三芝百景 三里塚現地日誌2025 4月22日(火)~5月12日(月)

投稿日:

週刊『三里塚』02頁(1159号02面07)(2025/05/12)


三芝百景 三里塚現地日誌2025
 4月22日(火)~5月12日(月)


●NAAの田村明比古社長が定例の記者会見で、「『新しい成田空港』構想の中で、最も重要な柱は貨物部門だ。効率性・生産性・利便性の高い貨物取扱い機能を備えることを重視して、構想の具現化を速やかに図っていきたい」「(混雑時間帯の成田空港での入国審査について)信頼できる外国の旅客は(必要情報の)事前登録を活用するなど入国審査を簡素化すべきだ」「日本人の海外旅行者も戻ってこないと、(成田空港の年間利用者の)5000万人達成は先になってしまう」などとうそぶいた。(24日)
●NAAが「2025年3月空港運用状況」「2024年度空港運用状況」を発表。3月の発着回数は2万1710回で19年比97%。同総旅客数は368万9229人で同94%。国際線の外国人旅客数は200万3482人で同129%だったが、日本人客は同65%。通過客は同53%だった。24年度(1年間)の総発着回数は24万5529回で19年比95%。国際線は同97%、国内線は89%。総旅客数は4077万4055人で同98%。国際線旅客数のうち、日本人は同61%、外国人は同137%、通過客は63%だった。(24日)
●4・28沖縄デー統一行動として東京・代々木公園に830人が結集。集会・デモが闘われた。反対同盟の伊藤信晴さん、宮本麻子さんが参加し、伊藤さんが発言した。(27日)
●沖縄タイムスが「成田空港の滑走路新設など大規模な機能強化計画の事業費が上昇している。2019年度の計画時点で5125億円を見込んでいたが、24年度の試算では約3割増え6707億円に。用地を明け渡す地権者への補償や、道路など周辺環境に配慮する項目で増額が目立つ」と報じた。(30日)
●市東さん、萩原さん宅の田植えが完了。(8日)
●今年3月に逝去した現地闘争本部の吉田素子さんを偲ぶ会がDC会館で開かれた。(10日)
●反対同盟が主催する現地闘争(フィールドワーク・デモ)が行われ60人が参加した。第3滑走路予定地内の芝山町菱田地区をデモ行進。(7日)
●142回目の一斉行動が闘われた。(11日)
●NAAが機能強化に伴う事業説明会を芝山町で開催。反対同盟が抗議行動を行った。(11~12日)
このエントリーをはてなブックマークに追加