3・29集会発言 南台農地守りぬこう

週刊『三里塚』02頁(1181号01面02)(2026/04/13)


3・29集会発言 南台農地守りぬこう

成田を軍事拠点にさせない
 敷地内東峰 萩原富夫さん

 私たちは10年以上周辺一斉ビラまきの行動を毎月続け、フィールドワークを2年前から毎月続けています。周辺住民の怒りに応え、彼ら彼女らの生活を守る闘いと連帯して、一緒に闘いを進めています。
 空港用地の17%の土地がまだ買収されていない。拒否している人は本当に意思が固い。国の方も土地収用法を使わないといけないんじゃないかという形で検討している。その上、かつて反対同盟で闘っていた石井新二や石毛博道たちが住民団体を名乗って土地収用法を使えと提言書を出した。転向したら急坂を転げ落ち、空港で金もうけをすることしか考えていない。
 それに対して、私たちは敷地内の農民を中心に団結を守り抜き、市東さんの生活を守り、現在も意気軒高と闘っております。
 現在、アメリカ・トランプ政権の下で、世界中で戦争の放火をどんどんやっている中、日本が出撃拠点に実際になっているという状況があります。そして第2の開港プロジェクト、エアポートシティ構想で、軍事的な能力をつける。エンジンの修理・整備もしていく。そういう整備工場をつくることが進められようとしています。成田が軍事拠点として、その準備が着々とここで進められようとしていることに対して、私たちは軍事空港粉砕、戦争反対を訴え、同時に、気候変動・温暖化を防止するためにも、空港を廃港にしていくということを今後も訴え、がんばっていきたい。

さらに70年の闘いをめざし
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 早いもので強制執行から3年が経ちます。その後NAAが何をしたかというと、フェンスを張っただけなんですよね。あの千葉地裁の判決は何だったのか。単なる反対同盟つぶし。それ以外の何ものでもないです。
 私たち農民が結集してから60年になります。最初はお金をある程度出せば出ていく。それで聞かなければ権力を使って追い出すんだと。そういうやり方が空港建設の始まりです。ボタンのかけ違い以前の問題ですよ。空港を造る姿勢が間違っている。
 強制執行はもう2度としないとNAAは言いましたが、先ほどから話が出てますように、元同盟員だったのが、逆に強制執行を早くしろと、そういうような声を上げている。 絶対許せるわけないんです。
 私は国策と闘う福島、沖縄、三里塚、一つの闘いとしてこれからも闘います。闘う労働組合の動労千葉をはじめとする人たち、また市民、学生、そういう人たちと力を合わせて、みなさんの力を頂いて、これから反対同盟60年、もっと70年と続いていくような闘いを、あきらめずにやっていきます。

イラン人民に届く闘いを!
 白桝 事務局員 伊藤信晴さん

 市東さんの農地裁判の基本的な視点は、なぜ空港会社が耕作者の同意なく農地を取ることができたのか。あらゆる意味で強制的な手段を用いないと言ったのに、裁判で土地を取るやり方、この2点だけで許すことはできません。
 耕作権裁判は、NAAがこの畑の場所は不法耕作地だから明け渡せと提訴したんです。それに対して、市東さんの徹底的な追及で、NAAの文書では畑の位置の特定はできないと裁判所に言わせ、追い込みました。しかし、裁判所は市東さんが賃借地の場所を立証しろとし、8人の証言で立証しましたが、すべて切り捨て、契約書には面積しか書いてないから不法耕作だと、でたらめな判決が下りたのです。控訴審で必ず勝利しましょう。
 空港機能強化についてNAAは3月までに用地取得のめどをつけると言っていたにもかかわらず、計画は完全に破綻しました。だからこそ強制執行などという言葉が出てきます。
 かつて安倍はアジアの富裕層に日本の最先端医療を提供すると戦略特区まで作って、国際医療福祉大学や病院を作りました。しかし、今アジアの富裕層が来ていますか? 問題はそうじゃないんです。全国40の特定利用空港・港湾の整備・拡張がされ、戦争体制が作られている。成田が決定的な位置を持つことは明らかです。反対同盟の戸村委員長は代執行の時に、三里塚の闘いはベトナム人民に続くと言った。私たちは今、三里塚の闘いをイラン、中国、アジア人民に届く闘争として爆発させましょう。

6・21農楽まつりに集まれ
 事務局員 太郎良陽一さん

 右翼を動員して誹謗(ひぼう)中傷を行い、反対同盟が正当な闘いをやっているにもかかわらず、芝山住民を逆に組織しようとする。これは何か。危機感の表れです。
 三里塚闘争は60年、不屈非妥協に闘いぬいて、開港されても農地は空港の中に存在しています。負けてない。どちらかと言えば勝ったわけです。そのことに頬かむりして、「第2開港だ」とうかれているのが今の状況です。強制執行をやると言って脅し、空港に協力した人たちさえ、ふたたび強制執行でたたき出す。こういう権力の姿に対して、三里塚農民は立ち上がり、空港じゃなく、自分たちの家族や地域や農業が大事だと。自然破壊なんて許さない。この資本主義を根本から変え、金もうけの社会を壊し、それを守る権力を倒し、労働者や農民の力によって世の中を変えていく闘いが三里塚です。
 トランプがとんでもないことを行っています。簡単に人殺しをする。高市も共鳴して日本の資本主義の発展のために軍需産業で人殺しの武器をつくる。空港を軍事基地にし、戦争へあらゆる攻撃をかけてきている。
 三里塚は皆さんの意見を聞いてもっともっと大きく、全国の労働者、人民、学生の団結をもう一度作り上げるような三里塚闘争にしていかなくちゃいけない。
 6月21日、農楽まつりを萩原さんの農地でやります。大結集しましょう。トランプ・高市打倒、空港をつぶしていく。われわれの闘いこそが未来を決定していく。そういう60年の出発点にしていきましょう。

