ZENSHIN 2012/06/25(No2541 p06)

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第2541号の目次

再稼働反対集会に福井県民を先頭に全国から2200人が参加(6月17日 福井市中央公園)

1面の画像
(1面)
7・16反原発10万人デモへ
再稼働・大増税・戦争の野田打倒  JR検修外注化絶対阻止へ国鉄労働者の反乱・総決起を
記事を読む  
2200人が福井県庁を包囲  6・17再稼働決定に激しい怒り(6月17日) 記事を読む  
前進速報版から 記事を読む  
【要項】さようなら原発10万人集会 記事を読む  
(2面)
JR検修外注化阻止へ  “結託関係の再形成”を資本と密約した東労組 記事を読む  
外注化推進の国労本部  今こそ現場から反撃に立とう 記事を読む  
6・10集会 海外からのメッセージ  “闘いの課題は全世界で共通する”
“新自由主義と闘う国際的連帯を”
記事を読む  
(3面)
「第二の沖縄戦」に行き着く オスプレイ配備絶対阻止を
革共同沖縄県委員会
記事を読む  
夏期カンパ闘争でともに革命勝利を開きましょう 記事を読む  
非正規労働者に聞く  ジェコーの雇い止めと闘う(上)
初の団交で労働組合の力を実感 偽装請負を告発して直接雇用に
記事を読む  
(4面)
再稼働決定の野田許さぬ
6・15〜16 首相官邸前に1万人  “7・16代々木10万人結集へ”(6月16日)
記事を読む  
NAZEN杉並デモ
6・17 “念願の初参加”の人も(NAZEN杉並・北島邦彦)(6月17日)
記事を読む  
野田の地元・船橋市で ちばアクション200人が訴え(投稿・G)(6月17日) 記事を読む  
大飯原発地元で緊急抗議  福島の女たち 原発労働者に真剣な訴え(6月17、18日) 記事を読む  
“絶対にあきらめない”  フクシマからの怒りの発言 記事を読む  
2012年日誌 6月12日〜18日
原子力規制委法案「40年廃炉」骨抜き/オスプレイ、本土でも訓練計画
記事を読む  
(5面)
7・8三里塚現地闘争へ
農地死守!労農連帯の力で市東さんの耕作地を守りぬけ  江波 敏之
記事を読む  
大間原発建設阻止を  青森 デモに町民多数が共感(青森・S)(6月17日) 記事を読む  
“新自由主義粉砕・橋下打倒!”  7・1関空闘争へアピール(革共同泉州地区委員会) 記事を読む  
規制粉砕へ連帯広がる
法政大学祭説明会  学祭実の社研排除を弾劾(法政大学・T)(6月15日)
記事を読む  
(6面)
団結ひろば 投稿コーナー 記事を読む  
「詐欺罪」デッチあげ粉砕 女性労働者2名釈放せよ
勾留理由開示公判 逮捕の不当を徹底追及(6月22日)
記事を読む  
“在留カードやめろ!”  100人が怒りの法務省デモ(6月20日) 記事を読む  
全証拠開示・再審開始 7・1高裁包囲デモへ(下)
階級的団結こそ再審実現の力  労働者と結び勝利開け
記事を読む  
星野同志ビデオ国賠 沈黙決めこむ国に怒り
証拠「預けた」違法性を追及(6月19日)
記事を読む  

週刊『前進』(2541号1面1)(2012/06/25 )

 7・16反原発10万人デモへ

 再稼働・大増税・戦争の野田打倒

 JR検修外注化絶対阻止へ国鉄労働者の反乱・総決起を

 6・10文京シビックホールを埋めた1800人の熱気と感動は、10・1JR外注化阻止決戦の歴史的号砲となった。職場からの新自由主義との激しい闘いの報告、「闘えば勝てる」「労働組合を再生できる」という確信が、日本階級闘争を新たな段階へと押し上げた。資本家階級の忠実な先兵として日帝・野田政権は、原発再稼働、消費大増税、改憲・戦争へとなりふり構わず突き進んでいる。野田打倒の巨大な階級的激突が始まった。6・10の勝利の地平から直ちに、7・16反原発10万人大集会(代々木公園)と6〜7月国鉄決戦に総決起しよう。国鉄と反原発でとりわけ青年労働者を圧倒的に獲得・組織しよう。大恐慌と3・11情勢下で、プロレタリア革命勝利を切り開くために、革共同への圧倒的な夏期カンパを訴えます。
(写真 再稼働反対集会に福井県民を先頭に全国から2200人が参加【6月17日 福井市中央公園】)

 労働運動の再生に展望

 日帝・野田政権が大飯原発再稼働を最終決定し、消費大増税を民自公の3党合意で強行しようとしているその重大情勢の煮つまりのただ中で、6・10国鉄闘争全国運動集会は圧倒的に闘いとられた。6・10集会が感動と熱気の中で実現し、切り開いたものは何か。
 第一に、2012年の前半戦の闘い、とりわけ3・11福島(郡山)と4・1JR検修・構内業務外注化阻止を頂点とする歴史的な勝利の地平を引き継ぎ、職場生産点でのこの間の激しい実践を土台にして、10・1JR外注化阻止決戦への戦闘宣言を発したことだ。
 それは、革命的共産主義運動にとってひとつの「金字塔」であった2012年1〜5月の闘いの地平をさらに拡大し、結集したすべての人に新自由主義と闘う階級的労働運動の勝利の確信と実践的指針を与えるものとなった。6・10集会に横溢(おういつ)した圧倒的な勝利感、激しい職場の実践の報告は、階級的団結を拡大すれば新自由主義は打ち破れると、誰もが実感させられるものだった。
 「闘う労働運動を復権できる条件は十分ある」と言い切った田中康宏・動労千葉委員長は、10年におよぶ外注化・非正規職化をめぐる闘いの勝利を総括し、動労千葉以外のすべての労組が外注化に白旗を揚げる中で、動労千葉は「こんなものは結べない」と直ちに決断したと述べた。そして「外注化を認める協定を結んだ組合の労働者だけ再雇用する」という資本の攻撃に対し、組合員の雇用の確保のために必死に奔走し、「再雇用されなければ生活に困るんだ」という組合員と激しく討論しながら、必死に闘いをやりぬいた結果、職場全体が外注化反対になったと語った。
 さらに、3・11大震災と原発事故で何十万人、何百万人もの人がこの国の本質に気づいた、これだけのいい条件があるのだから闘う労働運動を復権することは断じて不可能ではないと、熱烈な確信をもって宣言した。
 決定的なのは、新自由主義の核心的攻撃である民営化・外注化・非正規職化を、動労千葉は11年間にわたって阻止し、団結を守りぬいたことだ。動労千葉は、新自由主義の凶暴な攻撃に労働組合の復権・再生の闘いをもって対決し反撃するならば、これを打ち破ることはできるということを身をもって示したのである。
 第二に、6・10集会は、全国・全戦線で国家権力・資本との激しい攻防が闘われ、動と反動が入り乱れる中で、これと真正面から対決し、闘って、闘って、闘いぬき、いよいよ団結を固めて前進することでかちとられた。

 職場闘争の実践に輝き

 何よりも1047名闘争つぶしの2010年4・9政治和解をはね返し、「国鉄闘争の火を消すな」を合言葉に懸命に闘いぬいてきた国鉄闘争全国運動の先頭で、外注化・非正規職化、被曝労働強制と全力を挙げて闘いぬいてきた動労千葉・動労水戸−動労総連合の闘い。またこれと一体となって、和解を拒否して闘う国労闘争団員を守りぬき、国労の戦闘的伝統を自ら担い、「自分らこそ国労だ」と解雇撤回・外注化阻止に向け闘ってきた国労共闘と「共に闘う国労の会」の存在。
 さらに国労郡山工場支部を始めとする被災地・福島の闘い、鈴木コンクリート工業分会や郵政非正規ユニオンの決起、医療センター明け渡し裁判で全面勝利した八尾北・西郡、三里塚、沖縄の闘い、そして法大暴処法弾圧の無罪判決をかちとり、ついに京大同学会を再建した学生戦線、さらに弁護士戦線など、全戦線での奮闘がひとつになって結実した。
 そこに示されたものは、職場闘争そのものの力であり、職場の団結によってすべてをひっくり返し獲得していく力である。「本物の労働運動がここにある」(鎌倉孝夫さん)と言わしめた感動と確信が、6・10集会でつくり出され、さらに拡大しようとしているのだ。6・10の圧倒的な高揚感、大衆性、誰もがすぐ納得できるわかりやすさは、職場闘争の実践がつくり出したものだ。そこに労働組合の持つ団結の「輝き」と求心力がある。
 6・10集会とその全内容をとおして労働組合がよみがえり、再生を開始している。したがって新たな飛躍・変革の課題もまた職場生産点の実践の中にある。とりわけ新自由主義攻撃が吹き荒れる4大産別には、体制内労働運動と4・9反革命を食い破る階級的労働運動復権の可能性が満ちあふれている。
 国鉄闘争を軸に、国鉄と反原発を結合し、原発再稼働と消費大増税に走る野田政権と大阪の橋下反革命の打倒へ、新たな価値創造的な闘いを4大産別を先頭に、全産別・全職場と全戦線で圧倒的に推し進めよう。その当面する最大の闘いが7・16反原発10万人大集会と7月国労大会決戦だ。

 全労働者の共通の課題

 第三に、6・10集会の最も決定的な確認点は、会場を埋めた1800人の勝利への決意、全産別で新自由主義攻撃と対決し外注化・非正規職化、被曝労働を許さない闘いの決意は、同時に日本の労働者階級すべての共同共通の決意であり課題だということだ。
 今後の日本階級闘争は、7・16反原発10万人デモから今秋10・1JR外注化阻止決戦と11月総決起へ、外注化阻止・非正規職撤廃と再稼働阻止・全原発廃炉、被曝労働拒否へ、激しく火を噴いていく。そしてそのすべてが差し当たってこの6〜7月決戦として収斂(しゅうれん)され、決着していくのだ。
 JR東日本会社は、5月末から6月にかけてJR総連・東労組、国労東日本本部、そして動労総連合との一連の団交で、「業務委託については10月1日実施を考えている。不退転の決意で進める」と明言した。しかも動労総連合との団交では、「9月30日まで外注会社に技術・経験がなくとも、10月1日に契約すれば業務委託ができる体制が整うので、委託できる」と公言した。
 JR東日本の検修職場、約5千人の労働者とその家族、下請け・孫請け会社を含めれば数万〜10万人におよぶ労働者・家族、とりわけ青年の未来を奪ってでも、金もうけのためには外注化を強行するというのだ。
 しかも許し難いことに東労組・カクマルと国労本部が競ってこの外注化攻撃に早々と屈服して妥結に走っている。東日本の検修職場、総合車両センター(工場)・車両センター、その関連派出のすべてで東労組や国労本部の屈服・妥結への怒りが煮えたぎっている。
 本社団交はひと区切りついたが、勝負はこれからだ。「JRの検修外注化に対し、工場全体で団結し勝てたら、でっかいものが生まれる」(国労郡山工場支部・橋本光一さん)。動労千葉が身をもって示したように、労働組合が反撃すれば対抗関係をつくることができる。決戦のすべてを引き受ける覚悟と準備を整え、6〜7月を断固闘おう。

 圧倒的な夏期カンパを

 6〜7月国鉄決戦と並ぶ当面する最大の闘いは、代々木公園で行われる7・16反原発10万人大集会だ。
 この闘いは、昨年の9・16明治公園6万人集会、今年の3・11郡山2万人決起を超える、原発再稼働阻止・全原発廃炉に向けた歴史的な闘いとなる。しかも7・16は、日帝ブルジョアジーの階級利害を全面的に体現して絶望的に凶暴化する野田政権の原発再稼働、消費大増税、沖縄への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備の攻撃に怒りを爆発させ、野田政権打倒へと攻め上る歴史的大闘争だ。
 6・10集会の全地平を発展させ、すべての職場生産点から、青年労働者を反原発で獲得・組織し、代々木公園へ根こそぎ大結集しよう。10万人の大集会とデモ自身が労働者にとって巨大な政治的経験となる。ここからいまひとつ時代を変える闘いが始まる。時代が確実に変わる。7・16へ全力で闘おう。
 債務危機の爆発を引き金とする欧州恐慌を先端に、今や「二番底」に転落した世界大恐慌と3・11情勢下で、労働者が勝利する最深の力は労働組合の拠点建設であり、それと一体の組織拡大と党建設だ。そのための夏期一時金カンパ闘争が今こそ死活的となっている。だからこそ最後に、闘う労働者の総決起による革共同への圧倒的なカンパを熱烈に訴えます。

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週刊『前進』(2541号1面2)(2012/06/25 )

 2200人が福井県庁を包囲

 6・17再稼働決定に激しい怒り

 

(写真 〈左〉原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演さんがデモの先頭に 〈右〉学生・青年を先頭に進むNAZENのデモ隊列に注目が集まった【6月17日 福井市】)

