新版・現闘員奮闘中!日誌 暴処法弾圧に反撃を 地方自治解体阻もう 三里塚現地闘争本部員 二川 光

週刊『三里塚』02頁(1131号02面04)(2024/03/11)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 暴処法弾圧に反撃を
 地方自治解体阻もう
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 新宿反戦デモの先頭でスクラムを組む白ヘル部隊【2月24日】)

 2月28日に国家権力は私たちの仲間5人を暴力行為等処罰法という戦前からの治安法で不当逮捕したことを徹底弾劾します。ロープを持っていた広島市職員を倒したとして昨年の8月6日のヒロシマ闘争の闘いを弾圧することは本当に許せません。広島市長の松井は市の職員研修で「教育勅語」を使用している極悪の人物です。そして広島市議会が採択した「平和推進基本条例に即した厳粛な平和記念式典の開催に伴う原爆ドーム前の現状の解消について」には自民・公明・維新と共に共産党も賛成するという度し難いことが起きています。G7広島サミットでも核を翼賛し、ヒロシマの怒りを圧殺することが狙いであったし、反戦の実力闘争を闘いぬいた勢力に対して戦前の治安法をかけてきたことは今が戦時下であることをはっきりさせています。こんな弾圧をぶっ飛ばして、反戦のデモやストライキを組織していきましょう。
 それは「戦争反対」と口先で語ってきた共産党との対決でもあります。
 共産党はウクライナ戦争に関して何を言っているのか。青山公園での集会は「ロシアは撤退せよ」「日本はロシアの天然ガス買うな」等々の社会排外主義大合唱の集会となり、戦争翼賛に転向しています。ガザ虐殺に関しても絶対反対ではなく、国連頼みの帝国主義者の側に立ったお願いだけで、労働者人民が自らの力で立ち上がることに敵対しています。。
 こんな社会排外主義者をぶっ飛ばしましょう。
 岸田政権はこの国会で緊急事態条項ともいえる地方自治法の改悪を強行しようとしています。非常時であれば個別法に規定がなくても、国が自治体に必要な指示ができ、自治体はそれに応じなければならないのです。戦争のために地方自治を解体しようとする攻撃であり、戦争絶対反対の闘いを解体する攻撃です。その先取りが沖縄の辺野古新基地建設の土砂投入や、群馬の森の朝鮮人追悼碑の撤去などです。改憲と戦争を阻止するため、地方自治法改悪粉砕の闘いを今日から始めましょう!
 三里塚現地では市東さんの南台農地を強奪し、戦争のためにさらなる空港拡張をやろうとしています。これは日米共同統合演習で初めて仮想敵国として中国を名指したことや、25日から始まった九州・沖縄での日米が連携した「離島奪還作戦」、実戦を想定した訓練と一体の動きです。反戦の砦(とりで)三里塚闘争をつぶそうとする攻撃、市東さんの命を奪う攻撃に国家は踏み出そうとしています。それと一体でB滑走路の北延伸や第3滑走路建設工事を強行しています。私たちはたじろぐことなく体を張って闘いぬきます。3月18日の耕作権裁判では市東孝雄さん本人が証言に立ちます。耕作権裁判に大結集してください。
 もう一つ重要なことは帝国主義を打倒する内乱を組織することです。改憲・戦争阻止!大行進が闘っている大衆的な革命的反戦闘争、街頭での大衆的な実力デモと一体での反戦ストライキの高揚をかちとり、さらに青年や学生とつながり、岸田政権を打倒しよう。
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