映画「はだしのゲン」に感動 三里塚現地闘争本部員 二川 光
週刊『三里塚』02頁(1177号02面07)(2026/02/09)
映画「はだしのゲン」に感動
三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 1980年公開。山田典吾監督)
千葉市内で「はだしのゲン」の実写映画が見られるというので2月1日、改憲・戦争阻止!大行進千葉が主催する上映会に参加しました。
戦中に軍神と言われて戦地に送り出される青年、占領軍の物資を盗みだして資金を作ろうとする元軍人、占領軍に体を売って物資を貰う女性、原爆によって苦しめられる人々を描いています。
敗戦直後で食べ物もなく、アメリカ占領軍と警察に対する怒りが映像を通してひしひしと伝わってきました。
中岡家は原爆によって父親と姉が亡くなり、ゲンを含めた息子3人、赤ん坊の友子と母親の5人で暮らしています。最初は借家でしたが、原爆の影響で頭髪の毛が無くなったゲンが借家の大家の息子をいじめたとして追い出されます。その後、廃墟となった建物に移り、家族全員で住めるようにしていきます。
戦後の広島市内はバラックやほったて小屋が多かったと広島で知りましたが、中岡家は更に劣悪な環境で生活せざるを得ない状態でした。その生活を変えようとゲンと弟が占領軍の基地に潜り込み、ミルクや食料を盗みますが失敗し困窮した生活が続きます。
このはだしのゲンの第3部は生活できない戦争孤児に対する社会の扱いが映し出されています。元極道で軍人の大竹が戦争孤児を使って占領軍の物資を盗み、闇市で売って組の資金にしようとしたり、ゲンの同級生の姉が占領軍に体を売って食料を得ていたりと子どもに戦後の矛盾が押し付けられ、戦争に対する怒りが湧きあがります。
それとは逆に、在日朝鮮人のパクさんの人情味や中岡家で生まれたばかりの友子が原爆の影響で死んでしまう描写は泣きそうになりました。
広島への原爆投下は中国・アジアへの侵略戦争の帰結でした。新たな中国侵略戦争、核戦争を絶対に阻止しましょう。内乱でもって高市を打倒しましょう。