三芝百景
　三里塚現地日誌　2025
　６月10日（火）～６月23日（月）

●国家戦略特区諮問会議は千葉県全域を東京圏の国家戦略特区に指定すると決めた。これまでの区域は千葉と成田の２市のみだった。成田空港の機能強化で見込む航空貨物需要に対応するため、現在は空港内事業者に限られ、敷地内での貨物取り扱い業務にしか適用できなかった「外国人材」の活用に向けた規制緩和の実現を目指すとしている。さらに、県は空港周辺だけでなく、日本最大のコンビナート＝京葉臨海エリア、研究機関が集まる柏の葉（柏市）、アクアライン周辺でも国際物流拠点、産業拠点の形成を進めたいとうそぶく。（10日）
●４者協議会（国・県・周辺９市町・ＮＡＡ）が空港周辺での国際的産業拠点、物流拠点の形成を目指す「エアポートシティ構想」を策定した。また、機能強化と「新しい成田空港構想」の総称を「成田空港第２の開港プロジェクト」とすることを決めた。（12日）
●改憲・戦争阻止！大行進主催の「トランプ・石破打倒！　日米の中国侵略戦争阻止！　６・14全国集会＆大行進」が東京・芝公園で開かれ、１千人が集まった。反対同盟の伊藤信晴さんが集会でアピール。（14日）
●国鉄闘争全国運動が呼びかける全国集会が、千葉市民会館で開かれ、520人が集まった。反対同盟の市東孝雄さん、伊藤信晴さん、婦人行動隊の宮本麻子さん、現闘が参加。市東さんが連帯あいさつを行った。（15日）
●ＮＡＡが空港拡張予定地内にある熱田派の建物の撤去と土地の明け渡しを求めた裁判で、千葉地裁（齊藤顕裁判長）は、ＮＡＡの請求を認める不当判決を出した。仮執行宣言は付けず。（16日）
●空港周辺９市町の代表で構成される成田空港地域共生・共栄会議が成田市内で開かれた。（18日）
●支援連は京成成田駅前で７・６農楽まつりへの参加を呼びかける街頭宣伝を行った。（18日）
●ＮＡＡの新社長に元国土交通事務次官の藤井直樹が就任。記者会見で「課題は山積。空港アクセスを改善させるなど、選ばれる空港にする」とうそぶいた。（20日）
●143回目の周辺一斉行動が行われた。（22日）
●ＮＡＡの藤井新社長が社員を前に「用地取得の加速化を」と訓示。（23日）