強制収用攻撃粉砕を 芝山現地闘争 400人がデモ 成田「第2の開港」断固阻止を誓う
強制収用攻撃粉砕を
芝山現地闘争 400人がデモ
成田「第2の開港」断固阻止を誓う




成田空港会社(NAA)は3月30日、機能強化・第3滑走路完成が用地交渉の難航で当初予定の29年3月に間に合わないとして、運用開始の延期を明らかにした。さらに4月1日、「強制収用」を可能とするための土地収用法の手続きに入るとマスコミに報じさせた。地元住民の強固な機能強化反対の意志に追い詰められたNAAのなりふり構わぬ突進を断じて許すことはできない。国家暴力の発動と真正面から体を張って闘い続けてきた「反戦・反権力の砦(とりで)」=三里塚闘争60年の真価をかけ、強制収用実力阻止! 空港廃港へ立ち上がろう。「第2の開港粉砕! 成田拡張=軍事空港粉砕!」を掲げて、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する芝山現地闘争が3月29日に行われた。全国から芝山文化センターに400人が結集し、「成田拡張で強制収用へ」のキャンペーンを打ち砕く総決起として意気高く集会とデモが勝ち取られた。
集会前半の司会を婦人行動隊の木内敦子さんが務めた。最初に「第2の開港」キャンペーンなどの攻撃に対する反対同盟の果敢な闘いを記録した15分のビデオの上映が行われた。(主な発言要旨別掲)
主催者あいさつとして東峰の萩原富夫さんが登壇した。「反対同盟は天神峰・東峰の敷地内を中心に団結を守り意気軒高と闘っている」と自信に満ちて述べ、米トランプ政権を「戦争放火者」と規定し、「第2の開港」やエアポートシティ構想が成田の軍事拠点化であることを指摘し、空港廃港へ向けて闘いぬく決意を鮮明に表した。
続いて連帯のあいさつとして、動労千葉の関道利委員長が発言に立った。反対同盟との血盟をいよいよ固め、中国侵略戦争へ突き進む高市政権を許さず、戦争を阻む決意を表した。国鉄1047名解雇撤回裁判に反動を打ち破って勝利をもぎとり、市東さんの農地を守るために裁判だけでなく実力をもって立ち向かう気概を表した。
関西実行委、市東さんの農地を守る沖縄の会に続き、3・11反原発福島行動実行委共同代表の椎名千恵子さんが連帯発言を行った。4月6日の天皇の福島訪問と、市東さんへの農地強奪攻撃を舌鋒鋭く批判し、被害の拡大・深刻化が続く福島の現状を報告・告発した。そして「戦争危機の根源は帝国主義とスターリン主義だ。労働者階級が権力を奪い取り、核のない社会を私たちの手で!」と強く呼びかけた。
国策と闘いぬく
天神峰の市東孝雄さんが登壇し、発言した。「空港公団は『強制的手段は二度としない』と言いましたが、今逆に元同盟員が『強制執行早くしろ』と声を上げている。絶対に許せないです。国策と闘う福島・沖縄・三里塚を一つの闘いとして、動労千葉をはじめ闘う労働組合、市民、学生と力を合わせ、反対同盟60年から70年へと続く闘いをあきらめずにやっていきます」
この不屈の闘魂が参加者全員の胸を打ち、会場は拍手に満たされた。
続いて反対同盟顧問弁護団が発言し、千葉地裁・斉藤顕裁判長が耕作権裁判で「賃借地の位置特定はどうでもいい。面積だけが問題」と最重要争点を踏みにじったデタラメな判決を出したことを解説・批判し、「必ず控訴審で覆し勝利する」と誓った。
市東さんの農地取り上げに反対する会、群馬・市東さんの農地を守る会が連帯発言を行った。群馬・守る会の大塚正之さんは、「戦争が始まった今、治安弾圧と真正面から闘う時」と述べた。
全国農民会議事務局長の秋山和雄さんが、反対同盟事務局次長・故萩原進さんの提起で発足した全国農民会議の由来を語り、今こそ高市・トランプの侵略戦争を許さず、農業つぶしと全力で闘うとの決意を表した。
婦人行動隊の宮本麻子さんがカンパアピールを行い、三里塚が全国の反戦・反核闘争の先頭に立つ気概を示し、続いて後半の司会を務めた。
反対同盟事務局員の伊藤信晴さんが「第2の開港粉砕に向けた戦闘宣言」として登壇した。日米首脳会談での高市の「世界中に平和と繁栄をもたらすのはドナルドだけだ」という恥知らずな発言を徹底弾劾した。そして、耕作権裁判の一審反動判決の矛盾を強く指摘した。軍事空港建設としての国際的物流と航空宇宙産業育成の拠点づくりと破産性を指摘した。「三里塚をイラン、中国、アジア人民に届くような闘いとして爆発させよう!」の熱い呼びかけに会場が沸いた。
「20時間飛行の騒音では生活が出来ない!/郷土の空を考える会」ののぼりを掲げて、空港周辺に住む住民2人が登壇した。深夜の航空機騒音による健康破壊の深刻さを訴え、夜間飛行差し止め訴訟への支援を熱烈に呼びかけた。
新入生引き連れ
現地共闘団体の決意表明として、最初に革共同を代表して全学連書記次長の渡辺祥英さんが立った。3・20日米首脳会談粉砕闘争をイラン人民とともに闘ったことを報告し、成田「第2の開港」に対して、「軍事空港粉砕の新しい闘いを作り出す」と力強く宣言。新入生を引き連れて三里塚に登場することを約束し、満場の拍手を浴びた。
最後に、事務局員の太郎良陽一さんが行動提起を行った。「三里塚はこの金もうけの資本主義社会を根本から変える闘いだ。三里塚闘争60周年の6・21農楽まつりに全国から大結集しよう。われわれの闘いが未来を決定する。石井新二らの強制収用要求を粉砕しよう」
太郎良さんのリードで団結ガンバローを三唱し、反対同盟を先頭に文化センター前から芝山町を一周するデモに出発。
警察・機動隊の規制をはねのけ力強く行進した。宣伝カーからは宮本さんが「芝山への軍需産業誘致を認めない」「買収を拒む住民への脅しを許すな。破産した土地収用を再び持ち出すことはできない」のアピールを大音量で響かせた。