誰のための町長なのか 麻生芝山町長の強制収用賛同に憤り 第156回空港周辺一斉行動
週刊『三里塚』02頁(1188号01面05)(2026/07/27)
誰のための町長なのか
麻生芝山町長の強制収用賛同に憤り
第156回空港周辺一斉行動

反対同盟と支援連絡会議は7月19日、156回目の空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。
午前8時半、成田市天神峰の反対同盟会議室前に集まった仲間は事務局の伊藤信晴さんの司会で打ち合わせを行った(写真)。伊藤さんは、4者協議会が強制収用手続きで「合意」したことを弾劾し、市東さんの農地強奪阻止と一体で闘いを強める決意を述べた。
続いて、東峰の萩原富夫さんが「反対同盟としても闘いの方針を提起していきたい。少し先になるが9月8日の空港拡張差し止め裁判に合わせて県庁へのデモを行おうと考えている。現地でのフィールドワークや一斉行動での同盟ニュース配布など地道に反対運動に取り組もう。期日はまだ決まらないが市東さんの耕作権控訴審もしっかり闘おう」と呼びかけた。
市東孝雄さんは「合意だと言っても、あくまで彼らの言い分」と切り捨て、粘り強く闘う重要性について訴えた。
この日、用意された反対同盟ニュース第151号は、4者協合意を弾劾し、空港廃港こそが必要だと訴える内容だ。「国家プロジェクトとしての成田空港及び周辺産業基盤の推進に向けた関係省庁連絡会議」の初会合が7月13日に開かれたが、「急拡大する航空需要」は幻想であり巨大空港建設は対中国を想定した戦争準備だと暴露。日米共同実動訓練「レゾリュートドラゴン」で民間空港である宮古空港や石垣空港に陸自オスプレイが初飛来したことを弾劾。4面では、韓国鉄道労組が動労千葉の案内で現地を訪問したことを紹介。
打ち合わせを終えた参加者は、担当地域へ。
芝山町の第3滑走路予定地近くの住民は「今でも日によってはかなりうるさい。多少の金をもらったって年を取ってから新しいところに移るのは大変。ましてや再移転なんて」と首をふった。
移転対象のある住民は、これまで使い慣れた井戸を自ら埋めていた。「移転先に農地を買った。農業は続けたいと思っている」と語った上、強制収用との闘いに共感の意を示した。
また騒音での移転対象地区の住民は町政への怒りを語った。「町長の麻生が町民を切り捨てる強制収用に賛同するのは許せない。誰のための町長なのか。この間、野生動物による農作物被害が発生しているので駆除を町にお願いしたが、受け入れられなかった。空港の利権欲しさで住民の方を全然見ていない」
「日中は暑くてやってられない」と朝5時から畑に出て収穫したものを選定していた農家は「ネットニュースで周辺住民が強制収用反対の声明を出したことを知った」と語り、国旗損壊罪や皇室典範改定を強引に進めている高市政権と国会前での大規模な抗議行動についても話が弾んだ。