団結街道
週刊『三里塚』02頁(1185号01面06)(2026/06/08)
団結街道
新緑が濃さを増してきた5月の末。ホトトギスの声で目が覚めた。実にさわやかな朝だ。ベッドから起き上がり靴下をはこうとした矢先、カーペットにはうムカデを発見した。すぐさまコロコロでせん滅。かまれないよう大量のティッシュで防御してとどめを差し、生ごみの袋に放り込んだ▼階下からは「ご飯よ~」と文字通りの猫なで声で飼い猫にエサをやる同志の声。あまりに大量に盛るので食べ残しがゴキブリのエサに。ゴキブリはムカデのエサに。ムカデは恩知らずに人をかむ▼食事中だというのに、交際を迫る2匹の野良に追われた猫の悲鳴がこだまする。猫が盛るこの時期はムカデの繁殖期でもある。ムカデの交尾は直接的な接触ではなく、雄が精包という精子の入った袋を床面などに置き、それを雌が拾って体内に取り込むという独特な方法で行われる▼繁殖行動を終えた雌ムカデは産卵に適した場所を探して動き回り、安全で静か、かつ湿度の高い場所を求めて人家の敷地や室内にまで入り込む。ムカデは夜行性なので人が寝ている間に屋外から屋内に潜入し、朝方に人を襲うのだ▼実は、ワンプッシュで効くという殺虫剤ならぬ虫ケア用品をすでに使用している。今年のムカデの動きは鈍い。だが一矢報いようと人をかむ意志は固い。目撃頻度はかつてなく、わが寝室だけで3度目。決意を固め、数は力と勝負をかけるムカデの反乱が始まった。人も負けてはいられない。