新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 耕作権裁判勝利を 駅頭宣伝に好反応 三里塚現地闘争本部員 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1123号02面02)(2023/11/13)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 耕作権裁判勝利を
 駅頭宣伝に好反応
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 G7外相会議に怒りのデモ G7外相会議を弾劾する新宿デモが11月7日、大行進東京の主催で行われ、220人が結集した)

 11月に入り、寒くなるかと思いきや一転、暑い気温が続きます。20度以上が続き、暖かく感じる気候でした。野菜にとっても冬野菜の生育が早くなるので、野菜の出荷状況も品目が多くなります。このあとに待ち受ける落花生の脱穀や玉ねぎの移植などにも追われます。是非、援農に来てください。
 この間の自分のやって来たことを紹介したいと思います。現闘の同志を中心に京成成田駅前で11月集会の宣伝と署名集め、チケット売りを継続しています。新しい英語のビラと「ガザ侵攻やめろ」のビラと最新の情勢が書かれた自作のビラを帳合して、150枚以上が駅頭で受け取られています。時間帯も夕方から夜までだったり、昼過ぎから夕方までだったりと人通りに違いがあるにもかかわらず、毎回反応が良いと感じます。
 話になった人で今年から技能実習生として日本に来た外国の方は、訴えを聞いて「戦争反対は大事ですね」と言ってチケットを友人の分まで買ってくれ、さらに広めようとしていました。
 外国人観光客の好反応に触発されて、日本人もビラを受け取って読んでいるなと思います。
 少し前だったら「またやってる」という反応で、正直受け取りは良くなかったのですが、5人ほどやってビラがどんどん受け取られていきます。「ガザ侵攻やめろ、世界戦争とめよう」「虐殺に加担する岸田政権を倒そう」と訴えると、「そうだよね」という納得する反応ばかりです。
 話になる人が多く、10分以上話し込んだりして、全体的にも街宣によって11月集会に向けた組織化は成功していると感じます。
 千葉の反戦集会とデモでも大注目されました。その前の汚染水海洋放出反対の駅頭街宣では、アラブ系の人が現闘の人と話になったりしていました。戦争をとめるための国際連帯が実際に必要だし、求められていると感じます。
 三里塚の闘いはその根幹をなす闘いです。団結街道裁判では、廃道の責任者である小泉一成成田市長の証人採用が、前回7月の裁判でついに決定しました。被告成田市は、「ビデオリンクでの尋問」などと言い出していますが、小泉市長が直接法廷に立てない理由などありません。証言の日取りはこれから決まります。ぜひ法廷でその責任を徹底追及し、追い詰めていきましょう。
 耕作権裁判では、成田空港会社(NAA)の提出した「同意書」「境界確認書」によって賃借地の位置を特定することはできないと齊藤顕裁判長が明言しました。
 重大な勝利です。裁判の最も主要な争点である同意書、境界確認書の信用性、証拠価値について、裁判長が「ない」と認めたのです。
 市東さんの耕作地を特定するために、NAAが唯一のよりどころにしていたのが二つの文書に添付された地図です。NAAの主張は完全に破たんしました。
 しかし、その上で齊藤裁判長は、被告・市東さん側の責任で賃借地の位置、その土地の賃借権の存在を立証することを求めてきました。
 団結街道裁判と耕作権裁判に集まり、空港会社を追い詰め、市東さんの農地を守りましょう。
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