極右・高市政権打ち倒せ 全国労働者集会開く 「中国侵略戦争阻止」を全世界に発信
極右・高市政権打ち倒せ
全国労働者集会開く
「中国侵略戦争阻止」を全世界に発信






「戦争を止め、社会を変える! トランプ・高市打倒! 闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう!」を掲げた11・2全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止!1万人大行進が11月2日、動労千葉、国鉄闘争全国運動、大行進の呼びかけで開かれ、東京・芝公園に2150人が結集した。「主体的に防衛力の抜本的強化を進める」(10・24所信表明演説)と防衛費のGDP比2%達成と安保3文書の改定を前倒しで進めると宣言し、「日米同盟の新たな黄金時代を」(10・28日米首脳会談)と米帝トランプと共に中国侵略戦争へと突進する高市政権を打倒しよう。
開会あいさつに立った国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんは、「本日の集会とデモを手がかりに、大規模かつ波状的な反戦デモ・ストを実現しよう」と訴えた。
三里塚芝山連合空港反対同盟を代表して市東孝雄さんが連帯あいさつに立ち、「諦めることなく勝利まで闘う」と決意を述べた(別掲)。集会には伊藤信晴さん、婦人行動隊の宮本麻子さん、木内敦子さんも参加した。
福島から「希望の牧場」の吉澤正巳代表が「国民の実力で戦争の時代への逆戻りを止めよう。原発の時代を終わらせよう」とアピール。パレスチナ連帯の訴えではガザ現地からのメッセージが紹介され、「パレスチナ解放、ガザを救え」とコールを叫んだ。
基調報告は動労千葉の関道利委員長。「激しい時代の転換点。差別・排外主義と対決し、再びの中国・アジアへの侵略戦争を阻止する大闘争をつくろう。戦時下における労働政策の転換、労働運動解体攻撃を許さず、国鉄分割・民営化と真正面から闘って負けなかった唯一の勢力として、日本労働運動全体の獲得に向け、闘う労働運動の潮流をつくりあげよう」と呼びかけた。
国際連帯の訴えでは、韓国民主労総ソウル地域本部が、ユン前大統領による戒厳クーデターを実力で粉砕した地平を報告。在日ミャンマー人は独裁軍政権への日本政府の支援を厳しく批判し、在日韓国労働者は入管闘争強化を呼びかけた。
国鉄闘争の訴えでは、動労千葉争議団の中村仁さんが国鉄1047名解雇撤回裁判の控訴審に勝利する決意を述べた。動労千葉顧問弁護団の藤田正人弁護士が井手正敬国鉄元総裁室長、深澤祐二JR東日本元社長の証人採用のための協力を訴えた。動労千葉を支援する会の織田陽介さんは署名への協力を呼びかけた。動労千葉の渡辺剛史書記長、動労総連合水戸の照沼靖功委員長が、JR東日本による業務外注化攻撃粉砕の決意を語った。
反戦闘争の訴えでは大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士が「弁護士も反戦デモに立つ」と宣言。大行進沖縄の松本未土さんは、中国侵略戦争の出撃基地とされる沖縄から反戦闘争の内乱的な爆発で帝国主義を打倒する決意を語った。8・6ヒロシマ大行動実行委員会は、トランプの核実験指示を徹底弾劾し、8・6原爆ドーム前集会に対する暴処法弾圧裁判の判決公判への結集を訴えた。星野大坂全国救援会の星野暁子さんは「今こそ渋谷暴動闘争のような闘いが求められている」と訴えた。
教育、自治体、郵政、医療福祉、交通運輸の労働者が次々と現場から戦争を阻む決意を語った。全学連の渡辺祥英書記次長は「帝国主義の差別・抑圧に屈するのか、帝国主義打倒の革命に立ち上がるのか。あらゆる人に問われる時代だ」と喝破し、「連帯し侵略を内乱へ」の先頭に立つ決意を述べた。
閉会あいさつの後、団結ガンバローを三唱し、インターナショナルを斉唱。日比谷公園までのデモに出発。中国侵略戦争阻止の訴えを響かせ、沿道からは注目と支持の声が寄せられた。
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声を上げあきらめず
反対同盟 市東孝雄さん

皆様お疲れ様です。反対同盟から連帯のあいさつをさせていただきます。
今回、10・12全国総決起集会を「苦渋の決断」として中止という形を取りました。集会に参加を予定されていた方々には、本当に申し訳なく、お詫び申し上げます。
今、三里塚では機能強化という名目で、工事の方は本格工事というよりも、 予備工事みたいなものが始まっています。B滑走路の1千㍍延長に向けた東関東自動車道のトンネルはできつつありますが、「第2の開港」という形でのC滑走路建設の用地は、まだ民有地が80%ぐらいまでしか買収できていません。
そういった中で、機能強化を早く進めるために今、個別説明会みたいな形でNAAが説明している。それは年間発着枠を20万回から30万回にした時と同じように、結局もう決まっていることとして住民に話すと、だから住民の意見を聞いて取り入れるなんてことは本当にないんですよね。
その説明の中では「経済や雇用の問題が良くなる」と。そんなのはウソっぱちですよ。住民を追い出しておいてね、廃村化した中で、そんなところに誰が来ますか。
反対同盟は来年で60年になります。
半世紀を通して共闘・支援してくださった動労千葉をはじめ市民、学生、何よりも原発と闘っている福島、新基地建設と闘う沖縄、そして三里塚がひとつの闘いとして、これからも共に闘っていきます。
そして何よりも、常に声を上げて、諦めない。勝つまでは闘うんだという意気込みでこれからも闘っていきます。
どうか皆さん、これからもご支援よろしくお願いいたします。