団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1194号01面04)(2026/10/26)


団結街道

 かつてない長雨も一段落し、朝のさわやかな空気に凛(りん)と漂うキンモクセイの甘い香り。不意に訪れた秋の知らせに沈みがちだった心も洗われ晴れ模様。栗やアケビも豊作だ。ようやく食欲の秋、読書の秋、闘いの秋本番に入った▼だが、今年は実りの秋とはいきそうもない。たわわに実った稲が風で軒並み倒れたところに降りやまぬ雨、雨、雨。市東さん宅でも萩原さん宅でも初めて稲刈りを断念せざるを得なかった。豪雨で畑は水浸しとなり、市東さんの南台農地ではほうれん草や小松菜の種をまき直した▼水はけの良さで知られる北総台地だが、周辺でも湖のようになってしまったさつまいも畑や落花生畑がちらほら。晴れてるうちに腐らぬうちにと農家と技能実習生が朝早くから収穫に精を出している▼わが家では水回りを中心にあらゆるところにカビが発生。いまだに湿度は高いままで、雨との戦いが一転カビとの戦いに。畑でも「灰色かび病」の発病率が過去10年で最悪となり、千葉県は「病害虫発生予察注意報」を発令した▼市東さん宅でも思わぬところに害虫が発生した。育苗ハウス内で鉢上げする前のレタスの苗床だ。一夜のうちに驚くほど多くの苗が食われた。さすが夜盗(よとう)虫と言うだけある。普段は畑に潜んで野菜の葉を食べているが、苗床にまで来たのは初▼苗食えば農家泣くなり夜盗虫。みんな必死に生きている。涙を空に投げ天神峰・東峰にまあるい大きな虹をかけよう!