第150回一斉行動 「NAAには協力せず」 反対住民は意気軒高

週刊『三里塚』02頁(1176号02面03)(2026/01/26)


第150回一斉行動
 「NAAには協力せず」
 反対住民は意気軒高

(写真 朝の意思一致【18日】)

 反対同盟と支援連絡会議は1月18日、150回目の空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。冬晴れの中、午前8時半、成田市天神峰の反対同盟会議室前に事務局の萩原富夫さん、伊藤信晴さん、太郎良陽一さん、支援連の仲間が集まり、朝の意思一致を行った。伊藤さんの提起が行われた。
 伊藤さんは、2日後の20日の空港拡張取り消し行政訴訟への提起を行った。この反対同盟の訴訟に、周辺の騒音訴訟団からも参加・合流する。NAAに対する反撃だ。焦りに駆られたNAAは早速、伊藤さんを原告適格ないと主張してきている。その理由は、「C滑走路ができたら、現状飛行直下の騒音が緩和される」というもの。全くのデタラメだ。伊藤さんは、「他の原告に対しても、騒音被害がないと言ってくるので許してはならない」と弾劾した。
 騒音訴訟団の原告の仲間は、航空機騒音に高感受性を持ち健康被害を受けている方への弁護団による聞き取り調査について報告し、さらに、先日の大風で飛ばされた「夜間飛行反対」の部落看板を修繕する計画などを語った。これらの発言を受けて、それぞれの担当地域のビラまきに打って出た。
 今回の反対同盟ニュース第145号は、11日の反対同盟新年デモと旗開きの報道がメインだ。新年デモ・旗開きは、今年60年目を迎える反対同盟の闘いの勝利と決意を鮮明にさせた。4面の地域住民の声は、茨城県稲敷市住民から寄せられたもの。この地域は、成田空港の発着機が百里基地の空域との関係で旋回し、飛行ルートが集中する騒音激震地。しかし、千葉県外であることで、国も、NAAも騒音対策を放置し続けていた。住民は、機能強化による騒音激化・北側延伸に「堪忍袋の緒が切れて」決起している。
 この日のビラまきでは、総選挙が話題に。「高市は人気があるうちに選挙で勝ちたいのだろう。他方、野党の『中道改革連合』は、娘がやくざの名前みたいと笑っていた」との話をきっかけに、トランプの世界戦争政策、中国侵略戦争情勢が高市を動かしているなど論議になった。
 多古町のグッドマンの倉庫建設の集落では、「一度、グッドマンが話に来ただけ」だが、違う物流企業が話に来たとのことだ。地元のミニコミ誌では、グッドマンの買収価格は、周辺公共用地価格より低すぎて、買収交渉ができないとやゆされている。利権がらみの開発で、空港周辺が大資本の蹂躙(じゅうりん)が進んでいる。
 C滑走路予定地内で反対する住民は、「年末に空港会社の用地部がカレンダーを持ってきたが、いらないと断った。『用地協力』の共同声明も来ていない。そもそも、昨年の住民説明会も自分のところに案内もなかった。誰が来ても協力するつもりはない」と意気軒高だ。
 この日の一斉行動は、反対同盟新年デモ、団結旗開き、フィールドワークにつづく1月行動として、2026年春攻防の勝利を手繰り寄せた。
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