10・8全国集会成田市赤坂公園へ 三里塚反対同盟のアピール 市東さんの南台農地守りぬこう 成田軍事空港粉砕、岸田倒せ!

週刊『三里塚』02頁(1120号01面01)(2023/09/25)


10・8全国集会成田市赤坂公園へ
 三里塚反対同盟のアピール
 市東さんの南台農地守りぬこう
 成田軍事空港粉砕、岸田倒せ!

(写真 昨年の10・9全国集会後の成田ニュータウンデモ。反対同盟を先頭に市東さんの農地死守を訴えた)


 米バイデン政権はウクライナへのさらなる支援の継続・拡大で戦争を長期化させロシアを弱体化させつつ、中国侵略戦争の準備を急ピッチで進めている。岸田政権は、キャンプ・デービッドでの日米韓合意=軍事同盟の実現に向け、大軍拡にのめり込んでいる。8月25日には、「台湾有事」のための空港・港湾の整備・拡充を指示。さらに「平時から円滑に空港・港湾等の利用ができるよう、インフラ管理者との間で『円滑な利用に関する枠組み』を設ける」として反戦・反基地運動の壊滅を狙っている。三里塚芝山連合空港反対同盟は反戦の砦としての気概に燃え10・8三里塚全国集会への結集を呼びかけている。市東さんの南台農地死守、軍事空港粉砕、機能強化阻止、岸田政権打倒へ共に闘おう。反対同盟事務局3氏から結集アピールをいただいた。

耕作権裁判必ず勝つ
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 日ごろからのみなさんのご支援に感謝しています。
 2月15日の夜、成田空港会社(NAA)と国・警察は私が耕してきた天神峰農地に強制執行をかけ、畑をつぶし、作業場、ビニールハウス、農機具小屋、離れ、そして反対同盟のやぐら、看板など一切を破壊し、私の農業に必要なものを奪っていきました。以前から農民にとって農地は命であると言ってきましたが、私にとっては命の一部を奪われたようなこの暴挙を、許すことはできません。
 しかしここで立ち止まっているわけにはいきません。闘いの第2ラウンドはすでに始まっています。
 新たにビニールハウス、ユニットハウスなどを建て、農業の再建を着実に進めています。
 天神峰農地だった場所は今高い鉄板で囲われていますが、NAAは別にそこに何かを造るでもなく、そのまま放置しています。空港にとってあの土地を取ることに、何か緊急性・必要性があったわけでもなく、私の意思をくじいて追い出すために行われた強制執行だったということです。
 私は自分の生き方を変えるつもりはありません。祖父の代から受け継いだ農業をできるだけ守り、反対同盟の「空港絶対反対・農地死守」で闘っていきたいと思います。
 私の南台農地をめぐる耕作権裁判が大きな山場に差しかかっています。私のおやじに黙って底地を買収した上、私に不法耕作者の汚名を着せているのがNAAですが、本当なら自分から証拠として出すべき文書を一切隠し、「担当者が死んだからわからない」などとしらを切っています。こんなことは絶対に許されません。
 耕作権裁判には必ず勝つ意気込みでのぞみます。
 戦争と軍事空港に反対し、農民の権利を守り、動労千葉、関西生コン支部などとの労農連帯を守り、国策と闘う沖縄・福島と三里塚は一つの闘いとして進みます。機動隊の暴力と体を張って闘ってくれた学生や市民のみなさんと団結して闘い抜きます。
 10・8全国集会でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

今度こそ執行阻もう
 敷地内東峰 萩原富夫さん

 三里塚反対同盟は昨年から「市東さんの天神峰農地への強制執行阻止」の決戦を呼びかけ、そして2月に現実に敵の卑劣な夜襲を迎え撃ち、体を張って闘いました。
 その場にいた全学連、労働者、現闘の方々、全国から駆けつけてくれたみなさんで酷寒の中で夜通しの実力闘争をやりぬいてくれました。感謝しかありません。それでも率直に言って人数が足りず、結果として実際に執行を止めることができなかった。
 国家権力が軍事空港建設のために市東さんの農地を奪うその本番中の本番の闘いに、なぜそれにふさわしい人数を集められなかったのか。たとえば200人以上いたら、その人の厚みで機動隊を押し返し、少なくともその日の執行を中止に追い込めたかもしれない。そう思うと率直に悔しいです。
 もちろんそれは、私たち反対同盟のかまえとして、「今この場にすべてを投げ打って駆けつけ、戦争を絶対に阻止する決意で敵に対し『内乱』をたたきつけてほしい」、そういう決起を訴えきれたか、覚悟を伝えきれたか、そこが私自身の問題としてあいまいさがあったのではないかと反省しています。
 次は南台農地が焦点です。まず耕作権裁判に絶対勝つ、その決意で裁判の傍聴に来ていただきたい。本当なら市東さんを「不法耕作者」にでっち上げるこんな訴え自体が棄却されて当然です。
 そして今度こそは、南台農地への強制執行を絶対に許さない、何をおいても全力で集まるという固い決意を、10・8集会で共有したいと思います。
 「新しい成田空港」構想などというのが出されて、これまで継ぎ足しで作られてきた空港の構造的欠陥が露呈してきました。表立って軍事空港化という話は出ていないが、機能強化で滑走路を増やし、鉄道、道路などの交通アクセスも整備し、有事に兵站(へいたん)基地として使うことをもくろんでいるのは明らかです。絶対に許してはなりません。
 岸田政権は「食料安全保障」を叫んで、いざ戦争となったら農家に主要穀物の作付けを強制しようなどとたくらんでいるようだが、とんでもないことです。日本農業が、後継者が育たず将来の見通しも立たない深刻な危機にある今、都合よく戦争動員だけは行おうというのか。
 農家自身が今こそ「戦争反対」の声をあげて反撃の先頭に立つべ時です。
 あらためて軍事空港阻止、農地死守の決意を込めて、10・8成田市赤坂公園に全力での結集をお願いします!

実力闘争に確信持ち
 事務局員 伊藤信晴さん

 今思うことは、市東さんの南台農地死守の闘いを徹底的に闘うと同時に、「もう一つの空港をつくる」に等しい機能強化攻撃の大きさについて本格的に向き合おうと呼びかけたいですね。
 福島第一原発の汚染水海洋放出にしても、沖縄の最高裁判決にしても、本当に越えてはいけないような一線を越えて、暴力的に襲いかかってきています。三里塚でももう一つ新しい空港をつくるという敵の暴力性を見すえて闘いを組織していかなければなりません。
 こうした攻撃に勝つためには、たとえ苦しかろうとも巨大な反戦闘争の爆発以外にありません。私たち反対同盟もその一翼を必ず担いきります。
 全学連大会でも訴えさせてもらいましたが、われわれが確信も固く実力で闘えば必ず民衆の心はつかめます。どれだけ既成事実が積み重ねられようとも絶対反対の実力闘争こそが時代を動かす力です。10・8に大結集し、共にがんばりましょう。
(2面に全学連大会での連帯アピール)

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