解雇撤回控訴審も実力勝負
 動労千葉委員長 関道利さん

 NAAは第2の開港と言っています。しかし、ここにいる皆さんは第1の開港も認めたわけではありません。私たち動労千葉は国鉄分割・民営化をまだ認めてません。
 反対同盟はこの7月で60年。空港を軍事空港にさせない。高市政権が進める中国への侵略戦争を断固阻止しなければなりません。市東さんの南台農地を断固守り、控訴審も徹底的に闘っていきたい。
 私たちも今1047名解雇撤回の控訴審を闘っています。前回、裁判長は中労委が不当労働行為を認めるならそういうものとして判決を書く、認めないなら井手・深澤を証人に呼ぶと明言しました。私たちは勝利まであと一歩ということも踏まえながら、あと一歩は国家権力の壁だと言ってきました。その壁が今グラグラと崩れようとしているような現状です。権力もあわてふためいてその裁判長を高松高裁の所長に栄転という形で飛ばしました。JRの代理人も次から裁判に出ると。国家権力はこの国鉄分割・民営化で不当労働行為があったということを認めるわけにはいかないわけです。次回裁判は7月16日に決定しました。ここまでグラグラとさせた皆さんと共に勝利するまで闘い、市東さんが先ほどビデオで言ってた通り、裁判にも実力的に勝利するために、私たち動労千葉は車の両輪として共に闘っていきたい。

労働者が権力取り核廃絶へ
 反原発福島行動実行委 椎名千恵子さん

 天皇は「風邪だが他はやめても福島には行く」と言う。受けて立とう、来福弾劾闘争の準備に追われています。
 市東家3代100年耕し続けてきた農地を国家権力・高市と空港資本が問答無用で奪い、農民を殺そうとしている。まさに帝国主義・資本の本質そのもの。許せません。三里塚闘争の真骨頂、権力に屈しない実力闘争で打ち返しましょう。
 福島においても闘いを続けています。核戦争を射程に入れ、原発を平和エネルギーと偽装して始めた原発稼働。11年3月11日、福島第一原発が水素爆発を起こしました。その日から時の政府と東京電力は、私たち労働者人民にうそのつき通しです。事故後まもなく始めた県民健康管理調査の検討委員会は、「健康被害は事故由来ではない」と。事故から15年経った今も甲状腺がんの発症は後を絶たない。今後も罹患者数は増えていくのです。避難地域13指定市町村の15歳以下の調査打ち切りなど言語道断。放射能汚染土の小笠原村の南鳥島へ廃棄。汚染水海洋投棄は、巡り巡って魚介類を通して全世界の人民に食物による内部被曝を強制し続ける。放射能による人体実験はしてはならないのです。核廃絶が今すぐ必要なんです。
 世の中をきり回している労働者階級が権力を奪い取り、核のない社会を、私たち人民の手に取り戻しましょう。

新入生と共に三里塚勝利へ
 全学連書記次長 渡辺祥英さん

 イラン革命を闘いぬいたイラン人民をまるごと地図から消していくような攻撃が今かけられている。トランプはこれこそが「力による平和」だと侵略を正当化している。高市は日米首脳会談で「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」とイラン侵略戦争に公然と参戦している。佐世保、横須賀、沖縄からアメリカの海兵隊、強襲揚陸艦、空母、イージス艦が出発し、今この瞬間もイランの人民を爆殺している。私たちは3月20日、日米首脳会談粉砕闘争を行いました。血の債務にかけ、闘うイラン人民と連帯し日本政府の侵略を内乱に転化する。
 三里塚闘争の位置は決定的です。4年前、当時の浜田防衛大臣は軍事利用に制限がある民間施設があると危機感を丸出しにして、三里塚闘争に対して宣戦布告したわけです。高市は安保3文書の前倒し改定、軍事費のGDP比5%化、戦争に向け突進している。「第2の開港」に対して私たち自身が再出発する。新しい闘いを作り出す決意で燃え立ち、共に闘っていきたい。三里塚闘争は現在の闘いです。本日、参加している学生の半分近くは初めて三里塚の地を訪れました。4月、新入生75万人を一人残らず戦争絶対反対、帝国主義打倒・スターリン主義打倒の革命家に育て上げる。これが三里塚闘争の持つ歴史的な巨大な力だと思います。すでに新入生と具体的に結合を開始している。さらに隊列を大きくし、改めてこの三里塚の地で会いたい。

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