団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1158号01面05)(2025/04/28)


団結街道


 毎号、隔週で締め切りが迫る週刊三里塚。3月は発行日である月曜日が5回あったこともあり、1週間の猶予ができた(次号もそうします)▼新入生への新歓パンフ配りで春の訪れを感じつつも、反対同盟主催の恒例のお花見が残念ながら雨で流れてしまうなどして、消化不良を起こしていたわが身と心を慰めようと、春の陽気にも誘われ、近くの散歩道を何度か歩いた▼白い綿毛に変わりつつある黄色いタンポポ、濃いピンクのホトケノザ、淡い青色のオオイヌノフグリ......。空の方に目を向けるとまばゆい新緑に切り替わった樹木にぶら下がる紫色の藤の花▼田起こし、畔(あぜ)塗り、入水、代掻(しろか)き、田植え......。カエルやウグイスの声、水面をアメンボが歩き回り、空からはサギやカモの親子がやってくる。わずか1~2週間程で北総台地の原風景=谷津田(やつだ)、里山の景色は劇的に変わる。頭の中に響くのはヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「春」▼10年程前、脆弱な「マネー資本主義」に抗し、金に依存しない水、食料、燃料の自給を目指す「里山資本主義」(2014年の新書大賞)が流行った。その称揚もむなしくPFAS、米価高騰、原油高など危機は深まるばかりだ。投資詐欺グループ(みんなで大家さん、成田市、NAA)による里山破壊も加速している。「農地死守・実力闘争」で機能強化粉砕、資本主義の拠点=成田軍事空港廃港を!

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