2009年9月15日00:42

法大5・28暴行デッチあげ裁判で無罪

 9月14日、新井拓君と中島宏明君の法大5・28暴行デッチあげ裁判の判決公判が行われました。結果は、2007年の4・27弾圧における新井君の一部の行為を除き、すべてを無罪とする決定的な勝利判決です。
 5・28弾圧は、新井君と中島君が、法大当局が雇った東京警備保障の警備員である星と正木を殴ったとするものです。しかし、裁判所はこれをデッチあげと認め2人に無罪を言い渡しました。

 そして、4・27弾圧についても、「新井君が法大職員の佐藤を投げた」とする点について無罪の認定を行いました。しかし、「安東学生部長に後ろから抱きつき首を絞めた」という部分については、デッチ上げを追認し「懲役3ヶ月、未決算入3ヶ月、執行猶予3年」と実質無罪ではあるものの、不当な判決を言い渡しました。
 藤田正人主任弁護人と河村健夫弁護人、そして中島君と法大生の洞口朋子さんは、さっそく司法記者クラブで勝利の記者会見を行いました。突然の会見にも関わらず、十数社が詰めかけました。
 2006年の3月以来、110名の逮捕者と33名の起訴者を出してきた法大弾圧のなかで、最初の起訴者を出し争ってきたのが、この5・28裁判でした。不当なデッチ逮捕や暴力的な排除と処分を繰り返し、学生支配を行ってきた法大当局の正体を、東京地裁ですら認めざるを得なかったのです。
 法大闘争を闘う学生の正義と、法大当局の腐敗ぶりが誰の目にも明かです。東京拘置所から出廷した新井君も、元気いっぱいでした。これから始まる新たな法大裁判の勝利にともに進みましょう。(T)

関連記事:この記事と同じカテゴリーの記事

Previous Next Move Close