 6月17日、福井県庁の目の前の福井市中央公園で「いのちが大事/ふくいでつながろう/再稼働反対緊急集会」が開かれ、福井県内を始め各地から2200人が参加した。16日に野田政権が大飯原発再稼働を決めた直後の集会には「再稼働を絶対許さない」という熱い思いがあふれた。
 実行委員会からのあいさつを原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演さんが行った。小浜市の明通寺住職の中嶌さんは、3月に福井県庁で1週間のハンストを行い、再稼働阻止の闘いの先陣を切った人だ。「福島原発震災が福島県の子どもたちを始め人びとにもたらしている過酷な犠牲やストレスにこそ寄り添うべき。地震学者が『若狭原発震災の前夜』と警告している今日、大飯原発の再稼働に突き進むことは断じて許されません。かつて戦争末期、ヒロシマの惨禍に直面しながら、時の軍国主義政権はナガサキの犠牲まで招いた。『第2のフクシマ』を連発させないために、脱原発を決断すべきです」。力強いあいさつに大きな拍手がわいた。
 さようなら原発1000万人署名の呼びかけ人である鎌田慧さんは「責任を取れないことに『責任を取る』と言う犯罪行為を許さない。毎日のようにデモや集会を行い、再稼働を止めよう」と呼びかけた。京都大学原子炉実験所元講師の小林圭二さんは「大飯原発は福島第一原発とは違い、スリーマイル島原発と同じ加圧水型。沸騰水型より過酷事故を起こしやすい」と警鐘を鳴らした。
 次は1分間アピールだ。地元を始め関西圏や首都圏など全国各地のアピールが85本続いた。富山大学の学生は「7・16の10万人集会の力で再稼働を止めよう」、岡山大学の学生は「岡山大学はJAEA(日本原子力研究開発機構)と提携している御用大学。キャンパスから原発に反対して闘う」と訴えた。
 動労西日本の山田和広副委員長は「原発労働者は圧倒的に非正規職。JRや郵政の労働者使い捨てと本質は一緒。労働者を使い捨てる社会を変えよう」、国労近畿地本兵庫保線分会の富田益行さんは「国鉄時代から職場で安全闘争を闘ってきた。組合が団結を固めて処分を恐れず闘えば勝利できる。原発を止めるのは原発で働く労働者。被曝労働阻止・非正規職撤廃へ闘おう」と述べた。
 NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)は北陸と東海、杉並が発言した。「大飯の再稼働がまかり通れば、志賀も伊方も再稼働される。全原発を廃炉にするまで闘う」(北陸)、「国民の生活を破壊する野田を監獄にぶち込もう」(東海)、「沖縄県民は今、オスプレイの沖縄配備反対集会をしている。命を踏みにじるこの国を倒そう」(杉並)。8・6ヒロシマ大行動実行委員会の谷口恭子さんは「福島の子どもたちの命を守れ。被曝労働をやめろ。福島の人たちと一緒に声を上げよう」と呼びかけた。

 福島の発言に圧倒的な共感

 最後に福島からの参加者十数人が並んだ。「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんが福島の深刻な被曝実態を訴え、「すべての原発の廃炉を切実に願う私たちは福井と全国、世界の脱原発を目指す心ある人びととともにいます。私たちは大飯原発の再稼働を断じて許しません」と述べ「ノーモアフクシマ! ノーモアフクシマ!」と声を張り上げた。静まりかえって真剣な訴えを聞いていた参加者が「ノーモアフクシマ」と唱和して応えた。福島の参加者8人の発言が続いた。(発言は4面に掲載)
 いよいよ県庁を包囲するデモに出発。福井を始め北陸地方、関西圏の参加者が多い。福島の女性たちはかんしょ踊りを踊りながらデモを行った。学生や青年労働者が先頭に立ったNAZENのエネルギッシュなデモはとりわけ注目を浴びた。
 再稼働阻止へ福井から反撃をたたきつけた意義はとても大きい。全国の労働者人民が心をひとつにして闘いは広がっている。再稼働阻止へ、首相官邸・国会に怒りをたたきつけ、7・16代々木公園10万人集会へ仲間とともに駆けつけよう。

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週刊『前進』(2541号1面3)(2012/06/25 )

前進速報版から 前進速報版から

▼在留カード粉砕へ法務省デモ▼大間原発の地元で反対集会▼NAZENナガサキが九電に抗議▼日系・村田製作所の広州工場でスト

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週刊『前進』(2541号1面4)(2012/06/25 )

【要項】さようなら原発10万人集会

 さようなら原発10万人集会
 東京・代々木公園 イベント広場・ケヤキ並木・サッカー場
 7月16日(月曜日/休日)
 午後0時15分〜オープニングコンサート
 0時55分〜メイン集会(2時まで)/1時30分〜パレード出発
 呼びかけ人 さようなら原発1000万人市民の会

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週刊『前進』(2541号2面1)(2012/06/25 )

 JR検修外注化阻止へ

 “結託関係の再形成”を資本と密約した東労組

 6・10国鉄集会は、JRがたくらむ検修・構内業務の外注化を絶対阻止する決戦陣形を打ち立てた。この闘いに労働者階級全体の命運がかかっている。他方、JR東労組カクマルは検修外注化についての本部・本社間の団交を終え、近日中に妥結することを狙っている。東労組カクマルの裏切りを断じて許すな。職場から外注化絶対反対の闘いを巻き起こそう。
(写真 1月27日、ストライキに立って京葉車両センター前で1日勤外注化に抗議する動労千葉)

 会社の「修正提案」口実に妥結に走る裏切り許すな

 東労組は、6月19日に「会社の修正提案を引き出した」として、「今後は、各地本・支社間の議論に向けて、議事録確認を行い判断することとします」(『業務部速報』)と言っている。外注化について基本的に合意したということだ。
 東労組が妥結の口実としている会社の「修正提案」なるものは、機動班業務の外注化の見送りや、構内計画業務の外注化を1年送りにするなどの内容だ。これは、外注化の根本を変えるものではまったくない。ところが東労組は、この「修正提案」を「勝ち取った成果」と強弁して、外注化にゴーサインを出したのだ。
 だが、外注化は矛盾だらけだ。職場で労働者が団結して反撃すれば、絶対に阻止できる。
 6月11日に行われた東労組と会社との団交では、京葉車両センターの業務外注化について、会社が「10月1日の実施時期については、作業実態を検証した上で具体的に検討していく考えだ」と回答した。そもそも、本部・本社間の交渉で、京葉車両センターという具体的な職場を特定しての議論がなされること自体がきわめて異例だ。動労千葉の闘いがある限り、外注化はとことん破綻的だ。JR資本と東労組は、動労千葉を先頭とする闘いによって徹底的に追いつめられつつ身構えている。敵の矛盾をついて闘えば勝てる条件は十分ある。

 カクマルに大打撃与えた動労千葉京葉支部の闘い

 JR東日本は今年1月、京葉車両センターでの1日勤分の構内運転業務の外注化を強行した。動労千葉の闘いで千葉支社管内での検修・構内業務の外注化は十数年にわたり阻まれてきた。JRはこの地平を切り崩し、外注化の実績をつくるために、あえて効率を無視した1日勤の外注化に踏み切ったのだ。
 だが、それは外注化施策の根本的な破産をも突き出した。
 京葉車両センターでの動労千葉の不屈の闘いは、職場の圧倒的な労働者を外注化反対で結集させた。東労組の青年の中からも外注化への怒りの声が上がり、東労組分会も「反対」を唱えざるをえなくなった。エルダー社員として外注会社に出向に出された労働者も、動労千葉の必死のオルグに応え、外注化される業務に就くことを拒んだ。この中でJRは、東京から送り込まれたカクマル分子と助役を充てることで、かろうじて1日勤の外注化にこぎ着けた。
 こうした状況について、昨年11月に行われた東労組の「2011政策フォーラム」で、千葉地本京葉車両センター分会は次のように報告している。「提案当初、職場内は『外注化断固反対』のムードでした。他労組が『外注化=転籍だ』などと……虚言を吹聴し、若手の不安をあおっていたためです。しかし、……職場集会で粘り強く議論してきました。『断固反対』という無責任なたたかいではなく……現実に踏まえたたたかいを創りだしてきました」「分会は千葉労(ママ)から『委託はたたかえば止められる』という煽(あお)りもあり、反対意見からの出発でした。……国鉄改革で苦労してきた先輩のために、エルダー組合員の雇用確保の必要性や協定締結の過程など中身を議論し一致をさせて、協約に沿って向き合う方針に転換し提案を受けてきました」
 「千葉支社は提案当初『今年度新たに退職する運転士7名のうち希望者数名で委託する』と言っていました。しかしその後の交渉では『すでにエルダーとして清掃業務を担っている3名で委託しようとしている』ことが発覚しました。そして2日勤を3名で回すのは困難であり1日勤に修正提案したいと交渉で言い始め、会社の施策に対する無責任さが露呈しました」
 動労千葉の闘いに鼓舞されて東労組の青年の中から外注化反対の声が噴き出し、分会役員はこれを鎮圧しろという本部カクマルの徹底的な恫喝にさらされた実態が、ここでは語られている。
 JR資本は1日勤外注化の強行によって労働者にあきらめを強いようとした。だが、外注化の結果、事故につながりかねない事態は頻発し、外注化に対する労働者の怒りはさらに高まっている。
 青年にとって外注化とは、帰るあてのない出向を強いられるものであり、やがては外注会社への転籍=非正規雇用化にまで行き着く攻撃だ。東労組カクマルがどんなに恫喝しようと、青年の外注化への怒りは決して抑え込めない。

 カクマルの“特権維持”と引き換えに青年売り渡す

 JR資本は、東労組カクマルの裏切りに依拠する以外に外注化を強行する手段を失っている。
 09年10月に検修・構内業務の全面外注化を打ち出したJR東日本は、ひとたびはカクマルとの結託体制の全面清算をも決断した。東労組の「拠点」職場をも対象とした外注化に踏み込んだからだ。そして、「ローカルルール是正」と称して、東労組カクマルを特権的に扱ってきた職場慣行を改める施策に着手した。
 だが、動労千葉(動労総連合)の闘いにより3年も外注化が阻まれ、結局、資本はカクマルとの腐った結託体制を再形成するほかになくなった。
 東労組は、今年4月に行われた団交で「ローカルルールについては……2009年5月の本部・本社で整理した時点に戻して議論し、対立点があれば本部・本社間で整理することを確認した」と叫んでいる(『緑の風』6月1日号)。つまりJR資本と東労組カクマルは、検修全面外注化提案以前の関係に戻ることで合意したということだ。
 この間、一頓挫していた外注化攻撃は、5月14日、東労組が「組合案」なるものを提出して以降、急速に動き出した。その背後にあったのは、カクマルと会社との「以前の関係に戻る」という密約だったのだ。
 東労組を牛耳る一握りのカクマルの特権維持と引き換えに、彼らは外注化を認め、率先推進して、青年労働者を資本に売り渡したのだ。
 今こそカクマルへの怒りを燃え立たせ、東労組の中から外注化絶対反対の声を巻き起こそう。
 外注化の具体的施策が現場段階で具体的になればなるほど、その矛盾はあらわになる。カクマルが認めようが、労働者は絶対に外注化など認めない。10・1外注化阻止へ全力で闘いぬこう。

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週刊『前進』(2541号2面2)(2012/06/25 )

 外注化推進の国労本部

 今こそ現場から反撃に立とう

 連合加入狙い裏切り深める

 国労本部は、JR東日本の検修業務全面外注化を東労組カクマルと競い合って積極推進する側に回っている。
 6月19日、JR東日本が検修外注化についてペテン的な「修正提案」を行うや、国労東日本本部は直ちに「今回の修正提案は、こうした私たちの要求を会社側が受け入れたものであり、国労が強く求めてきた業務委託の拡大に一定の歯止めをかけたことになります。まさに、組合員の奮闘の成果です」と絶賛した(『国労東日本ダイジェスト版』6月19日号)。国労東日本本部は、6月のわずか2回の団交で本部・本社交渉を終え、今後は支社交渉に入るとしている。会社と基本的に合意したということだ。
 今や国労本部は自覚的に資本の先兵の役割を担っている。それは彼らが、国労を連合に加盟させ、資本の庇護(ひご)のもとに生き延びようとしているからだ。7月全国大会に向けて国労本部が出した「2012年度運動方針(案)第一次草案」には、「ナショナルセンター連合などとの連携や関係強化等、共闘について引き続き議論を深めていく」と書かれている。彼らはまた、JRや関連会社に雇用されない者は組合員ではないとして、解雇撤回闘争を根本的に否定した。
 こうした国労本部の裏切りの最たるものこそ、外注化の率先推進だ。
 検修外注化はけっして一部門の問題ではない。JRはこれを突破口に運転・車掌も含めて鉄道業務を徹底的に外注化し、JRそのものを持ち株会社・金融会社に特化させようと狙っている。しかもJRの外注化は、資本家階級総体の延命をかけた一大階級決戦として仕掛けられている。
 その手先となった国労本部は、新自由主義の攻撃を自ら推進することで、国労を実質的に連合化させる道をひた走っているのだ。
 だが、国労本部がどんなに裏切ろうと、外注化への現場組合員の怒りを抑えることはできない。

 出向・転籍強要許さず闘おう

 国労東日本本部は、「今回の施策によって、多くの組合員が出向発令を受けることになるのも事実です」と当然のことのように言い放った。しかし、今回の攻撃は、検修業務のほとんどを丸ごと外注化するものだ。車両センターの場合、労働者の半分以上が出向に出される。出向を強いられれば、帰れるあてはない。「3年で戻れる」とか「10年で出向は解消する」などという保証はどこにもない。行き着く先は転籍の強要だ。
 この事実を国労本部も東労組もとことんごまかしている。だが、個々の職場で外注化の具体像が明らかになればなるほど、こんなごまかしはきかなくなる。
 国労東日本本部は会社との交渉で、JR直轄業務と外注化業務の「切り分け」の基準を明確にしろと言ってきた。だが、一体となって運営されることで初めて成り立つ鉄道業務を「切り分ける」ことなど不可能だ。それを無理に強行すれば、業務は破綻し、鉄道の安全は根本的に損なわれる。
 しかも、外注化は偽装請負を不可避とする。JRは、外注会社の作業責任者を介してJRが作業指示を行えば偽装請負にならないかのように言うが、そんなことは本質的な問題ではない。そもそも、検修業務について技術も経験も持たない外注会社に業務を請け負わすこと自体が偽装請負だ。
 国労本部が外注化を認めたからといって、現場でそれがやすやすと通るはずがない。外注化阻止の闘いはまさにこれからだ。現場からさまざまな抵抗闘争を巻き起こせば、外注化は覆せる。
 また、そうした闘いこそが、資本の手先に純化した国労本部を打倒し、国労の階級的再生の道を開くのだ。7月国労大会に至る決戦を、検修外注化・駅業務外注化との一大攻防として闘おう。

