新版・現闘員 奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 反戦デモに立とう 農楽まつり参加を 三里塚現地闘争本部員 二川 光
週刊『三里塚』02頁(1162号02面04)(2025/06/23)
新版・現闘員 奮闘中!日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
反戦デモに立とう
農楽まつり参加を
三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 米大使館行きを阻む機動隊と対峙【6月14日】)
米帝・トランプ政権は21日、イランの核施設3カ所を戦闘機とミサイルで攻撃しました。これに地中貫通爆弾というとてつもない破壊力を持つ兵器が使われました。核戦争・世界大戦の危機がますます現実性を帯びてきています。これが武力による現状変更でなくて何なのか。しかし、帝国主義各国はアメリカ軍によるイランの核施設攻撃を正当化しています。核兵器による世界戦争の放火者がアメリカ帝国主義なのは一目瞭然であるにもかかわらずです。
世界戦争を起こそうとしているトランプ、核施設攻撃を容認している日本を含めた帝国主義に激しい怒りを感じます。世界戦争の放火者として登場しているトランプを絶対に打倒しましょう。戦争反対で闘う世界の労働者階級と連帯して、トランプと共に石破を打倒しましょう。
世界戦争を止める闘いが萩原さんの清水の畑で行われる7月6日の農楽まつりです。反対同盟は成田空港が中国への侵略戦争の兵站拠点・出撃拠点にさせられようとしていることに対し、「成田軍事空港粉砕」を掲げて、福島や沖縄の怒りと共に国策に対して体を張って闘ってきました。
4者協議会は「第2の開港プロジェクト」「エアポートシティ構想」を叫びたてています。NAAは、機能強化に必要な民有地のうち約4分の1が未買収のまま、反対住民の声を押しつぶそうと5月、NAAの社内で「本格着工」を強行してきました。普通であれば着工式は第3滑走路建設予定地である菱田地区の工事現場で行うものと考えますが、地元住民の怒りや反対同盟を先頭としたフィールドワークの闘いを恐れて、空港会社は社内で着工式をこそこそと行わざるを得ないところに追い込まれているのです。
成田空港の機能強化策を粉砕する闘いと一体で市東さんや萩原さんの畑では夏野菜の収穫が始まりました。市東さんの畑では新しい管理機(耕運機)を導入し、2台体制で野菜の畝(うね)間の草を生やさないようにしています。元々使っていた管理機は十数年前に購入したものらしく、自分が現地に来た時にはすでにありました。経年劣化していますが様々な箇所を掃除したり点検して大切に使い続けています。市東さんの農作業を支える農機具も大切な畑の一部となっています。
市東さんの南台農地を奪わせない、体を張った実力闘争の爆発が必要です。自分は6月14日の芝公園での集会とデモに参加し、スクラムを青年や学生と組みました。国家権力・機動隊はデモ中に女子学生を引きずり、不当逮捕するという二重三重に許しがたい弾圧に手を染めています。
この情勢下、ますます7月6日の農楽まつりは決定的な闘いになっています。反対同盟と共に決意を固め、南台農地を死守しましょう。