大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1132号02面10)(2024/03/30)


大地の響き 投稿コーナー

(写真 2・24新宿反戦デモ)

耕作権裁判を傍聴し
 全学連副委員長 神野豊典

 3・18耕作権裁判の傍聴に参加した。成田空港会社(NAA)が「同意書」「境界確認書」をでっち上げて提出したことに対し、岸本さん、そして市東孝雄さんが当時の耕作の様子や市東東市さんの人柄を語る証言に立ち、NAAのうそを暴いて反撃をたたきつけた。「農地を耕す鍬(くわ)を持つ自分の右腕は、日帝国家権力を打倒する右腕だ」という東市さんの言葉からは、革命的祖国敗北主義の立場が三里塚闘争の根本にあることを深く感じた。
 今、全世界で「連帯し、侵略を内乱へ」の反戦闘争が勝ち取られている。日本における革命的反戦闘争の出発点となったのは昨年2・15強制執行との闘いだった。機動隊との12時間の死闘、完黙・非転向の闘い、そして闘いの中で敵の矛盾をあばき出し、団結を拡大していく階級闘争の神髄を若い世代が三里塚でつかんだことが決定的だった。この精神が、パレスチナ人民の10・7蜂起に即座に帝国主義打倒の反戦闘争で応える原動力にもなった。
 そして今年の2・24ウクライナ反戦デモでは、人の往来が激しい新宿でスクラムデモを貫徹し、出会って間もない人や飛び入りとともに解放的に闘った。実力闘争が全大衆的に拡大し、革命的内乱で日帝国家権力を打倒する道はすでに拓けている!
 もし市東さんの南台農地に手出しするようなことがあれば、必ずや全人民的な闘争を組織し反撃をたたきつける、その時の先頭に立ちたいと決意を固めた一日だった。全学生は三里塚、農民とともに闘おう!

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