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週刊『前進』(2541号2面3)(2012/06/25 )

 6・10集会 海外からのメッセージ

 “闘いの課題は全世界で共通する”

 “新自由主義と闘う国際的連帯を”

 国鉄闘争全国運動の6・10全国集会には、世界各地で新自由主義攻撃と闘いぬく多くの団体、個人から熱い連帯のメッセージが寄せられた。国際連帯の偉大な地平だ。以下、紹介します。(編集局)

■ベルリン都市鉄道の民営化に反対する行動委員会/クルト・シュナイダーさん(ドイツ機関士労働組合)
 私たち「ベルリン都市鉄道の民営化に反対する行動委員会」は、国境を越え、海を越えて、みなさんに連帯のあいさつを送ります。
 私たち行動委員会は、ベルリン都市鉄道のさまざまな分野で働く男性・女性の鉄道労働者によってつくられています。わが行動委員会は、ベルリン都市鉄道の労働者の状況を協議するために、2011年12月、所属労組の枠を超えた独立組織として結成されました。私たちは、労働者が全体として活性化することによって、現状打開の道を探ろうとしています。
 現在、ドイツ連邦政府・ベルリン州政府・ドイツ鉄道は、伝統的なベルリン都市鉄道を破壊し民営化するプランを進めていますが、私たちはこれに対して闘っています。私たちは、全職場を守るために闘うとともに、ベルリン都市鉄道再建に向けた緊急プログラムを2017年までに実施させるために闘っています。
 私たちは、旧日本国有鉄道の破壊と民営化に対して、みなさんがすでに数十年間にわたって闘いぬいてきたことについて、重大な関心をもって注目してきました。
 私たちの闘いと共通する点がたくさんあることを確認できます。私たちはみな、全世界的に、企業の攻撃にさらされています。それはますます激しくなっています。企業にとっては、最大限の利潤をあげることだけが関心事で、労働者や乗客、そして地域全体の利害にはまったく関心がありません。
 私たちは、みなさんの要求とスローガンに全面的な支持を表明します。
 国鉄の分割・民営化反対! 国鉄1047名解雇撤回! 闘う労働組合の復権を!
 新自由主義と闘う労働組合の全世界的ネットワークを形成しよう!

■ロサンゼルス統一教員組合(UTLA)/アーリーン・イノウエさん
 日本の姉妹兄弟のみなさん。
 国鉄闘争全国運動第3回集会に、UTLAからごあいさつ申し上げます。みなさんがお互いに触発され、励まし合う機会になりますことを願っています。
 私たちが取り組んでいるさまざまな闘いは、なかなか良い方向に向かわず、むしろ後退し続けているように思われます。それが日本で最も顕著に見て取れます。鉄道や教育の民営化の動き、失業や労働者酷使、放射能汚染に伴う社会構造の崩壊――これらすべてが人びとを苦しめています。そして、大惨事によって痛めつけられるのは、いつも社会の底辺で貧困に苦しむ権利を剥奪(はくだつ)された人たちなのです。
 しかしみなさんは、人間の尊厳を守り、原発のない公正な世界で働き生きる権利を闘いとるために団結しています。みなさんは、団結を維持し、ともに運動を広げて平和な社会を築くとはどういうことかを私たちに示して、世界の先頭に立って闘っています。
 UTLAは、公教育で利益を得て学校を崩壊させようとする輩(やから)から、組合つぶしの攻撃を激しく受けています。私たちもともに闘います。
 永遠の連帯を! ソリダリティ・フォーエバー。組合が私たちを強くするのだから。
 兄弟姉妹のみなさん、私たちはみなさんとともにあることを覚えていてください。私たちは互いを強くしているのですから。がんばって!

■国際港湾倉庫労働組合(ILWU)ローカル21/ダン・コフマンさん
 連絡ありがとうございます。
 がんばってください。あなたの友情と動労千葉は、常にILWUローカル21の心の中にあります。私たちの闘いへのみなさんのご支持は、決して忘れることはできません。
 ここアメリカでも、民営化が本格的に始まりました。郵便事業がそうであり、最近ではワシントン州でアルコール販売の民営化攻撃が始まりました。

■運輸労働者連帯委員会(TWSC)/スティーブ・ゼルツァーさん
 呼びかけありがとうございます。この闘いを、アメリカでも広めていくようにします。
 労働者がこの時代を切り開くには、労働者の統制のもとに鉄道を再国有化すること、労働組合と全労働者階級が新自由主義と資本主義に真正面から闘うことが決定的です。
 レイバーフェスタで原子力に反対するあなたたちの闘い、そしてホシノ、ムミア、ケビン・クーパー、そして労働者階級のすべての政治犯を防衛する闘いを取り上げていくことにしています。
 これらは、世界の労働者階級と連帯する国際連帯闘争です。
 連帯をこめて。

■レイバーネット・オーストリア/カールさん
 レイバーネット・オーストリアは、鉄道の民営化と対決するあなたたちの闘いに心より連帯を表明します。2011年のサンフランシスコ・レイバーフェスタで、動労千葉ならびに星野さんを取り戻そう!全国再審連絡会議からの多くの同志たちとお会いしました。鉄道民営化に対する反撃に勝利を!

■アメリカ反戦の母/シンディー・シーハンさん
 すべてのみなさんに愛と連帯を! 進め、動労千葉!

■ムミア、ケビン、ホシノ防衛委員会/キャロル・セリグマンさん
 この重要な闘いの大成功を祈ります! 連帯をこめて。
(写真 文京シビックホールを埋める1800人の結集で大成功をかちとった6・10国鉄闘争全国集会)

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週刊『前進』(2541号3面1)(2012/06/25 )

(写真 オスプレイ配備阻止へ5200人 オスプレイ配備に反対し5200人が結集した宜野湾市民大会。沖縄労組交流センターと全学連はビラまきなどで新自由主義と対決する新たな沖縄闘争を呼びかけ、参加者の圧倒的な注目を集めた【17日】)

 「第二の沖縄戦」に行き着く オスプレイ配備絶対阻止を

 革共同沖縄県委員会

 6月17日に開かれた「普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会」は5200人が宜野湾市海浜公園野外劇場を埋めた。「事故が起きてからでは遅い」「一致団結して宜野湾市を守ろう」「ニジティン ニジティン ニジララン(耐えても耐えても耐えられない)」。日帝・野田政権は原発再稼働の強行と消費大増税、そしてオスプレイ配備−辺野古新基地建設を強行しようとしている。これを再び三たびの県民大会と全島ゼネストで打倒するまで、やむことのない沖縄の労働者階級人民の闘いの始まりだ。

 新自由主義と対決する沖縄闘争が5・15で開始された

 「空飛ぶ棺桶(かんおけ)」「空飛ぶ恥」とまで言われている垂直離着陸輸送機オスプレイ。4月にはモロッコで訓練中に墜落し4人が死傷。米が行った環境審査(レビュー)の結果を防衛省が沖縄県に報告した6月13日には、空軍仕様のオスプレイ(CV22)がフロリダ州で墜落し5人が負傷した。この危険な代物を普天間だけでなく嘉手納にも配備しようとしていることが判明した。絶対に配備を阻止しなければならない。
 重要なことは時代認識だ。最末期の帝国主義が世界大恐慌のもとでのたうち回り、新自由主義が劇的な破産を開始する中で、生きるために新しい社会の創造へと全世界の労働者階級人民が不退転の闘いを開始している。米帝は新軍事戦略を発動し、中国・北朝鮮への世界大戦レベルの侵略戦争へ踏み切ろうとしている。日帝は「動的防衛力」へと転換し南西諸島の自衛隊を強化しようとしている。その行き着く先は帝国主義戦争であり、「第二の沖縄戦」だ。
 これらは福島県民200万人を高放射線下に留め置き、日々刻々と被曝を強制していることと表裏一体だ。どちらも「安全だ」とほざいている! 米日帝は自らの延命のために福島県民を棄民化し、未来のすべてを奪おうとしている。そして140万沖縄県民を戦場にたたき込み、「捨て石」とすることを決断した。これが最末期の帝国主義による新自由主義の破産した姿だ。オスプレイは1980年代から開発が始まった新自由主義を象徴する産物だ。配備との闘いは沖縄への新自由主義攻撃との攻防なのだ。
 求められていることは世界大恐慌と3・11情勢下での新自由主義と対決する沖縄闘争の路線と勝利の方針だ。それを「復帰」40年の5・15沖縄闘争を総括する中からつかみたい。

 3・11情勢下の全階級的テーマ

 「復帰」40年5・15沖縄闘争の総括の第一の点は、1960〜70年代の「復帰」闘争、とりわけ72年5・15ペテン的返還体制との闘い(「復帰」以降40年の闘い)を新自由主義との対決としてとらえ返し、沖縄闘争論の路線的整理と飛躍の挑戦を開始したことだ。
 「復帰」闘争とは米軍支配=「基地の島」という非人間的な現実への怒りが爆発し、それが日本の施政権下(いわゆる「平和憲法」=日本国憲法)に帰ることを要求した全県民的・全人民的大運動であった。
 この「本土復帰・基地撤去、基本的人権の尊重」等々の願いを逆手にとってペテン的返還を強行することに対して、われわれは「沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」を打ち出した。そして72年5・15「返還」を「5・15体制」と規定し、あくまでも「沖縄奪還」を掲げて「復帰」以降の現実との対決を開始した。
 70年代とは74〜75年恐慌を歴史的転換点として新自由主義攻撃が全世界に拡大を開始した時代だった。基軸帝国主義・米帝の歴史的没落と帝国主義戦後世界体制の危機が時代背景としてあった。
 「5・15体制」下の沖縄の現実はどのようなものだったか? 「復帰」以降の基地労働者に対する大量解雇攻撃と労働運動の「本土並み一体化」のかけ声のもとで、米軍政下で沖縄の労働者が闘い取ってきた既得権が剥奪(はくだつ)された。「基地の島」の護持を至上命令として開始された「沖縄振興開発計画」による大失業攻撃が、沖縄を「基地の島」だけでなく「大失業の島」「非正規雇用の島」へと急速に変貌(へんぼう)させた。すべては新自由主義攻撃だ。カクマルとの厳しい内戦も新自由主義の先兵との闘いだった。
 今年の5・15闘争は「新自由主義との対決」が全階級的テーマとなった。このことが「牧青」(全軍労牧港支部青年部)の闘いへの社会的注目として表れた。新自由主義と対決して勝利する路線を沖縄の階級闘争と労働運動の歴史からよみがえらせようという思いが、「牧青」と「解雇撤回・基地撤去」の闘うスローガンを沖縄の労働者階級の闘いの中によみがえらせた。世界大恐慌と3・11情勢下の沖縄闘争として、「新自由主義と対決する沖縄闘争」が開始されたのだ。

 国鉄闘争全国運動の前進がフクシマとの連帯を開いた

 総括の第二の点は、路線的整理と飛躍を可能にしたのは、沖縄県党を「国鉄闘争を闘う党」として建設する立場だった。フクシマと沖縄との連帯が今年の5・15闘争のメインスローガンだったが、この連帯を実現した根底には国鉄闘争全国運動・沖縄の戦略的な前進があった。
 フクシマと沖縄の怒りが一体とはどういうことか? 新自由主義攻撃はすべての労働者階級人民に対する攻撃であり、だからこそ国鉄全国運動の拡大が階級的労働運動をよみがえらせ、その力が新自由主義を最後的に崩壊させる。国鉄全国運動が日米安保体制の最大の要である原発(核兵器製造工場)と基地(核基地)に対する内外からの決起をつくり出し、全原発の廃炉と全基地の撤去を可能とするのである。
 4・9反革命と対決して国鉄闘争全国運動・沖縄を結成し、職場・地域に動労千葉を支援する会を結成し、物販闘争を軸に職場闘争を積み重ねてきた力、その路線的な勝利ということである。

 階級の指導部をつくり勝利開く

 総括の第三の点は、階級の指導部建設への挑戦とその戦略的前進だ。労働運動を前進させ、階級闘争の指導部を職場生産点の闘いの中から建設する。この前進が新自由主義攻撃のもとでの沖縄闘争=安保・沖縄闘争の前進と勝利を切り開く。われわれは「復帰」闘争以来の歴戦の同志から新自由主義攻撃下で闘いを開始した青年労働者まで、層として階級の指導部の建設に勝利しつつある。
 主要産別と拠点地域での「動労千葉を支援する会」の結成と、「非正規職撤廃!」を掲げた青年労働者を先頭とする闘う労働組合の結成は、国鉄闘争全国運動・沖縄が生み出したものであり、この中から階級の指導部が育まれていることは決定的だ。沖縄の労働運動の歴史的な戦闘性を継承し、さらに階級的に発展させられるのは、もはやわれわれだけである。
 先に述べた「牧青」の闘いの「特異性」とは、街頭での武装した闘いにだけあるのではない。青年労働者が分会単位でがっちりと職場支配権を握り、全軍労本部も支部も青年部の突出した闘いに統制処分などをかけることのできない力関係を形成したことにあった。職場支配権をめぐる米軍と体制内執行部との激闘の中から青年労働者のリーダーを膨大に輩出しながら闘われたのが牧青の闘いだったのだ。
 職場生産点の闘いの先頭に立とう。最大の武器は動労千葉物販だ。それが最も有効な職場闘争だ。物販から「動労千葉を支援する会」建設と会員の拡大に挑戦しよう。
 さらにこの地平に立ち沖縄の学生運動の再建への確かな手応えをつかみつつある。京大の全学自治会同学会の再建は沖縄の学生への最大の激励だ。この闘いに続こう!

