井手・深澤の証人採用に手応え 「不当労働行為を法廷で明らかに」 国鉄1047名解雇撤回裁判第2回控訴審
井手・深澤の証人採用に手応え
「不当労働行為を法廷で明らかに」
国鉄1047名解雇撤回裁判第2回控訴審




国鉄1047名解雇撤回裁判の第2回控訴審が1月23日、東京高裁第24民事部(東亜由美裁判長)で行われ、全国から220人が集まった。
裁判に先立ち日比谷公園霞門から東京高裁を一周するデモで「裁判所は事実調べを行え、仲間を職場に取り戻すぞ、戦争に突き進む高市打倒」と訴えた。デモ前の打ち合わせで、動労千葉争議団の中村仁動労千葉副委員長が、「今日の裁判は国鉄分割・民営化は間違いだったとハッキリさせる裁判だ。与党も野党もぶち倒して新しい社会をつくろう」と呼びかけた。三里塚反対同盟の伊藤信晴さんが連帯のアピールを行った(別掲)。
原告の動労総連合は国鉄分割・民営化により動労千葉組合員ら1047名をJRから排除するために作られた不採用基準の策定を命じたのはJR設立委員会だったという事実を明らかにし、解雇の責任はJRにあると主張してきた。ところが、被告の中央労働委員会は、この主張に対し、三十数年前の解雇なので「時効」であり、認否も事実調べも必要ないと言い張ってきた。
東裁判長は今回の裁判で、「被告は不当労働行為があったという原告の主張を認めるのか否か。認めないなら動労総連合が求める井手正敬(JR西日本元会長)と深澤祐二(JR東日本会長)の証人尋問について検討する」と明言した。国家権力=司法中枢を揺るがし、国鉄分割・民営化、選別解雇を行った張本人=井手・深澤を法廷に引きずり出す突破口がついに切り開かれた。
裁判後に東京高裁前で報告集会が行われた。
意見陳述に立った田中康宏動労総連合委員長は、「本当の正念場を迎えた。戦争情勢に立ち向かえる団結を国鉄闘争を中心に作り直そう」と呼びかけた。動労千葉争議団の高石正博さんは、「運動の力、署名の力はものすごい。最後まで闘う」と決意を述べた。関道利動労千葉委員長は「ここまで来たのは全国の仲間の力があったから。今後もご支援を」と呼びかけた。
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伊藤信晴さんの発言

みなさんも国会闘争をやってきたと思いますが、先ほど衆議院が解散しました。
高市はこの衆議院解散において、与党で過半数を取る、安定政権を作ると言っております。それは米帝トランプのベネズエラに対する侵攻に見られるように、急切迫する情勢の中で、今もう一回、国を全面的に戦時体制を構築するための、その体制をつくるための総選挙であります。
私たちはそうした情勢について考えた時に、今日の裁判は階級的労働運動を再生させる、そういう意味では決定的な闘いです。決戦です。
全力で闘いぬき、反対同盟も動労千葉の不屈の闘いに連帯し、固い団結をもって闘いぬきたいと思います。よろしくお願いします。