2009年9月29日00:41

11月1万決起へ9・26全関西労働者総決起集会

 「国鉄1047名解雇撤回!道州制絶対反対!」「11・1労働者集会1万人決起で民主党・連合政権打倒へ突き進もう!」を掲げた、9・26全関西労働者総決起集会が、210名の労働者・学生を結集し、8・30情勢に対して仁王立ちし、一つの軍勢となって11月1万決起に向かって総決起することを全体で確認する、圧倒的な成功をかちとった。
 集会に先立ち、午後1時から約2時間、「11・1幟旗」を林立させ、JR大阪駅前を制圧する大街頭宣伝を行った。千枚のビラをまき、50筆の賛同署名を集め、チケットも5枚売った。その後、大阪府警の妨害を打ち破り、「解雇撤回!道州制粉砕!」の掛け声高く、梅田の繁華街をデモ行進し、9・26~11・1集会への結集を呼び掛けた。集会前のデモは、関西では初めての試みだったが、集会は、街頭の熱い熱気を引き継ぎ、一体化したものとしてかちとられていった。

 集会の冒頭、民間金属で働く青年労働者が基調報告を行った。
 基調報告は、第一に、8・30情勢は、資本主義社会が終わっているということを、労働者の怒りが示したのであり、絶対反対で闘う労働者階級の団結こそが一切を決する革命情勢が到来した。第二に、民主党・連合政権が、日帝の絶望的延命のために凶暴な道州制攻撃、「戦争・改憲と民営化・労組破壊」の大攻撃を積極的に推進しようとしており、道州制決戦、何よりも労働組合をめぐる攻防の帰趨に、全労働者の未来がかかったこと。第三に、道州制決戦の最大の軸が国鉄決戦であり、1047名解雇撤回闘争が民主党・連合政権の致命的弱点となっており、政権打倒の決定的チャンスが到来した。だからこそ11月集会が決定的になった、と提起した。
 また、昨年の11月集会以降まさにこの半年1年、森精機闘争、2・26西郡闘争、3・6橋下打倒府庁前行動、4・25尼崎闘争から5・15沖縄闘争、7・29青年労働者集会等々と、労働組合をめぐる激しい攻防を「絶対反対」を貫いて闘い抜いたことを振り返り、「〈時代認識と路線で闘う〉ことこそ階級的労働運動の核心であることをつかんできた」「職場で動労千葉の民営化絶対反対の闘いを学び、原則を貫いて非和解で闘うことで、現場労働者の闘う意欲を引き出し、ともに職場で闘う中で、資本が作り出した分断の壁をぶちこわし、階級として団結できることをつかんできた」と、確信を持って総括した。
 そして、この勝利の地平にふまえ、日々激しく闘っている豊中市職女性部の保育安全闘争、また道州制絶対反対・自治労本部打倒を鮮明に掲げて闘った豊中市職や大阪市職ユース部役員選挙をとおして、「体制内労組が組織してきた『団結』に依拠するのではなく、現場労働者の資本や当局への怒りに依拠し、全く新たな本物の団結を組織していくことができる」と、勝利の核心を強調した。そして、10・11に全力結集し、2千万青年労働者、6千万労働者階級の未来と全世界の労働者との国際的団結をかけ、11・1集会1万人決起を実現しよう!と締めくくった。
 基調報告の後、豊中市職女性部深町加代子さんと5・27国労臨大闘争弾圧被告団長富田益行さんが特別報告を行った。
 深町さんは、8・30情勢への突入によって職場の攻防が一変し、当局・体制内労組・権力一体となった「深町つぶし」「保育安全闘争=公平審闘争破壊」の激しい攻撃が襲いかかってきていること、非転向・非和解、絶対反対を貫いて闘うことで、現場労働者の怒りと共感を巻き起こしていることを、ヴィヴィッドに報告した。
 富田さんは、4・4派が完全破産した今、我々こそが国鉄1047名解雇撤回闘争の責任勢力に飛躍し、解雇撤回・絶対反対の闘争団を作り出し、JR本体の青年労働者を組織しようと訴えた。
 大阪市職、豊中市職、奈良市従、八尾北労組、高槻医療福祉労組団結グループの労働者が力強い闘いの報告とアピール、5人の労働者と学生が決意表明を行い、11月1万決起を目指して、ス労自主労働者の音頭で団結ガンバロウ、インターナショナルで、戦闘的に集会を締めくくった。(関西 I)

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