 基地労働者を先頭に民営化・外注化・非正規職化と闘おう

 闘いの路線と方針は鮮明だ。オスプレイの配備と辺野古への新基地建設強行は沖縄の労働者階級の闘いの圧殺なしにはなしえない。その最大の激突点が基地労働者の存在と闘いである。それは、「復帰」前後に基地労働者にかけられた大量解雇攻撃を見ても明らかだ。
 AAFES(米国陸軍および空軍が共同運営する福利厚生組織)への7月1日からのパート導入攻撃は、基地労働者への外注化と非正規職化、労働組合(全駐労)破壊攻撃だ。米軍は、パート導入反対の全駐労の署名活動を禁圧する新たな攻撃を開始している。
 そもそも米日帝は一貫して基地労働者を「労働法の適用除外」という「不安定」な労働者として固定化しようとしてきた。それに対して、全軍労闘争を継承して存在する全駐労は曲折を経たとはいえ、基地労働者の団結形態とその潜在的な戦闘性を守り抜いてきた。これを突き崩す最後的な攻撃が開始されようとしている。解雇攻撃と「非正規職化」攻撃に対し、「解雇撤回・基地撤去、外注化阻止・非正規職撤廃」を掲げて動労千葉派を闘いの中から組織し、新たな階級の指導部を膨大に生み出すことが勝利への道だ。
 基地労働者の闘いは沖縄のすべての労働者の課題でもある。沖縄の労組組織率は全国最低、非正規職の比率は全国最高となっている。新自由主義攻撃の核心は労働組合破壊=団結破壊にあり、それは外注化・民営化と非正規職化の凶暴な推進によって貫徹される。この攻撃が「復帰」以降執拗(しつよう)にかけられてきた。基地労働者を先頭に沖縄の労働者階級がここを打ち破ったとき、「基地の島」は「革命の火薬庫」に転ずる。
 さらにTPP(環太平洋経済連携協定)も一体の攻撃だ。TPPは沖縄の農業とりわけ基幹作物であるサトウキビを壊滅させる(県内耕作地に占める収穫面積は32・6%、農家数は80・3%を占める)。特に離島などではきわめて深刻な事態をもたらす。サトウキビの農業生産額に占める比重は、県全体では15・8%なのに対して宮古圏域は43%を占めている。
 TPPは離島の切り捨てにとどまらず、宮古・八重山など先島諸島への自衛隊配備と一体の大攻撃だ。フクシマと連帯した沖縄の農民の闘いもまた新自由主義との闘いであり、「基地の島」の根底的変革の闘いである。
 新自由主義と対決する沖縄闘争の勝利は国鉄決戦の勝利と一体だ。10・1JR外注化阻止決戦を全力で闘い勝利しよう。すべての沖縄の労働者は革共同沖縄県委員会に結集してともに闘おう!

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週刊『前進』(2541号3面2)(2012/06/25 )

 夏期カンパ闘争でともに革命勝利を開きましょう

 6・10で反撃開始

 すべての『前進』読者のみなさん。革共同は、革命的激動期と勝利の時代の到来に際し、重大な決意を込めて絶大な夏期カンパを心から訴えます。
 民主党・野田政権は、6月16日に大飯原発再稼働を最終決定し、他方で消費税引き上げの自民・公明との合意を取り付けました。野田は「原発を止めたままでは日本の社会は立ちいかない」「国民生活を守ることが、私がよって立つ唯一絶対の判断の基軸」とぬけぬけと言い放ちました。ふざけるな!
 3・11原発事故以降、被災地では16万人もの人びとが避難生活を強いられ、福島の子どもたちは日々、命の危険にさらされている。2千万人と言われる労働者がワーキングプアにたたき込まれ、明日をも知れない生活を送っている。日本の社会を徹底的に壊し、「国民生活」を破壊したのは国家であり、東電ではないか! 「1%」のブルジョアジーのために労働者は死んではならない! 死すべきは新自由主義・野田政権です。
 今日、野田政権は、JR東日本を先兵にして一度は破綻したJR総連との結託体制を修復し、10・1全面外注化強行で国鉄闘争をたたきつぶそうとしています。しかし、この大反動をぶち破る大反撃が、6・10国鉄闘争全国運動集会への1800人の団結をもって開始されたのです。
 「国鉄闘争の火をさらに大きく」(動労千葉・田中康宏委員長)、「ここに本物の労働運動がある」(鎌倉孝夫さん)、「非正規でも労働組合をつくれば有期雇用、解雇と闘える。私たちの団結は無限大」(鈴木コンクリート分会)。階級的団結の力で新自由主義を打倒することは絶対にできる。労働現場における不屈の実践が集会の高揚感と確信を生みだしたのです。
 八尾北医療センター労組の闘い、大阪市の自治体労働者・教育労働者の闘いは、新自由主義の先兵である「維新の会」橋下・大阪市長をうち倒せることを全階級に示しました。そして、国労郡山工場支部をはじめとした被災地の労働組合の闘いは、フクシマの怒りと結びついてあらゆる人民が決起する水路を切り開いています。
 国鉄闘争と反原発闘争を一体的に推進し、外注化・非正規職化・被曝労働と闘う階級的労働運動をよみがえらせること、ここにこそ、新自由主義を打倒する道があります。党と労働組合が固く結びつき一体的に発展することを通して、労働者階級と農民・漁民などすべての人民が一つになってものすごい力を発揮できるのです。革共同は、今年前半期の創意に満ちた格闘を通して、労働者階級の党、青年の党として本格的に登場する意欲と確信に満ち満ちています。
 だからこそ、心から訴えます。激しい階級攻防から必然的に求められる飛躍を成し遂げるために、必要な資金を革共同にぜひ寄せてください。この夏〜秋、革共同は、動労千葉を先頭とする国鉄労働者とともに10・1JR外注化を絶対に阻止し、国鉄闘争全国運動を発展させるために総力で闘います。
 7・16原発再稼働阻止の10万人決起と、福島の命と団結のよりどころとなる診療所を建設するために心血を注ぎます。闘う労働組合をよみがえらせ、橋下打倒の大闘争を猛然と巻き起こし、改憲攻撃阻止に決起します。法大闘争での無罪判決と京大全学自治会同学会再建の快挙を成し遂げた学生運動の歴史的爆発をかちとります。そして、現代の特高警察との死闘戦に打ち勝ち、革命に勝利できる非合法・非公然の党を強力につくり上げます。

 団結し総決起を

 階級的団結こそ、新自由主義と闘う労働者階級の最高の力です。新自由主義への怒りを、党と階級の団結と総決起に転ずる闘いこそ財政闘争です。それは労働者党を労働者自身の手でつくる歴史的事業そのものです。夏期カンパ闘争に立ち上がろう。
 6月29日に一時金支給を控える公務員労働者のみなさん。襲いかかる公務員バッシングとリストラ、賃金削減攻撃の中だからこそ、今こそ根底的怒りをもって決起しましょう。民間基幹産別の仲間も含め、10万円単位の思い切ったカンパを訴えます。
 一時金もなく常日頃から雇い止め解雇の不安の中で闘っている非正規職の仲間のみなさん。自分たちの力で党をつくって資本家を打倒する以外に労働者の生きる道はありません。そのために、仲間たちにも呼びかけ、可能な限りのカンパを寄せて下さい。
 JR外注化と原発再稼働をめぐるこの夏〜秋の闘いこそ、新自由主義を打ち倒しプロレタリア革命の勝利の扉を大きく開く正念場です。夏期カンパ闘争でプロレタリア革命勝利を切り開こう!

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週刊『前進』(2541号3面3)(2012/06/25 )

 非正規労働者に聞く

 ジェコーの雇い止めと闘う(上)

 初の団交で労働組合の力を実感 偽装請負を告発して直接雇用に

 埼玉県行田市には、ショーワ本社工場と1`隔ててトヨタ系部品メーカー・ジェコー本社工場がある。ここで派遣労働者がジェコー労組に加入して行田分会を結成、派遣労働から直接雇用をかちとりながら解雇され解雇撤回闘争を闘っている。当該の女性組合員2人に話を聞いた。(編集局)
(写真 4・27ジェコー本社前行動。不当解雇された期間雇用労働者を先頭に資本を弾劾し工場内や出退勤中の労働者に決起を呼びかけた【埼玉県行田市】)

 派遣で関東一円の工場を転々と

 ――派遣労働者になったいきさつは?
 Aさん 埼玉県内の高校卒業後、縫製会社に正社員として就職したんですけど、セクハラが原因で1年未満で退職。奥日光でサービス業−仲居さんみたいな仕事−に正社員で入ったけれど、ここもセクハラで半年未満で退職。求人広告に「寮付きで月20万円稼げる」とあったのにひかれて人材派遣の日研総業に入社しました。
 Bさん 茨城の高校を卒業してから化粧品製造会社に就職しました。13年間社員として働いたのにリストラされて、求人情報誌で見つけた日研総業に入ったんです。
 ――派遣の仕事はどうでしたか?
 Aさん 埼玉県内の工業団地にある、自販機の精算機や銀行の精算機を作る会社に約4カ月、請負として働きました。
 Bさん 地元を離れて宇都宮のキヤノン工場に3カ月行きました。それから木更津(千葉)のソニー工場に2カ月、船橋の光ケーブルを検査する工場に1カ月。いったん辞めて仕事を探したけれど見つからなくて。また日研で伊勢崎(群馬)のデンソーに3カ月、茨城の食品工場に1カ月。ここでは15`のコンテナを持つ重労働でした。日研は別の工場に移るたびに退職届を書かせて年休をゼロにしてたんですよ。

 門前でビラ受け取り労組に加入

 ――そのあとジェコーに来たんですね。
 Aさん 2001年5月からです。自動車のエアコンの組み立てやメーターの検査などの仕事をやりました。働き始めて1週間は昼勤だったのに、その後すぐに夜勤に回されました。元々は夜勤の話はなかったんで大いに不満でした。でも、生活のため渋々受け入れたんです。
 Bさん 03年の5月からです。自動車の計器類を作っていました。ベアリングもあったけれど、小さい部品だから車のどの部分なのかよく分からなくて。ネジとか何種類もの細かい部品をトレーに入れて運搬する人に渡す仕事とか、いろいろやりました。夜勤も昼夜勤もありました。
 ――労働組合と出会ったのは?
 Aさん 06年のことです。残業が終わり寮に帰ろうとしたら、JAM神奈川ジェコー労働組合の人たちが門前で朝ビラをまいていたんです。質問に答えていたら詳しく話を聞きたいと言われ、朝食をとりながらいろいろ話しました。そうしたら、私への働かせ方は違法だと言われました。「正社員になりたい。一度も手にしたことのない、まともなボーナスがほしい」と思って組合に加入しました。
 Bさん Aさんとは同じ寮の別の部屋でした。誘われて2カ月後に組合に入ったんです。

 職場で分会を結成し会社と団交

 ――なぜ神奈川の労組だったんですか?
 Aさん 02年に会社が川崎の工場を閉鎖して100人の首を切ろうとしたとき、組合が雇用を守るために新しい事業所を確保させたんです。でもそこはほかの労働者から切り離されていて。組合は組織拡大のために、配転された人たちがいる行田工場まで定期的にビラまきに来ていたんです。
 ――埼玉の組合は?
 Bさん JAM埼玉があって訪ねてみたんです。でも、対応した役員が「派遣のことは勉強中で」なんて、はしにも棒にもかからなくて。それに、うちの委員長が行田工場でビラをまくと、すぐJAM神奈川から「お前、今何をやっているんだ!」と電話が入るとか。会社が知らせて圧力をかけさせている。そんな組合なんです。
 ――会社との団体交渉はどうでしたか?
 Bさん Aさんと2人でジェコー労組行田分会を結成して、組合員だと会社に通告しました。
 Aさん 組合に加入するまで、会社側と直接顔を付き合わせて交渉ができるなんてまったく知らなかったんです。初めての経験だったけれど、会社に意見を言えるのが組合の力なんだと実感しました。日研との団交で、有給休暇の取り扱いなんかで私たちの言い分が通って勝利した時は、とてもうれしかったです。
 Bさん 団交でジェコーに直接雇用しろと要求したけれど、拒否。それで労働局に偽装請負のことを告発したんです。形の上では日研が業務を請け負っていたのに、仕事の指示も休暇の許可もジェコーの社員がやっていたんです。労働局も無視できなくて是正指導の命令を出しました。
 Aさん 会社も要求をのまざるを得なくなって、07年9月に80人近くが期間従業員として直接雇用されることになったんです。この過程で組合に入ってくれる人も出てきました。
 ――その翌年に会社が解雇を通告してきたんですね。
 (つづく)

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週刊『前進』(2541号4面1)(2012/06/25 )

 再稼働決定の野田許さぬ

 6・15〜16 首相官邸前に1万人

 “7・16代々木10万人結集へ”

 野田政権が大飯原発3、4号機再稼働を最終決定した6月16日、労働者民衆の怒りと弾劾がたたきつけられた。午前9時、緊迫した状況のなか600人が首相官邸前に集まり、福島の女性たちを先頭に「再稼働するな!」のコールとアピールを発し続けた。
 さらに午後2時からと6時から、再稼働決定に対する緊急の弾劾行動を、官邸前に駆けつけた百数十人の人たちが波状的に闘いぬいた。「大飯原発再稼働決定を許さないぞ!」「野田を許さないぞ!」の弾劾がやむことなく官邸・国会議事堂周辺に響きわたった。「闘いはこれからだ」「もっともっと闘いを大きくし、絶対にすべての原発をなくそう」。若者が年輩の人が、次々にマイクを握って訴えた。
 前日の15日にも延べ1万1千人の労働者民衆が官邸前で闘いぬいた。
(写真 「大飯原発を絶対に再稼働するな!」と雨の中、首相官邸に向けてシュプレヒコールを何度もたたきつけた【6月16日 千代田区永田町】)

