大地の響き 投稿コーナー

投稿日:

週刊『三里塚』02頁(1118号02面09)(2023/08/28)


大地の響き 投稿コーナー

「38億人の団結」に共感
 三里塚現闘 松浦広見

 関東大震災から100年の8月11日、「新しい戦前」を突き破れ!を掲げた労働者市民の集い(写真)に参加しました。泥沼化するウクライナ戦争のただ中だからこそ、反戦の実践がシンプルに問われる集会です。毎年開会のあいさつをしてきた葉山岳夫弁護士の遺志を継いで、今年は高山俊吉弁護士が口火を切りました。「戦争反対は推進者でも語る。戦争を絶対に許さない力をどう作っていくか、今日をそのスタートにしよう」
 基調提起は、森川文人弁護士。「関東大震災での朝鮮人・中国人虐殺から100年の今年、この虐殺を今一度、階級闘争の問題、内乱の可能性の問題として光を当てよう。自国政府を打倒する闘いで、労働者階級は世界の労働者と連帯して革命へ」と訴えました。
 8・15集会と言えば、松元ヒロさんのコント。私もそれが見たくて参加している一人です。テレビに呼ばれない反体制芸人を自認するヒロさんの熱演は、「戦う覚悟が求められている」と台湾に行ってぶち上げた麻生太郎の物まねから始まりました。客席に向かって「私は行きませんけどね。戦争に行くのは皆さん方です」。今年のベースはライフワークの『憲法君』を卒業して資本論へ。NHK新書『ゼロからの資本論』を読み込んで、緩急織り交ぜたトークを繰り出します。神宮外苑伐採問題では「森はコモン、みんなの共有財産です。二酸化炭素を吸収して酸素を出してくれるんです。それを私物化して金儲けに使おうとしている」。「光合成があれば天皇制はいらない」の落ちに大喝采。「世界のトップ26人が持つ富は38億人の富とイコール。38億が団結しよう!」で締めくくりました。
 この他、在日ビルマ市民労働組合、動労千葉の関道利委員長、全学連の神野豊典副委員長から決意が語られました。

このエントリーをはてなブックマークに追加