大地の響き 投稿コーナー
週刊『三里塚』02頁(1180号02面08)(2026/03/23)
大地の響き 投稿コーナー

(写真 岩山記念館にて)
闘う市東さんに敬意
首都圏・青年労働者 武藤健司
空港周辺の農地に直接行く前までは、成田闘争には正直良いイメージがなく、空と大地の歴史館やウィキペディア記事を見ていると、なんだか警察側と反対派農家たちの間で荒々しいことがあったんだなぁみたいな印象がありました。現場に連れて行っていただき、説明を受けると、実は強引な手段を使い始めたのは権力のほうだったのだということを知りました。それら権力側の攻撃や嫌がらせに抗いながら耕作を続ける市東さんをはじめとした農家の方々に敬意を表したいです。
空港周辺の農地に行ってみた感想としては、初めて来たのになんだかなつかしいような、のどかな田園風景が広がっていて、なんだかいいところだなぁと感じます。ほかの同じような農耕地域と違う点として、やはり田園風景をつくりだす農地のすぐ隣を、爆音の飛行機が世界中に向けてひっきりなしに飛び交っている点が特異な点でしょうか。近年は多様性重視や外国人を活用しようという風潮で多様性が叫ばれるなか、成田をはじめとした巨大空港は世界中とつながり多様性を彩る出入り口でもあるが、その裏には、空港の近隣で信念を持ち挫けることなく営農を続けてきた農家のみなさまの尊い犠牲と忍耐がある。これを忘れてはなりません。
空港建設や拡張のために涙をのんだ先人たちや、いまも騒音に悩まされている農家の方々が報われる日が来るのを願いながら、住民運動や反対運動がより一層発展していけばいいなと思います。