 資本主義倒し全原発廃炉へ

 野田政権の大飯原発3、4号機再稼働決定は絶対に許せない。原発は被曝労働を不可避としており、この一点で労働者階級は絶対に原発を許すことができない。被曝労働絶対反対は労働者にとって階級的存続をかけた死活的テーマだ。しかも、原発は原爆と同じく核分裂反応を利用するものでありコントロール不可能だ。いかなる意味でも安全な原発などありえない。6月8日の記者会見で野田は「安全基準に絶対というものはない」と言い放った。「安全ではないが再稼働する」。これがやつらがやろうとしていることだ。
 では、なぜこれほどまでして再稼働を強行するのか。労働者人民の怒りの対極で、再稼働を小躍りして喜んでいるやつらがいる。「財界」すなわち資本家階級の頭目どもだ。「今回の決定を評価する。他の原発の再稼働が進むことを期待する」(経団連会長の米倉弘昌)、「野田首相の強い決意に敬意を表する。大飯以外の原発も再稼働してほしい」(日本商工会議所会頭の岡村正)、「日本経済は原発の再稼働なしには到底成り立たない。他の原発も再稼働を推進してほしい」(日本鉄鋼連盟会長の友野宏)。
 こうした資本家どもが野田政権の尻をたたき、再稼働を決定させたのだ。野田は資本家階級の政策の執行官だ。
 新自由主義が破綻したなかでも資本主義はあくまで新自由主義の道を突き進むしかない。それは労働者人民がますます資本家の犠牲になることを意味する。9割の労働者の非正規職化、消費大増税、社会保障の大幅削減、原発再稼働などすべてがそうだ。
 原発再稼働は帝国主義間・大国間の争闘戦を生き延びるための国家戦略であり、成長戦略、原発輸出のためであり、核武装が目的だ。6月18日には青森県の六ケ所再処理工場で「ガラス固化試験」再開が強行された。核兵器材料のプルトニウムを確保するためだ。
 ここまでして生き延びようとする資本主義と労働者人民がともに並び立つことなどありえない。原発をなくすためには資本主義の打倒が必要だ。

 反原発と職場闘争を一体で

 7・16代々木公園10万人の大結集を実現しよう。その力で大飯原発再稼働を止め、野田政権を打倒しよう。7・16は、原発の存続を許すのか否かの労働者階級と資本家階級との決戦となった。労働組合を先頭とした労働者の団結した力でなんとしても勝利しよう。
 青年労働者・学生こそ先頭に立とう。かつての70年闘争過程では、街頭で「ベトナム反戦」の集会やデモを闘った青年労働者が職場に戻り、団結を固め、闘う労働組合をつくって資本と闘いぬいた。10万人の闘いを経験したとき、青年労働者・学生の人生観・歴史観が一変する。それは職場の闘いの力となり、闘う労働組合運動の怒濤(どとう)のような前進に転化する。あと1カ月、ともに全力で闘おう。

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週刊『前進』(2541号4面2)(2012/06/25 )

 NAZEN杉並デモ

 6・17 “念願の初参加”の人も

 6月17日、真夏のような蒸し暑さのなか、NAZEN杉並の反原発デモを阿佐谷で打ちぬきました。これまでも何回かの反原発デモを杉並で継続して実施してきました。今回は大飯原発再稼働をめぐる情勢が緊迫し、野田政権・電力資本に対する怒りが高まるなか、50人近くの人に集まってもらったうえに、街頭から幾人かの飛び入り参加もありました。自転車を押しながら参加した青年もいました。車イスの夫婦は、念願の反原発デモ初参加だったそうです。
 沿道を行く人たちの反応もよく、NAZEN杉並として相当やりきったなという実感をもつことができました。
 杉並区役所までのデモを終えて、駅頭宣伝のためにJR阿佐ケ谷駅に向かいましたが、のぼりやメッセージボードなどそのままでアーケード街を歩くだけでなかなかの宣伝になりました。「あっ! さっきの原発反対の人たちね」と話しながら歩く買い物客もありました。
 街頭での宣伝活動はちょっとした工夫が大きな力を持つものです。阿佐ケ谷駅前では、1時間半で署名150筆が集まり、インターネットで今日のデモを知って来た20歳代の女性労働者も合流して街宣行動に参加するなど、NAZEN杉並として大いに意気が上がりました。
 この日は、福井とおおい現地でも闘争が組まれ、青森県大間でも原発建設阻止闘争が闘われました。私たちNAZEN杉並の仲間もそれぞれの行動にかけつけ、杉並デモと一体で闘いました。大飯原発再稼働に抗議する労働者人民1万人が首相官邸を取り巻く情勢は、反原発運動にとって大きな飛躍点を迎えていることを示しています。いまこそ3・11東日本大震災とは何なのかを見据え、福島の人びとの怒り、苦しみ、悲しみとひとつになり、新たな反核・反原発運動を切り開いていく先頭に、私たちNAZEN杉並も立っていきたいと思います。
 6・23反原発杉並集会(杉並産業商工会館・午後6時半)への大結集を実現しよう!
 (NAZEN杉並・北島邦彦)
(写真 大飯原発の現地行動と連帯してデモを行うNAZEN杉並の隊列【6月17日 阿佐ケ谷駅前】)

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週刊『前進』(2541号4面3)(2012/06/25 )

 野田の地元・船橋市で ちばアクション200人が訴え

 6月16日に大飯原発再稼働を決定した野田総理の暴挙に全国で怒りが沸騰しています。とりわけ「私が唯一絶対の判断基準」と言い放ったことに怒りが爆発しています。
 6・10国鉄大集会での佐藤幸子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表)の「野田を引きずり下ろさなければ子どもたちは守れない!」という訴えに応え、原発なくせ!ちばアクションはただちに野田総理の地元・船橋での緊急抗議行動を呼びかけました。200人以上が参加し、船橋駅前は「大飯再稼働絶対反対」の声であふれました。
 参加者が次々とアピールしました。「首相官邸前の抗議行動に1万1千人集まったのにマスコミが報道もしないとは許せない」「野田が切腹しても責任は取れない。福島原発事故の責任を誰も取っていない。大飯原発を監視するというなら福島の監視に行け」
 「子どもに食べさせるものがない。原発事故の放射能のせいだ」「福島ではかつて広島が原爆で味わった悲劇が起きる可能性がある。まさか人生で2度も核や放射能の影響を受けるとは。広島、長崎の経験がありながら54基も原発を造り、それを許してきた。今からでも遅くはない。声をあげよう」
 「日本は民主主義国家か。財界の要求だけを聞くのか」「千葉市も汚染『がれき』の受け入れを表明した。許せない」「福島の人たちは野田はいらないと言っている」「7〜8割の世論が再稼働反対だ。これを踏みにじる野田総理を落選させたい」「7月16日の代々木公園10万人集会を成功させよう!」
 通行する船橋市民からは「がんばって!」という声援が多数寄せられました。1500枚のビラが船橋市民に受け取られました。怒りの訴えとコールで船橋駅前は熱く燃え立ちました。闘いはこれからです。野田総理を引きずり降ろそう!
 (投稿・G)
(写真 野田政権の再稼働決定を厳しく弾劾するアピールが続いた【6月16日 船橋市】)

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週刊『前進』(2541号4面4)(2012/06/25 )

 大飯原発地元で緊急抗議

 福島の女たち 原発労働者に真剣な訴え

(写真 大飯原発の前で「原発再稼働反対!子どもを守れ!作業員を守れ!」と怒りのコールを上げた【6月18日】)

 6月17日の福井集会に向けて、経産省前テントひろばが「大飯原発再稼働反対バスツアー」を呼びかけ、約270人が観光バス6台に乗り込んで参加した。多額のカンパも集まり、再稼働への怒りの大きさを示した。さらに大飯原発再稼働へ急迫する情勢に対応して、福島の女性5人を加え約50人が17〜18日、おおい現地行動に立った。
 17日はまず、4月に始まった「原発再稼働反対監視テント村」を訪問した。JR小浜線若狭本郷駅のそば、おおい町総合運動公園の一角にあり、テントは16張りにまで増えている。この日は、レゲエやラップでしなやかに原発反対を訴えるライブも行われた。テント村の参加者たちと交流しエールを交換した。
 翌18日は大島半島の北端にある大飯原発に向かった。おおい町中心部から大島半島に向かうルートは青戸の大橋1本のみ。いざ事故が発生したら、大島半島の住民の避難道はこの橋1本しかない。県道も土砂崩れが頻発する道だ。地震や津波で橋や県道が崩れれば、住民が避難するルートは失われるのだ。
 原発に近づくと、トンネルの手前に阻止線が張られている。再稼働情勢をにらんで、つい1週間前に設置されたという。大飯原発は三方を山に囲まれ、一方が海に面しているため、陸路から施設は見えない。
 阻止線の近くで集会を行い、福島の女性が次々とマイクを握った。最初は富岡町から避難している女性だ。「息子は原発で働いています。目の前にいるガードマンのみなさんを責める気はありません。悪いのは電力会社と政治家です。ただ『家族のため、日本の人たちの便利な生活のため』という言葉にだまされていることに気づいてほしい。原発は必ずいつか止まる。事故で止まるか、私たちの理性で止めるかの二つしかありません」
 続いて黒田節子さんが訴えた。「ガードマンのみなさん、私たちはあなたたちの命がいとおしい。一番近い人が一番危ない。若いあなたたちの命が大切です。雇用の問題はとても大きな問題。しかし途方もない事故が起きた以上、私たちは命が一番大切だということに気がつかなくちゃいけない。原発はいらない。それが福島の経験です」
 再稼働の動きゆえ出入りする労働者が増え、集会中も次々と原発労働者の車両が原発に入っていく。福島の女性たちは原発労働者に「ともに原発廃止へ闘いましょう」と真剣に訴えを続けた。
 その後、おおい町役場に移動し、時岡忍町長に対する申入書を提出した。さらに町役場周辺の家一軒一軒に申入書を配布。原発反対の行動であることを知り、「私たちもここ(のど元)まで出かかっているのよ」と声をかけてくる町民らと語り合った。
(写真 2200人が集まった6・17福井集会の最後に福島からの参加者が並んで発言。マイクは黒田節子さん)

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週刊『前進』(2541号4面5)(2012/06/25 )

 “絶対にあきらめない”

 フクシマからの怒りの発言

 6月17日の福井市での「ふくいでつながろう/再稼働反対緊急集会」と、同日午前に行われた交流集会での、福島からの参加者の発言を紹介します。「命がかかっている。あきらめるわけにはいかない」と訴える福島の女性たちと怒りをともにし、再稼働を絶対に阻もう。(編集局)

■原発いらない福島の女たち・呼びかけ人 黒田節子さん 私たちの古里福島の膨大な地域が、高レベル放射能で汚染されてしまいました。除染してもまた線量が戻り、1年以上過ぎてもホットスポットのある小学校が郡山で15校。側溝では毎時20マイクロシーベルト。18歳以下3750人のうち30%以上がのどにしこり、のう胞ができています。
 自ら命を絶ってしまった人が出てきました。いったい何人が死ねばいいと言うんでしょう。私は回線がぶち切れるほどの怒りを感じています。命より原子力村の利権をあくまで優先する。こんなやり方をけっして認めることはできません。
 フクシマはあきらめるわけにはいかないのです。私たちは大飯原発の再稼働を断じて許しません。私たちは子どもたちを、私たち自身を守ります。私たちは新しい世界をつくるために行動します。ノーモアフクシマ! ノーモアフクシマ! 

 私たちは毎日被曝している

■同・人見やよいさん
私たちは毎日被曝しています。この被曝が日本から原発をなくすために使われなければ、私たちは死んでも死にきれません。すべての原発をなくしてください。

■同・森園かずえさん
再稼働が決定され、とても悲しく悔しい。しかし命がかかっています。絶対にあきらめることはできません。福島では大学、医者、教育関係、すべてが「安全」一辺倒で、地元に帰るとマイクを持つのも怖いくらいの空気です。こんなことを福井で二度と起こしてはいけない。

■金沢へ避難している男性 頭では福島の生活が戻らないとわかっていても、心は福島から離れることができません。このような苦しい思いは、再び起こしてはなりません。全原発を廃炉に。

■福島市の男性 子どもは小学校2年生。長期休みのたびに北海道に疎開しています。夏休み前に家の玄関先は6・8マイクロシーベルトあった。学校の体育館脇の雨水側溝は今も100マイクロ、近所の公園のすべり台の下は120マイクロ。福島の子どもには自由と平和がない。そうならないよう、福井の子どもの自由と平和のために頑張ってください。

■富岡町から避難している女性 今年4月以降、「福島の声を聞いてくれるならどこでも行こう」と頑張り始めました。息子は原発作業員です。避難命令が出たために津波でさらわれた母親を放って避難するしかなかったという男性に出会いました。今も原発で働いている人です。1カ月半たって連絡が来て確かめに行ったら、ミイラのようだったそうです。「あの母親を見て原発は間違っていると思った」と言いました。そして「関西電力は『電気が足りない』と言うが、大会社の自家発電を動かせば大飯原発は必要ない。それをあえて動かさないのは、原発に群がってお金を得るためだ」と。原発が危険だということを、原発作業員はみんな知っています。

■須賀川市の女性 美しい福島の山も川も田んぼも毎日放射能が降っています。しかも30年たってもセシウムは半分しかなくならない。福井もすばらしい自然があるのに、再稼働するなんて信じられない。

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週刊『前進』(2541号4面6)(2012/06/25 )

