用地取得ならず国家暴力発動へ 実力で軍事空港廃港に
用地取得ならず国家暴力発動へ
実力で軍事空港廃港に

朝日新聞は4月1日、「成田拡張 強制収用を検討」の記事を1面トップで掲載した。(写真)
それによれば、機能強化の新滑走路新設で用地取得のめどが立たないことから、NAAは、土地収用法に基づく強制収用の手続きの検討を本格化させ、近く国土交通省に方針を伝え、6月にも手続きの正式申請を決定するという。さらに、機能強化で新たに1099㌶の用地が必要、このうち民有地743㌶について地権者と交渉を続けてきたが、用地確保は2月20日時点で88・4%(民有地は82・9%)と低迷しており、「地権者の一部は計画自体に反対」と報じている。
要するに、機能強化=「第2の開港」プロジェクトが第3滑走路の用地取得について、文字通り完全に行き詰まってしまったことから、土地収用法を用いて強制収用を行う手続きに踏み出すというのだ。
絶対に許すことはできない! 数日前には朝日新聞を含めてマスコミが「29年3月の供用開始の延期」を報じたばかりだ。「国際競争に勝つ」「訪日客が増える」「地域が栄える」などのペテンは、空港によってさんざん苦しめられてきた地元住民に通用するはずもなかった。追い詰められたNAAはついに国家暴力の発動に踏み出そうとしているのだ。こんなデタラメは断じて許されない。
この攻撃の背後には成田空港を、4000㍍、3500㍍の巨大滑走路持つ軍事空港として造り上げようとする国家意思がある。機能強化=「第2の開港」は、国際的物流と航空宇宙産業育成の拠点機能を備えた兵站基地として、成田を完成させようとする国家プロジェクトであり、高市戦争政権のもとで中国侵略戦争遂行に向けた待ったなしの国策として進められてきた。そこに企業、周辺自治体、地元推進派が群がり、利権に預かろうとしてきた。
その一角にいる石井新二、石毛博道らの「元反対派の住民」が率先して「早く強制執行をやってくれ」と泣きつき、NAAを後押しし、最低最悪の役回りを演じているのだ。
三里塚反対同盟は60年の闘争史の中で強制収用攻撃を迎え撃ち、すでに一度事業認定を失効に追い込んでいる。またぞろ持ち出されてきた事業認定=強制収用攻撃を、反対同盟とともに、地元住民とともに実力で打ち破り、成田軍事空港を廃港にたたきこもう!