団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1165号01面04)(2025/08/11)


団結街道


 朝4時半に三里塚現地を出発し、午後7時過ぎに広島に到着。腹ごしらえもそこそこに前夜集会に参加。集まった老若男女らの原爆ドーム前死守の決意に満ちた顔と数を見て、今夏8・6闘争の勝利を半ば確信した▼ドーム前での夜を徹した座り込みは個人的には22年ぶり。米帝によるイラク侵略戦争開戦前夜の2003年3月、96時間のハンガーストライキに決起して以来のことだ。ちなみに8・6前夜の路上泊は1年前から予約できるアステールプラザや東区民センターの会場取りで幾度となく経験。結果どこでも寝られる活動家に▼世界遺産登録記念碑の傍に人一人が横たわるのにちょうどいいスペースを発見。石の上でしばし眠った。5日は群馬県伊勢崎市の41・8度を頂点に、関東地方各地で過去最高気温を更新。あまりの暑さで蚊もまいったのか、対策なしでもかまれることはなかった▼平和公園の入場規制開始時刻の5時を前に大量の機動隊員とALSOKの警備員を引き連れた広島市職員が形ばかりの退去勧告。5時半からドーム前初の強制排除へ。機動隊はスクラムを組む仲間の手足を引きちぎるかのごとくむき出しの暴力で襲いかかった▼だが、7時には排除を断念。確信のない暴力は確信ある暴力(実力闘争)には勝てない。被爆者の願いを踏みにじり原爆ドーム前を蹂躙(じゅうりん)する歴史的暴挙に手を染めた県警、市当局、石破政権は首を洗って待っていろ!
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