日誌'12 6月12日〜18日

 原子力規制委法案「40年廃炉」骨抜き/オスプレイ、本土でも訓練計画

●オススプレイ、米で墜落 米空軍によると、同軍の新型輸送機オスプレイCV22がフロリダ州で訓練中に墜落、乗組員5人が負傷したとみられる。別型のMVが沖縄に配備予定。(13日)
●チュニジア元大統領に終身刑判決
チュニジアの軍事法廷は昨年1月にサウジアラビアに亡命したベンアリ元大統領に対し、治安部隊によるデモ参加者への暴力を扇動したとして本人欠席のまま終身刑を言い渡した。(13日)
●原子力規制法案、最終合意 民主、自民、公明の3党は、新たな原子力規制法案の修正協議で最終合意した。独立性の強い原子力規制委員会を新設。原発を原則40年で廃炉にする方針(例外として20年まで延長を認める)を明記。規制委は9月発足。(14日)
●おおい町長、再稼働に同意 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題で地元の福井県おおい町の時岡忍町長は町議会全員協議会で「再稼働を容認する」と正式に同意を表明。(14日)
●JAXA改正案「平和目的」削除へ
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の活動について「平和目的に限る」との規定を削除するJAXA法等改正案が衆院内閣委で可決された。(14日)
●防衛省、北朝鮮対応報告書 防衛省は4月の北朝鮮人工衛星ロケット発射対応をめぐる検証報告書を発表。赤外線センサー搭載機の導入、黄海へのイージス艦の派遣を主張。(15日)
●政府、大飯原発の再稼働を決定 野田佳彦首相は西川一誠福井県知事との会談で同意を受け、関係閣僚会合で大飯原発3、4号機を「再稼働することを政府の最終的判断とする」と述べ、正式に決めた。関電は7月上旬にも3号機をフル稼働させる予定。(16日)
●シリア停戦監視団停止 シリアに展開する国連平和維持活動(PKO)のムード停戦監視団長は、監視団の活動を一時中断したと発表した。(16日)
●ギリシャ緊縮派、過半数 ギリシャのやり直し総選挙で中道右派・新民主主義党(ND)が第1党となり、もともと大連立を組み緊縮策を進めてきた全ギリシャ社会主義運動(PASOK)とで過半数に達した。(17日)
●仏総選挙、与党が単独過半数 フランス総選挙の決選投票で社会党を軸とする会派が単独過半数に。(17日)
●オスプレイ、本土でも訓練 防衛省は、米軍が沖縄・普天間飛行場にMV22オスプレイを配備するにあたっての米海兵隊の環境審査報告書で本土各地でオスプレイの低空飛行訓練を計画していることを明らかにした。(18日)
●米提供の汚染地図の放置認める 福島第一原発事故直後、米国から提供された実測に基づく汚染地図を住民避難に生かさなかったとして経済産業省原子力安全・保安院が謝った。(18日)
●エジプト大統領選決選投票、ムルシ氏が勝利宣言 エジプト大統領選の決選投票でムスリム同胞団系列の自由公正党党首、ムハンマド・ムルシ氏が勝利を宣言。得票は52・5%。(18日)
●日ロ首脳、領土交渉「再活性化」
野田首相はメキシコでロシアのプーチン大統領と会談、北方領土交渉を「再活性化」させることで合意。(18日)

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週刊『前進』(2541号5面1)(2012/06/25 )

 7・8三里塚現地闘争へ

 農地死守!労農連帯の力で市東さんの耕作地を守りぬけ

 江波 敏之

 6・10大集会は、国鉄闘争を軸に新自由主義と闘い、労働組合を革命的に再生して、プロレタリア世界革命を引き寄せる歴史的集会としてかちとられた。この集会で三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原進事務局次長は、農地死守の決戦と7・8現地緊急闘争への決起を訴えた。野田政権の6・16大飯原発再稼働決定は、反原発の巨万のうねりを押しとどめようとする一大反革命だ。欧州恐慌は全世界に波及し、日帝経済を締め上げている。激動情勢を三里塚から切り開く7・8現地闘争に総決起しよう。
(写真 3月25日、デモ到着地の市東さんの畑で「この畑を実力で守りぬく」と全員で誓った【成田市天神峰】)

 再び実力阻止の大決戦に

 大飯原発再稼働を断じて許すことはできない。ここに突き出されたのは、人びとに被曝と被曝労働を強制する新自由主義攻撃そのものだ。われわれは福島の怒りに連帯し闘うことを決意する。
 野田は「原発再稼働の後は消費税とTPP(環太平洋経済連携協定)」などと公言し、自公はこれを後押しして疑似的大連立で反動を激化させているが、再稼働への暴走に人民の怒りは一層高まっている。非正規職化と闘う青年労働者の決起、資本による大学支配と闘う京大同学会の再建は青年・学生の闘いの新たなうねりを告げている。
 この情勢と一体で、三里塚闘争は農地強奪を実力阻止する71年以来の決戦局面に突入した。
 市東さんへの農地強奪攻撃の凶悪さに心底から怒りがこみ上げる。成田空港会社(NAA)が底地を買収した農地の「貸借契約の解約」(小作耕作権の解消)という形をとっているが、農民殺しそのものである。取り上げの対象は市東さんの耕作地の6割以上、出荷場、トラクターなどの農機具置き場、堆肥(たいひ)場、かんがい用井戸の設備など一切合財だ。土地収用法に基づく強制収用との間には1ミリの差もない。
 その農地裁判が、5・28証人尋問をもって緊迫した段階に入った。千葉地裁民事第3部・多見谷寿郎裁判長は、月1回のめちゃくちゃな期日指定で年内にも証人尋問を打ち切る姿勢を露骨にし、来春判決に向かって強権的な訴訟指揮を強めている。法廷では、明け渡し農地の位置をめぐる偽造の発覚や敷地外農地の無許可取得などNAA請求の根本を揺るがす攻防に発展した。だが、この裁判は、破綻した土地収用委に代わり、裁判所が農地強奪の代替機関として働く国策裁判だ。予断はまったく許されない。
 さらに、第3誘導路工事は、旧小見川県道(取香2号線)を地下道化し開通させた。来春3・31供用開始を至上命令とし、危険な橋梁(きょうりょう)工事を強行している。そもそも暫定滑走路は予定地内に東峰部落を抱え込む欠陥構築物だが、付随する誘導路もまた未買収地に制約され構造的欠陥を抱えている。追いつめられたNAAは東峰・天神峰で入会林破壊などのむちゃくちゃな工事を強行してきた。
 その人権破壊・農民殺しの「論理」は新自由主義に基づいている。「グローバル経済のもとでの国際競争力の発展」「増大する航空需要に対応する空港整備の促進」。土地強奪を居直る国交省とNAAのこうした恥知らずな主張を許すな。
 成田空港は労働者、農民、人民の実力闘争で二十数年もの遅延を強いられアジア・ハブから陥落した。LCC(格安航空)の誘致と、人命を度外視した規制緩和は、危機に立つ空港・航空資本の延命策だ。
 7・8現地闘争の訴えは、これらに敢然と立ち向かう農民の戦闘宣言そのものである。

 TPP・農業破壊許すな

 7・8現地闘争に向け、三里塚闘争の重要性について3点訴える。
 第一に、「国策」「公共事業」に対して、「絶対反対」で闘うことの圧倒的な正しさである。
 6・16原発再稼働決定は、「国策」なるものの反人民性と暴力性を満天下に示した。福島原発事故から1ミリの解決も収束もないまま、大阪・橋下と関西広域連合の「変節」(正体暴露だ!)に助けられて決定が強行された。「国民生活のため」「地元が了解」などはまったくの欺瞞(ぎまん)だ。原子力ムラの利権構造、その買収と脅迫、地域経済破壊によるがんじがらめの支配は成田と酷似している。
 成田空港の閣議決定は、東海村で初の商業用原子炉が稼働した1966年のことだが、これは高度成長が限界を迎えた65年不況と表裏の関係だ。戦後初の建設国債による公共投資は、むつ小河原開発などの巨大地域開発(69年新全国総合開発計画)、列島改造と70年代の原発ラッシュを生み出した。この資本の延命とアジア侵略のインフラとしての成田空港、核武装のための原発と核燃サイクルは「国策」そのものなのだ。
 国家は公の装いをもって「公共性」をつくりだす。しかしそれは、人間の共同社会を実現するための公ではない。その本質は資本の自己増殖運動だ。それは虚構の電力需要、虚偽の航空需要さえも生みだす。そのために労働者は搾取され、農業は収奪の対象とされたのだ。この国家=公はまた、改憲・戦争攻撃と一体である。
 46年の闘いで「国策」の反人民的本質を撃ち、「空港絶対反対」を貫く三里塚闘争の基本原則の今日的意義は明らかだ。
 第二に、TPPに象徴される新自由主義攻撃に対して、「労農連帯」で闘うことの決定的意義である。市東さんの農地決戦は、この闘いを圧倒的に切り開く。反原発、反TPP、三里塚連帯を掲げる全国農民会議が被災地福島で発足したことの意義は決定的である。
 新自由主義は、市場原理の徹底の名のもとで民営化と規制緩和を推し進め、これの妨げになるものを徹底的に攻撃する。その攻撃の柱は、労働運動解体攻撃とともに、「効率化」を叫んでの農業切り捨て、大企業の農業参入である。政府統計でもここ20年で総農家数は半減し、農業収入を主とする主業農家は36万戸に激減した。農水省はこれを「14万経営体」にまで落とし込む計画だ。まさにこの状況は、2009年の農地法改悪で促進された。
 農地法が本来は農地と農民の権利を守るためのものであるにもかかわらず、その農地法を使って農地を取り上げようという常軌を逸した攻撃は、この農業切り捨て政策の一環である。市東さんの農地をめぐる攻防は、まさに全農家が直面する状況の縮図である。
 野田が消費増税に続いてもくろむTPP参加表明は、分割・民営化による国鉄労働者バッシングと同様の農業バッシングから始まった。そのTPPは、農業にとどまらず、医療、保険、福祉、雇用から食の安全に至るまで、すべてを米帝の利害のもとに再編し、労働者人民をさらに過酷な競争に駆り立てるものだ。
 「新自由主義と闘う労働運動、国鉄闘争と、われわれ農民の置かれた立場は同じであり、これを動労千葉とともに築きあげた労農連帯のもとで、断固として打ち破ろう」(6・10国鉄集会における萩原進さんの発言)
 第三に反戦・反核の砦(とりで)としての三里塚闘争を、さらに強化し発展させよう。
 南スーダンPKO(国連平和維持活動)で自衛隊の戦闘車両が成田空港を使って輸送されている実態が暴露された。有事の軍事徴用は言うまでもなく、成田空港はPKO派兵と兵站(へいたん)の出撃基地としてすでに恒常的に機能している。
 米帝の対中国政策は北朝鮮・アジアの危機的情勢を加速度的に深めている。帝国主義のブロック化と争闘戦激化の中、野田政権は日米同盟に深々とのめりこむ道を選択した。これに乗じた石原都知事の釣魚台略奪策動などの反革命的突出、アジアの資源と領土をめぐる争闘戦の中で、沖縄基地強化の攻撃が激化している。
 「安全宣言」の矢先にオスプレイが墜落事故を起こした。沖縄・岩国の猛反対にもかかわらず、野田は普天間配備を強行しようと全力をあげている。三里塚闘争は本土における反戦・反核、反基地闘争の拠点として、沖縄と限りなく連帯して闘うのだ。

 全原発廃炉の闘いと一体

 三里塚闘争が労働者人民とともに切り開き堅持してきたものが生きる、その時が来た。「国策」に対する「絶対反対」「農地死守・実力闘争」の闘争原則は、非和解的に激化する階級闘争と全原発の廃炉までやむことのない反原発闘争の中にしっかりと息づく。TPPにまで行き着いた労働者階級と農業・農民の生存を脅かすまでの収奪は、「労農連帯」の今日的意義を鮮明に突き出している。それはプロレタリア世界革命を引き寄せる戦略的闘いである。
 3・11の大震災と福島第一原発事故から1年、再稼働阻止・全原発廃炉の闘いはいよいよ巨万の決起を生みだし、日帝ブルジョアジーは大恐慌と経済・財政危機に揺らぎながらますます反動化し、闘いは先鋭化する。三里塚闘争の新たな農地決戦は、この新情勢のもとで闘われている。市東さんの農地決戦、農地を守る大運動を、そのダイナミズムの中で発展させよう。
 全国農民会議に戦闘的農民の大結集を! 長期不屈の連続決戦へ。6・25農地裁判から7・8現地闘争を総力で闘い、情勢を切り開こう!
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【要項】7・8三里塚現地闘争、三里塚闘争裁判
 市東さん農地裁判勝利 第3誘導路工事粉砕
 7・8三里塚現地闘争
 ●7月8日(日)午後1時30分
 ●成田市東峰 萩原進さん所有の畑(天神峰・市東さん宅南側の東峰開拓組合道路沿い)
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 三里塚裁判傍聴を!
 ◎市東さん行政訴訟・農地法裁判
 6月25日(月) 午後1時30分 千葉地裁
 (傍聴券抽選のため1時間前に集合)

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週刊『前進』(2541号5面2)(2012/06/25 )

 大間原発建設阻止を

 青森 デモに町民多数が共感

 6月17日、青森県下北半島大間町の「大間原発敷地」に隣接する一坪共有地で、第5回大間原発反対現地集会が開催された。県内外から210人が結集した。集会後に150人の隊列で町内デモが打ち抜かれた。反原発デモは約30年ぶり、本格的なデモとしては初の試みとして闘われた。
 会場は道路から100bほど入った草地だ。前日から開催されている世界で一番小さなロックフェス「大MAGROCKvol5」と今集会のために、大間町在住の地主と集会実メンバーが事前に草刈りをした会場だ。原発反対と大書きした2b四方の黄色い看板が海に向かって立てられている。集会は航路1時間半のフェリーで結集する函館からの参加者の到着を待って開始された。
 すべての発言者が、原発再稼働を進める野田政権と電力会社、御用学者に怒りを表明。もう二度と福島の事故を繰り返さないためにフルMOX大間原発の建設を阻止すると決意を語った。
 建設進捗(しんちょく)率37・6%の大間原発敷地内には未買収地が約1fある。これは世界に例がない。この土地を母から引き継いだ小笠原厚子さんは、「野田首相は『国民の生命と財産を守るため』に大飯原発を再稼働すると言った。でも『国民の生命と財産』は子どもたちですよ。大間原発建設を止めましょう」とあいさつした。
 集会宣言では、「大間原発建設工事を再開させず、全原発の廃炉、六ケ所再処理工場をはじめとする核関連施設を廃止するために全力で行動すること」を確認した。
 デモ隊は、笛とドラムを先頭にフルMOX大間原発反対の横断幕を広げて出発。多くの町民が軒先に出たり、窓から顔を出してデモに見入っていた。普段はなかなか声に出せないが、原発反対への共感が示されたのだ。
 NAZEN青森、8・6―8・9統一実、8・6ヒロシマ実、ス労自主、動労水戸、百万人署名運動の仲間は、集会に先立ち大間原発事業主体である電源開発に対して建設中止を求める申し入れ行動を行った。
 大間町は「建設中止は町の存亡にかかわる」と工事再開を国や県に求めている。夏に向け攻防は激しい。国鉄全国運動と反原発の闘いを職場から全力でつくり出そう。7・16代々木公園10万人集会へ!
 (青森・S)
(写真 「大間原発建設工事再開を許さない」と市内を力強くデモするNAZENの隊列【6月17日】)

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週刊『前進』(2541号5面3)(2012/06/25 )

 “新自由主義粉砕・橋下打倒!”

