10・11全国集会成田市赤坂公園へ 三里塚反対同盟のアピール 南台農地の強奪を許すな 軍事空港粉砕、強制収用実力阻止を
10・11全国集会成田市赤坂公園へ
三里塚反対同盟のアピール
南台農地の強奪を許すな
軍事空港粉砕、強制収用実力阻止を
戦後世界の覇者=米帝は大没落からの巻き返しをかけ、むき出しの暴力による市場・資源・領土の再分割=中国スターリン主義体制打倒を最終目標に据えた侵略戦争―世界戦争を開始している。「米国の戦略的な重点は第1列島線に置かれている」(コルビー米国防次官)と日帝・高市に全面参戦を要求している。高市もまた帝国主義としての延命をかけ「強く豊かな日本」を押し出した成長戦略の柱に軍需産業の強化を据え、「継戦能力」確保、総力戦体制づくりに突進している。中でも民間インフラの軍事化、軍事利用が激しく進められようとしている。成田機能強化=第3滑走路建設のための強制収用攻防はその最大の焦点にせり上がっている。三里塚芝山連合空港反対同盟は成田軍事空港粉砕、市東さんの南台農地死守、高市政権打倒を訴え10・11全国集会への大結集を呼びかけている。事務局の伊藤信晴さん、婦人行動隊の宮本麻子さんに結集アピールをいただいた。
高市打倒の突破口を
事務局員 白桝 伊藤信晴さん

2012年に発足した安倍内閣(第2次)の肝いりで羽田・成田の年間発着各50万回化にむけた首都圏空港機能強化の本格的検討が始まった。安倍が敗戦帝国主義からの脱却を目指していたことからもわかるように「観光立国」のためと言うより、当初から軍事を想定したものだった。
この安倍の後継者を自認する高市は「台湾有事は日本の存立危機事態」と中国からの反発を百も承知で中国侵略戦争に突入する意思表示を行った。日帝経済の破綻的危機からの突破をかけて高市は軍需産業にかじを切ることを「成長戦略」の中心に据え、さらに「骨太の方針」原案に初めて成田空港を入れ、すぐに府省庁横断の組織を発足させた。国策の中心に成田の拡張を据え、日帝の危機を打破する突破口に位置づけた。
一切は米帝が中国の存在をこれ以上許さないと戦争を決断していることに規定されている。だが、核使用も辞さず世界を破壊して生き延びようとするのは破滅の道だ。
日帝の危機の深さを俺たちはちゃんと見ないといけない。市東さんの農地をめぐる裁判でも論理的な整合性を取り繕えなくなっている。農民を守るための農地法で農地を奪うデタラメ。耕作権裁判の判決では「契約書には面積はあるが位置の特定がされていない」から賃借権は不成立ですべて奪ってよいという暴論。農地法裁判ではBが賃借地と明確に特定しているのにだ。非常に反動的で政治的な判決で誰が見ても納得できない。
市東さんは、農地強奪を許さない不動の決意を示している。裁判に納得できる点が何もないんだよ。農家をやりたいという市東さんの気持ちを踏みにじり、いろいろ理由をつけて妨害するが、「俺は何も悪いことをしていない。悪いのは明らかに空港会社ではないか」と。反対同盟事務局次長の故萩原進さんもかつて、「あえて言えば本当に社会のためになるのなら土地を差し出すこともあり得るが、まったく逆だ」と言っていた。
そうした中、C滑走路予定地の地権者が「農業はもうからないけど、楽しいし豊かだ。地球温暖化がこれ以上進んだら作物が育たなくなるし農家も死んでしまう。空港など作っている場合じゃない。これ以上は譲れない」と用地買収を拒否して声を上げた。
資本家による社会はすでに壊れている。騒音問題にしてもそうだ。騒音下住民が深夜早朝の差し止め裁判を起こしているけど、睡眠時間の確保を求めているだけだ。人間が生きる上で最低限保護されなきゃいけないことを訴えて決起しているわけで、ある意味では素朴な要求なんですよ。人が生きていく上で守らなきゃならない道義的責任をNAAは完全に放棄している。
空港を廃港にし社会を本当に変えないと日常生活すらままならないというところに完全に来てしまっている。そういう情勢の中で、市東さん・萩原さんをはじめ反対同盟が「農地死守・実力闘争」の基本原則を堅持していることの意義は決定的だ。反対同盟が特別だというわけではなく、全人民ができるし、しないといけないことだ。そうしなければわれわれ人民が死を強制される。逆に言えば、われわれの闘いは全人民の希望でもあり、ここに生きていく未来があると言える。
強制収用攻撃は、国・NAAが「共生共栄」「地域あっての空港」という美辞麗句でごまかしてきた、結局は自分たちだけが生き延びればいいという資本主義・帝国主義の本質を露骨にあらわすものだ。
10・11全国集会に大結集し、市東さんの農地強奪を許さず、地権者への強制収用で成田軍事空港建設―中国侵略戦争へと突き進む日帝・高市を打倒する突破口を開こう。
この社会を変える時
婦人行動隊 宮本麻子さん

高市政権による軍備増強や国旗損壊罪の制定・安保3文書の改定の動き、そして国際情勢における米中衝突など、第3次世界大戦の危機が高まる状況に対して強い危惧を抱いています。長年の反戦運動の立場から、軍事空港の建設や強権的な土地収用には強く反対します。戦争阻止の一大闘争として、10月11日三里塚総決起集会への結集を呼びかけます。
また、ネパールや各国で起きている気候変動・自然災害についても、二酸化炭素排出量の多い大国や資本主義のあり方に原因があると考えています。近年多発する豪雨被害などを踏まえても、環境破壊や温暖化を止めるための行動が必要です。空港拡張は、自然環境・農村を破壊し、先端産業や航空宇宙産業を拡大させようとするものです。断固、反対しましょう。
空港の機能強化や地下シェルター整備など、軍事的利用や周辺住民への騒音・環境被害をもたらす施策に対しても、地域住民や反対農家と連携して反対運動や裁判闘争を続けていきます。
昨今の物価高騰により、人々の生活は非常に厳しくなっています。賃金が上がらない中で、食料品の値上がりや通信費・教育費などの負担が重くのしかかり、子ども食堂や食料支援の利用が増加している現実があります。現在の政府の政策は企業や大資本向けに偏っており、生活に困窮する人々への支援が不十分です。
社会を変えたいと願う労働者、女性、学生の皆さんとともに声を上げ、三里塚闘争に結集して意思を示していきましょう。