人民主クラブ全国協議会の三浦正子代表、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会で元被告の板垣宏さん、東京労組交流センター各地区からの発言が続いた。すべての発言者が大坂同志との面会を報告し、「大坂さんは優しい笑顔で現れた。労働者人民の闘いに期待している。これに応えよう」と語った。最後に全学連が、星野文昭同志・大坂同志らが闘った渋谷暴動を引き継ぐ実力闘争の爆発で中国侵略戦争を阻止すると決意表明した。
 炎天下、獄壁を打ち破るような意気高いデモで東京拘置所を一周し、獄中の大坂さんに激励の声を届けた。

保釈要望署名を集めよう!

 大坂正明さん救援会は、「大坂正明さんの保釈を求めます」という要望書への署名を呼びかけている。大坂同志は無実だ。46年もの指名手配と6年を超える拘留は、71年沖縄返還協定批准阻止渋谷闘争(機動隊1人死亡)への報復のためだ。
 大坂さんを有罪にする客観的証拠は全くない。検察官はデモ参加学生の違法な取り調べによる供述だけである。先日終了した検察側調べは、この供述がでっち上げられたことを暴露した。大坂裁判は、勝利的に闘われている。一日も早い保釈を勝ち取ろう。

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