 7・1関空闘争へアピール

 全国で闘う仲間のみなさん、7月1日、泉佐野現地で開く関西空港反対全国闘争への参加を呼びかけます。
 今年の7・1関空闘争は、第一に、大阪市長・橋下打倒の大闘争であり、新自由主義攻撃との一大決戦だ。日帝は、大破産している関空会社を延命させるために7月1日、大阪空港と経営統合し、投資ファンドに売却しようとしている。その手先を買って出た橋下・維新の会、千代松・泉佐野市長に対する怒りが高まっている。
 新自由主義は全世界ですさまじい危機に陥っている。ユーロ崩壊の危機が切迫し、米帝の没落は深化し、日帝の危機もすさまじい。この危機が関空攻撃を激化させ、公務員360万人首切り、労働者全体に対する非正規職化、大幅賃下げ攻撃を激化させているのだ。
 第二に、労働者、住民の団結を拡大し、関空を廃港に追い込む闘いを拡大することである。
 1986年、中曽根がつくった関空会社は、資本家をもうけさせるためにつくった「民活会社」であり、国鉄分割・民営化と一体の新自由主義政策の始まりであった。関空という総額2兆9千億円もかけた最大の事業で工事関係資本がぼろもうけし、あとには1兆3千億円の借金が残された。関空と伊丹空港の経営統合は、1兆2千億円(現在)もの借金を抱え実質的に倒産している関空会社を延命させるために、首切り、外注化・非正規職化を一層促進する攻撃である。また倒産会社からもうけをひねり出す「ショック・ドクトリン」的なやり方である。
 関空島では1万5千人の労働者が常時働いており、24時間「労働監獄」的な状況を強いられ搾取されている。そうした中でもうがまんできないと労働者が立ち上がっている。関空労働者こそ、関空を廃港に追い込む主体だ。
 LCC(格安航空)の進出は、労働者に非正規職化、低賃金、強労働を強いる新自由主義政策そのものである。関越自動車道で起きた格安高速バス事故と同様、もうけのために労働者と乗客の健康・命を奪う許しがたい資本である。
 第三に、自治体労働者、民間労働者を先頭に闘う労働組合をよみがえらせ、住民の団結を拡大し、関空闘争を発展させる闘いである。
 泉佐野市は、関空関連事業で資本を大もうけさせた。残った借金1300億円を市職員と住民に押しつけてきた。これに対し、ついに怒りの決起が始まった。
 千代松市長は、橋下・維新の会系の市長で、「市の命名権を売却する」募集を6月1日から始めた。市の名前を金で売り飛ばすというこの攻撃には、労働者も高齢者も子どももみんな怒っている。5月29日には突然「岩手県の不燃がれきを受け入れる」と発表した。昨年は職員給与を8〜13%削減し労働者に真っ向から敵対した。今年は職員基本条例、こども園構想に反対して労働者と住民が闘っている。
 泉佐野市の現状は、関空で作った状況(借金など)そのものである。これらデタラメな攻撃に対し、市職員は民間労働者とともに闘いを開始し、千代松を孤立させ、追いつめている。関西労組交流センターはともに闘って前進している。
 泉州住民の会は、4月29日に総会を成功させ、関空を廃港に追い込む闘いを発展させることを決定した。また関合労泉州支部と泉州地区党は、住民の会とともに全力で闘っている。
 市職労=日本共産党の裏切りを徹底的に批判しなければならない。市職労は、千代松市長に対し「労使の信頼関係を回復してほしい」と哀願する屈服ぶりで、新自由主義とまったく闘えない。「子ども・子育て新システム」反対署名を集めても、目の前で進められる「こども園」導入に対し、自分たちの「雇用を守る」ために「反対」と言えず、ビラも出せない。連中は、屈服すればするほど労組解体に踏み込んでくるのだ。
 さらに震災がれき受け入れにも反対できない。
 これに対し、われわれの闘いによって市職労=日共をのりこえて闘う労働者たちが出てきた。泉州地区党は、絶対反対の路線のもと労働者が立ち上がる情勢を切り開いてきたのである。
 自治体労働者の決起こそ、情勢を決定的に変え、関空闘争を勝利させる原動力である。
 第四に、7・1闘争は福島・被災地、三里塚、沖縄の闘いと一体で前進し、関空の軍事空港化を阻止する闘いである。
 われわれは一貫して関空の軍事空港化に反対して闘ってきた。大恐慌情勢は戦争情勢でもある。米政府は08年、「北朝鮮侵略戦争」を想定した作戦計画「5055」の改定のために空港と港湾の調査をしていたことが明らかになった。すでに調査は済んでおり、いつでも軍事使用できる状態であると見なければいけない。関空の軍事空港化を止めるのは、関空労働者、自治体労働者、周辺労働者の闘いである。
 7・1闘争は、関空の米軍基地化を阻止する闘いである。三里塚、沖縄と連帯して7・1闘争を闘おう。
 (革共同泉州地区委員会)
(写真 昨年の7・3闘争。デモ終点の海岸から関西空港に向かって「軍事空港化反対! 廃港!」を叫ぶ)

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 関空・伊丹経営統合反対! 関空の軍事空港化絶対反対! 不燃がれき受け入れ阻止! 橋下、千代松を打倒しよう!

 関西空港反対全国集会

 7月1日(日)午後1時集合、1時半開会
 泉佐野市末広公園コミュニティひろば
 集会の後、デモします。
 主催 関西新空港絶対反対泉州住民の会
    関西労働組合交流センター

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週刊『前進』(2541号5面4)(2012/06/25 )

 規制粉砕へ連帯広がる

 法政大学祭説明会

 学祭実の社研排除を弾劾

 6月15日、法政大学の学祭説明会が511教室で開催されました。ここで学祭実はまたしても暴挙に手を染めました。学祭規制に反対する社会科学研究会のサークル員を暴力的に会場から排除したのです。社研はこれを徹底的に弾劾して闘いました。
 大学当局は今年の学祭で、学生管理のさらなる強化を狙っています。その象徴である全面禁酒には法大生の怒りが集中しています。
 一方で、学友会主催行事実行委員会(例年における学祭実)は、法政大学文化連盟や社会科学研究会を、@新入生歓迎祭において実行委員会の業務を侵害した、A過去に暴力行為をはたらいた、などのデタラメな理由で学祭に関する説明会や手続きから排除しています。新歓を妨害した弾圧職員に対して実行委員会として妨害活動を中止させることを要求したのが「業務の侵害」だというのです。「過去の暴力行為」については具体的に説明すらできない。本当にふざけている!
 学祭実は自らの求心力の低下を「学生が動かないから」と責任転嫁しています。今年、学祭実が提案してきた「出向制度」はその象徴です。全面禁酒を全学生に強制するために、例年よりも多くの学祭スタッフが必要になったのですが、そのスタッフが集まらない(当然だ!)。そしてその敗北を見すえず、彼らは「学内参加サークルから各1名ずつスタッフを出せ」と言っているのです。ほとんどのサークルは数名規模であり、そんなことをすれば学祭企画そのものが厳しくなります。
 そんな中、学祭説明会が行われ、例年を超える200人もの法大生が集まりました。社研を説明会に入れないために阻止線を張る学祭実。その一方、文化連盟がこの日のために用意したビラはどんどんサークル員に受け取られていきました。大学当局も露骨に学祭実の味方をすれば結託体制が完全に明らかになるので、何もできない。
 説明会では、「出向制度」に対して質問が集中し、口ぐちにサークル員から不安と怒りが語られました。
 焦りに駆られ、社研の学生に大学職員は暴行をふるいました(文化連盟ブログ、6月20日記事)。それを見た周りの学生が声をかけて、連帯の輪は拡大しています。
 次の焦点は7月13日の全学説明会です。団結を拡大し、学祭規制粉砕・全学総決起へ向かって文化連盟と全学連は進みます!
 (法政大学・T)
(写真 学祭説明会で不当に阻止線を張る学祭実を、社研サークル員【後ろ姿】が弾劾【6月15日 法大】)

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週刊『前進』(2541号6面1)(2012/06/25 )

団結ひろば 投稿コーナー 団結ひろば 投稿コーナー

 再稼働は阻止できる福井集会で確信した 富山大 五十嵐健一

  

17日、福井中央公園で「いのちが大事。なぜ今再稼働? つながろう福井集会」が2200人で打ち抜かれました。この集会は、原発立地の福井から大飯原発再稼働絶対反対の意思を示し、7・16代々木公園10万人集会へ向かっての大集会となったと思います。
 私も、富山から全学連、NAZEN北陸の仲間と参加しました。集会は16日の野田首相による再稼働決定にもかかわらず、再稼働に対する絶望やあきらめはまったくありませんでした。
 1分間リレーアピールで集会参加者から語られたのは、「何が国民生活を守るだ」「福島に責任を取れ」という非和解的な怒りであり、歌や踊りやシュプレヒコールなどさまざまな表現方法をとっての「再稼働を絶対に止める」という決意でした。野田政権が再稼働を政治決定しても、この学生と労働者の運動で絶対に止められるということを確信させる熱気でした。
 本集会からデモへ。デモコースは城跡の中にある県庁を一周するコースです。全学連とNAZEN北陸のデモ隊は圧倒的な解放感でした。私たちデモ隊を見て笑顔で唱和する参加者。青年、子ども連れの親子もどんどん飛び入り参加し、デモ行進を大いに盛り上げました。
 大飯原発の本格的な再稼働まで1カ月から6週間。次の焦点は7・16反原発10万人集会です。10万人の圧倒的大結集の力が再稼働を止める力になります。学生はキャンパスから、労働者は職場から仲間を組織して原発再稼働を止める10万人結集を成功させよう!

 大間原発建設阻止の現地集会に参加して 東京 北川海翔

 首相官邸前に1万1千人が集まった翌々日の6月17日、青森県大間原発反対現地集会「大MAGROCK vol5」に参加しました。主催はOhMAGROCKSと同集会実行委員会です。
 火山地帯(温泉)に囲まれた大間原発は暴走しやすいMOX燃料だけを使います。敷地内に”あさこはうす”等の未買収地・居住地がある「立地審査指針」違反の原発です(写真)。裁判も闘われています。福島原発事故で工事は「休止」、進捗(しんちょく)率は38%のまま。電源開発(株)は営業運転開始日を「未定」に変更しました。一本道が通行止めになれば事故対応も避難もできませんが「新規立地ではないので建設再開を」と言う議員もいます。
 210人が参加した集会で、あさこはうすの小笠原厚子さんが「子どもこそ財産。大飯の再稼働を決めた野田首相は人間なのか! 弁償などできない事故の被害を自分事として考えるべき。大間原発は造らせない」と母・熊谷あさ子さん(故人)の遺志を引き継ぐことを宣言しました。
 核関連施設廃止を誓う集会宣言を採択し、地元の方10人ほども加わって約30年ぶりの大間町内デモへ! 現地の方からの多くの声援を受け、驚きました。福島原発事故後の大きな変化なのだそうです。
 次の日、日本原燃は再処理工場の試験を再開しました。しかし、大間原発建設を断念させれば、核燃料サイクル(日本の核開発)は破綻します。こんな社会を変えなければいけないと、ボロボロの大間町役場を見つめながら思いました。

 オスプレイ配備反対世代こえた怒りの声 沖縄 学生 TA

 6月17日、オスプレイ配備反対の宜野湾市民大会が行われ、5200人が怒りの声をあげました。紫外線のとても強い日で太陽から紫外線が直接降り注いでいるような厳しい日でした。
 そんな日にもかかわらず、老若男女、赤ちゃんまでたくさんの沖縄県民が集まっていました。会場の7割は普天間基地のある宜野湾市民でしたが、あとの3割は沖縄の北から南からさまざまな所から来た人でした。
 会場は怒りや興奮や熱さで異様な空気になっていましたが、みんなそれぞれにオスプレイに反対するプラカードや旗やビラをつくり自分の怒りや反対の気持ちを表していました。
 私はほとんど登壇者を見ず(現市長が自民党ということもあるので)、この集会に集まったたくさんの怒り、反対の意志をカメラに記録するのに必死になっていました。
 集会に集まる人を見ていると、異常な暑さと紫外線にやられてオジイやオバアや赤ちゃんたちは疲労困憊(こんぱい)で頭をさげていました。沖縄県民が原色の下地に原色の文字で「オスプレイNO」と書いたプラカードを、頭を地面に向けながら上げている光景は、私の心にとても複雑な思いを抱かせました。
 また会場にいた少年野球の子どもたちが、登壇者の言っていることは少し難しいと思いますが、なんとか感じ取ろうとまっすぐ舞台を見つめる姿に心を打たれました。
 色々な感情を抱かされた市民集会でしたが、老若男女5200人集まった集会を見て沖縄の基地反対運動がしっかりとすべての世代に根付いていると肌で感じました。

