2009年3月 4日01:09

東京北部で春闘ビッグウェーブ!

 やった! 東京北部春闘行動は圧倒的に大爆発した! 2月28日、池袋で「大幅賃上げ! 人員を増やせ! 解雇撤回!生きさせろストやろう!」東京北部春闘集会がおこなわれ、130人が大結集した。この日、朝から春闘賃上げストライキをうちぬいた精研労組隊列がバーンと登場。ストライキで決起した労働者の力と熱気が会場にあふれた。これを受けた集会は、青年労働者が過半を占め、司会から基調と各発言、団結ガンバローに至るまで終始集会を牽引した。

 「資本主義は終わった! 労働者の時代だ!」「大幅賃上げで春闘を甦らせよう」「闘わない体制内労組指導部を心おきなくぶっとばして、労働者本来の怒りと団結を取り戻そう。それが春闘ビッグウェーブだ!」――基調報告は、各職場で資本や体制内労組との闘いを持ち寄った参加者の怒りをひとつにした。自治体労働者と郵政労働者が、民営化の現実を怒りをもって暴き、自分たちの現場の闘いで道州制攻撃を粉砕する決意を語った。前日の国労臨大闘争弾圧裁判を傍聴してきた労働者が、不当な論告求刑を弾劾し、「国鉄分割・民営化こそが新自由主義攻撃の出発点。動労千葉を先頭に国鉄闘争を闘おう」と発言。
 この春闘集会は、昨年11月労働者集会の総括と発展をかけ、闘う東京北部地区の労働者が職場闘争委員会を積み重ねて設定された。その過程で、経営との折り合いを付けたいという自己保身から労働者の団結を分断してくる体制内一部幹部と激突し、資本との非和解の闘いを前進させてきた。発言にはそうした思いがほとばしった。ある労働者は、体制内幹部との狭間で悩む仲間に対して、壇上から「あなたと団結したい」と呼びかけた。現場からの発言は、とにかく怒りだ! 精研労組や一陽会介護労働者分会、福祉労働者連帯ユニオンの各分会から、「資本よ、お前らはもう終わってる」「職場で事故が起こるのは、経営の人減らしが原因だ! ストで闘えば変えられるんだ」など、賃金奴隷の鎖を引きちぎる青年の決意が相次ぎ、集会は最高潮に。団結ガンバローで締めくくった。
 さあ、地区単独では初の池袋デモだ! はじけるような高揚と解放感! 池袋のど真ん中に登場した林立する赤い旗とゼッケン。まさに真っ赤なビッグウェーブだ! そう思った街頭の労働者は多いはず。居並ぶ公安警察権力は大消耗して声も出ない。太鼓のリズムとシュプレヒコールに乗せて街頭に繰り出したら、もう資本とも体制内労組とも勝負ははっきりついた。「生きさせろ!」「春闘はゼネストだ」。我々の路線は街ゆく労働者に圧倒的に受け入れられた。体感人員は500人。池袋駅前大通りからサンシャインビルへ。街頭との合流にコールも、より力が入る。道幅いっぱいに広がっても警察は全く手を出せない。完全に池袋を制圧した! 「労働者が社会の主人公だ」「これが革命だ」という勝利感と解放感でいっぱいだ。北部の主流派はもうもらった!
 交流会で、初参加者も「楽しかった」と語り合い、「またやりたい」「明日からが春闘本番だ」と誓い合った。この一体感があれば怖いものなど何もない。資本・体制内幹部との闘いを徹底的にやりぬいて、3・20を大爆発させよう! (東京北部・YU)

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