 職場で新自由主義が話題になっています 東京 派遣労働者 奥野静生

 職場である自治体施設の委託現場で、いま新自由主義が話題になっています。『ショック・ドクトリン』(ナオミ・クライン著)の感想です。
 テーマは、米独占資本と結びついた右派シンクタンク、米財務省をはじめ政府機関と軍部の複合体(コーポレートクラシー)による国家まるごとの私物化、商品化。IMF(国際通貨基金)、世界銀行や国連も彼らの道具にすぎません。なんと災害・戦争・クーデターなどの衝撃と恐怖に乗じるというのです。
 本書が切り込む事例のすべてが帝国主義とスターリン主義の世界体制の暗部を鋭くとらえ、暴力と陰謀、破壊と汚染、増殖と搾取の言葉にくくられます。破滅性に貫かれたその世界支配に戦慄(せんりつ)と深い怒りがこみ上げてきます。
 レーニンが「帝国主義と銀行の支配とは、どんな民主共和制にあっても、富の無制限の権力を擁護し実現するこれらの方法を二つとも、なみなみならぬ技量に発達させている」(『帝国主義論』)と指摘しましたが、その現代版です。
 新自由主義者は、純粋資本主義をゆがめるケインジアンや社会民主主義と闘うと言いますが、浮き彫りになるのは階級戦争です。彼らの本当の敵は労働者階級の階級形成=団結です。マルクス主義で武装されたプロレタリア革命によってこそ打倒できる――これが本書から導かれる結論です。
 同僚たちは本書に加えて『エコノミック・ヒットマン』(ジョン・パーキンス著)、『政府は必ず嘘をつく』(堤未果著)を推してくれました。3・11を機に襲うさらなる外注化、民営化と闘うために。

 韓国労働者の誇りと闘いに心動かされた 川崎 看護師 片山のり子

 労働者学習センター発行の『私たちが見えますか』を仕事の合間や通勤電車の中で読みました。韓国で清掃と警備の仕事をしている人たちの労働者としての権利と誇りを求めた闘いが感動的に紹介されていました。人が働き生きていくことがそのまま幸せにつながるような、他を搾取したり抑圧することなく生きられる世の中でありたいですね。韓国も日本も、もちろん世界中が。
 読み始めてすぐ小林多喜二の『蟹工船』の現代版のようと表現したくなり、皆様にお勧めしたくなりました。
 「ニムのための行進曲」「労働歌。揺らいではならない、バラバラになったら死ぬ」。闘いの中で歌われ、たくさんの人たちが勇気づけられたことが書かれていました。何年か前の秋の集会で聴いた歌と曲だと懐かしく思い出しました。
 自分だけでなくこれから社会に出て働く多くの子どもたちの未来のためにも、この闘いが大切だと認識されています。自信と誇りにあふれた7人の笑顔。ろう城の闘い。「あたたかいご飯一食の権利」キャンペーンに対して差しのべられた広範囲の人たちからの支援と連帯。労働組合の指導等のすべてで解決に至ったんだと思います。

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週刊『前進』(2541号6面2)(2012/06/25 )

 「詐欺罪」デッチあげ粉砕 女性労働者2名釈放せよ

 勾留理由開示公判 逮捕の不当を徹底追及

 6月7日に「詐欺罪」をデッチあげられて逮捕された関西の2人の女性労働者が、不当弾圧に激しい怒りを燃やして意気高く闘いぬいている。
 6月22日には2人の勾留理由開示公判が東京地裁425号法廷で行われ、今回の弾圧の不当性がますます明らかになった。
 今回、警視庁公安部が「詐欺事件」としてデッチあげたのは、自分の名前で借りたマンションの水光熱費を、自分の名前で開設した銀行口座から毎月引き落としで払っていたという、ただそれだけのことである。つまり逮捕されるような「犯罪」そのものが存在していない。にもかかわらず、警視庁公安部が「譲渡目的で銀行口座を開設した」などと捏造(ねつぞう)して、「詐欺罪」をデッチあげたのだ。
 22日の勾留理由開示公判は、この弾圧が完全なデッチあげであることをますます明らかにするものとなった。
 冒頭、西村正治弁護士が求釈明を行った。勾留理由について、「(詐欺の)共謀を行った日時、態様を明らかにせよ」「『預金通帳およびキャッシュカードを譲渡した』とはどういう意味か」などと鋭く迫ると、裁判長は共謀の日時も明らかにできなかった。また「『譲渡』とは自由な意思に委ね、自由な使用を許可することである」と弁明せざるを得なかった。
 つまり、水光熱費の支払いのためだけに銀行口座を使っていた本件は「譲渡」ではなく、「詐欺」にはあたらないということを、裁判長自身が自認したのだ。
 続けて西村弁護士、石田亮弁護士、藤田城治弁護士、鈴木達夫弁護士が「詐欺罪」デッチあげの不当性を徹底的に断罪した。藤田弁護士は「この逮捕は、原発をなくそう、闘う労働組合をよみがえらせようと闘う2人への政治弾圧以外の何物でもない」と訴え、「2人をただちに釈放せよ」と鋭く迫った。
 この弾圧の本質は、労組破壊・団結破壊であり、地元で原発反対運動・労働組合運動の先頭に立つ2人を逮捕することで、周りの労働者と分断することを目的としたものだ。大飯原発再稼働を焦点に全国で原発反対の巨大な闘いが巻き起こっている。国家権力・警視庁公安部はこの現実におびえ、追い詰められて、不当弾圧に出てきたのだ。
 15日間にもおよぶ不当な勾留、転向強要ばかりの取り調べに対して完全黙秘・非転向で闘っている2人の女性は、不当弾圧への怒りをたぎらせつつ、傍聴席を埋めた仲間たちのエールに笑顔で応えた。
 デッチあげ弾圧を粉砕し、2人の即時釈放をかちとろう!

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週刊『前進』(2541号6面3)(2012/06/25 )

 “在留カードやめろ!”

 100人が怒りの法務省デモ

 世界難民デーの6月20日、外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委が呼びかけた「在留カード」粉砕法務省デモ(写真)が闘われた。在日・滞日外国人、労働者、学生など100人が集まり意気高く闘いぬかれた。
 「世界難民の日」1日キャンペーンでハンスト中の牛久入管収容所問題を考える会、仮放免者の会、湘北合同労組などからアピールを受け、東京・日比谷公園霞門から法務省を周回するデモが出発した。7月9日に開始が予定されている「在留カード」制度に反対するデモの第一弾だ。
 「在留カードで外国人を分断するな!」「団結した労働者の力で粉砕するぞ!」。怒りのシュプレヒコールが法務省を直撃した。

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週刊『前進』(2541号6面4)(2012/06/25 )

 全証拠開示・再審開始 7・1高裁包囲デモへ(下)

 階級的団結こそ再審実現の力

 労働者と結び勝利開け

 再審棄却決定を打ち砕こう

 国鉄闘争全国運動6・10全国集会は、全国から闘う1800人が大結集した。新自由主義攻撃の原点的位置にある国鉄分割・民営化攻撃との歴史的決着をつける一大決戦に向かった大集会として戦闘的にかちとられた。国鉄闘争と反原発闘争を一体的に闘い、プロレタリア世界革命に突き進む大道を切り開いたのだ。
 労働者階級が団結して闘えば、新自由主義攻撃を打ち破ることができる。それは、この間の数々の勝利が指し示しているではないか。
 星野文昭同志の再審をかちとる闘いは、新自由主義攻撃そのものの3・30再審棄却決定に対して、国鉄闘争全国運動と一体となって闘いぬくことで勝利への道を切り開こうとしている。「全証拠を開示し、再審を開始せよ!7・1東京高裁包囲デモ」に圧倒的に結集して闘おう。
 3月30日の東京高裁による再審棄却決定を絶対に許さない。東京高裁は、第2次再審請求書と「厳島鑑定書」に追い詰められ、国家意志を貫くために再審請求を棄却した。星野同志が獄中から弾劾するとおり、「白を黒と言いくるめる」司法暴力そのものだ。
 資本主義の最後の延命策としての新自由主義は完全に破綻している。野田政権は、消費税大増税、原発再稼働、辺野古新基地建設−日米安保強化等に絶望的に突っ走っているが、いかなる展望も失っている。
 彼らが最も恐れるものは、労働者階級の階級的団結であり、階級的決起である。今年2月5日の徳島刑務所包囲デモは、星野同志奪還を階級の正面課題とし、階級的団結の核心に据えるものとして闘われた。
 新自由主義攻撃の核心は、労働者階級の団結を破壊することにある。東京高裁は、まさにそのような攻撃の担い手として登場したのだ。

(写真 4・20東京高裁包囲デモに立つ星野再審連絡会議。星野暁子さんを先頭に再審棄却を弾劾した)

 徳島刑務所の攻撃を許すな

 この攻撃を、星野全国再審連絡会議の仲間とともに絶対に打ち破ろう。
 今、徳島刑務所は2・5デモへの報復として、友人面会不許可、手紙の墨塗り・禁止処分等の攻撃に出ている。これは、星野同志と労働者人民との団結を破壊しようとする許し難い攻撃だ。徳島刑務所の攻撃を徹底的に弾劾し、敵の攻撃を上回る手紙や檄(げき)文を送って、星野同志との団結を打ち固めよう。これは、星野同志を限りなく激励するだけでなく、星野闘争の勝利の展望を切り開く闘いである。
 動労千葉、動労水戸の闘いは、国鉄闘争全国運動を基軸とした階級的団結形成の闘いを強力に推進しつつある。こうして団結を取り戻した階級と星野同志との結合は、相互に励まし合い、国家の暴力装置・徳島刑務所と暴力発動装置・東京高裁による人民抑圧を根底から粉砕する力を形成するだろう。

 全証拠開示の広範な運動へ

 全証拠開示・再審開始の新たな大運動は、広範な労働者階級人民の決起を引き出し、第2次再審闘争に勝利する闘いだ。星野同志無実の証拠は、いまだに検察官が持っている。この現実を打ち破り、星野同志奪還の展望を切り開こう。
 全国の労働者人民が自分の職場や地域で仲間に訴える――それが全証拠開示を求める闘いである。全証拠の開示は、普遍的で絶対的な正義の闘いだ。労働者階級の団結の中に星野同志奪還をしっかりと据え、それを中軸に広範な決起をかちとろう。
 3・11郡山に労働組合旗を林立させた1万6千人の反原発の闘いは、労働者階級の階級的団結体としての労働組合の力を示した。JRの4・1検修全面外注化を阻止した動労千葉の闘いは、闘う労働組合をよみがえらせる階級的号砲となった。
 こうした情勢の中で、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は、6月30日、7月1日に全国総会を開催し、7月1日の東京高裁包囲デモを、闘う仲間に呼びかけている。これに応えて日比谷公園に大結集しよう。東京高裁、東京高検に怒りの声をたたきつけよう。星野同志奪還へ、7・1東京高裁包囲デモに決起しよう。

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週刊『前進』(2541号6面5)(2012/06/25 )

 星野同志ビデオ国賠 沈黙決めこむ国に怒り

 証拠「預けた」違法性を追及

 6月19日、東京地裁民事第45部(石井浩裁判長)で第7回星野ビデオ国賠裁判が開かれた。
 1971年11月14日の沖縄返還協定批准阻止闘争を伝えるテレビニュースの映像を録画したビデオテープを、裁判所は違法にも警視庁公安部に預け、警視庁公安部はこれを「紛失」した。ビデオテープは証拠物であり、星野文昭同志たちのデモ隊が映されていた。闘争現場の客観的な映像は、星野同志の無実を示す第一級の証拠だ。この国家賠償請求訴訟は、裁判所(国)と警視庁公安部(都)を徹底的に弾劾し、責任を追及する裁判である。
 法廷は裁判開始前から3人の弁護士(原告訴訟代理人)と17人の傍聴者で制圧された。今回はこれまでの原告側の責任追及に対し、国(裁判所)側が主張を述べる場だ。国は4日前に自らの主張を記した準備書面(3)を提出してきた。法廷では「書面の通り」と言うだけで、口頭での積極的な主張は一切なく、ただ沈黙するのみだった。
 代わりに藤田城治弁護士が国の主張を要約し、徹底的に批判した。
 第一に、国は刑事確定訴訟記録法(刑事記録法)を根拠に、ビデオテープは証拠物であり文書の記録ではないから星野同志にビデオテープにかかわる権利はなく、保管義務は検察官にあるから裁判所には「紛失」の責任はない、などと言っている。とんでもない卑劣な責任逃れを図ろうとしているのだ。ふざけるな! 重要な証拠をなくしておきながら、これが裁判所の言える言葉なのか!
 藤田弁護士は、星野同志には憲法でも保障された証拠に対する防御権があり、刑事記録法は訴訟記録に関してこの権利を確認するものであることを指摘し、刑事記録法を根拠に星野同志の権利を否定しようとする国の主張を弾劾した。
 第二に、証拠品は危険物や運搬または保管できないほどの大きな物など以外は裁判所庁内で保管しなければならないと刑事訴訟法121条で定めている。ところが国は、ビデオテープを警視庁公安部に「預けた」ことに違法性はないと主張するため、裁判所庁内では「温度15〜25度、湿度40〜60%」というビデオテープの保管に適切な条件がないとして、気象庁のデータまで出してきた。庁内で保管すれば磁気テープの劣化が生じるおそれがあるというのである。
 また、ビデオテープを積み重ねて保管せざるを得ない場合も生じるが、ケースが付いているとは限らないから、ビデオテープが変形するおそれがある、などとも述べている。
 ふざけるな! 本件ビデオテープはケースに入っていたのだ。「温度が何度」「湿度が何パーセント」?! それほど大事に保管したかったと言うのか。その結果が「紛失」だと! 国にぐだぐだ言う資格は一ミリもない。何か言いたければビデオテープをこの場に持ってこい! それができないなら星野同志に頭を下げて謝罪せよ! 直ちに星野同志を釈放せよ!
 次回裁判は7月31日(火)10時20分から、527号法廷で開かれる。

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