組織拡大へ決起を宣言 動労西日本 定期大会と団結旗開き

週刊『前進』08頁(2618号04面02)(2014/02/03)


 組織拡大へ決起を宣言
 動労西日本 定期大会と団結旗開き

(写真 新組合員を迎え、新たな飛躍を誓って「団結ガンバロー!」【1月19日 大阪市】)
 1月19日、動労西日本は大阪市内で第7回定期大会を開催した。昨年末に加わった新組合員を迎えての大会となった。この大会は動労西日本の新しい歴史を開く大会である。
 第1部は、新組合員からの熱いアピールに続き、関西青年労働者集会実行委員会の仲間、関西労組交流センターの仲間から連帯あいさつを受けた後、大江照己委員長が経過報告を行った。
 「職場要求や賃金闘争、地域や友誼(ゆうぎ)団体との共同闘争が日常闘われているが、最大の闘いは、労働者の解雇に対して絶対反対で闘うことだ。13春闘での大きな闘いは、レールテック大阪における原職復帰の闘いだ。赤松賢一副委員長を出向先から戻し、未払い賃金の支払いを実現させる成果をかちとった。秋季年末闘争では、広島支社の可部線安芸長束駅構内での遮断機がない踏切における触車事故に対し、反合・運転保安闘争として闘い、遮断機の設置をかちとった。11月9日には、大阪市内で団結レクリエーションを開催し、組合員と支援の仲間が団結を固めた」
  続いて山田和広書記長が運動方針案を提起した。
 第1の課題は、すべての力を組織強化・拡大の一点に集中し、全組合員の総決起を実現すること。
 第2の課題は、反合・運転保安闘争と組織拡大闘争の一体的前進をかちとること。
 第3の課題は、「生きさせろ!」「過労死・いじめ・パワハラを許すな!」「8時間労働制を解体させるな!」の怒りの声を結集し、ストライキの復権をかけて、14春闘に立ち上がること。
 第4の課題は、国鉄1047名解雇撤回・JR復帰に向け、国鉄闘争全国運動を全国の職場・地域に広げること。
 第5の課題は、反原発・反失業、新自由主義と闘う労働組合の全国ネットワークの本格的な発展をかちとること。
  提案された議案を満場一致で採択した後、スト権1票投票を行い、100%でスト権を確立した。そして、大江委員長のもと、青年を中心とした執行部を選出した。
  第2部は、新組合員の歓迎会として、「団結旗開き」を行った。新組合員の加入はJR西日本を震撼(しんかん)させている。新自由主義の突破口であった国鉄分割・民営化から27年を経て、2千万の労働者が非正規に追いやられ、長時間労働・過労死・低賃金とともに、いじめ・パワハラが横行している。退職理由の2割がいじめ・パワハラと言われている。企業が首切りの基本手段としていじめ・パワハラを組織的に使っているのだ。いじめ・パワハラ・退職強要に抗し、新組合員とともに、動労西日本はJR西日本と非和解的に闘おうとしている。
 「安倍打倒! 鈴木たつお氏を東京都知事に!」の現代革命への挑戦に一切をかけて闘おう! 青年労働者の怒りと闘いこそが体制内労組幹部を打倒し、労働組合権力を奪取する力である。特にJRの青年労働者の総反乱は、国鉄分割・民営化に決着をつけ、プロレタリア革命に突き進む最大の力である。「一人の獲得」に全力を投入し、大胆に動労西日本の組織拡大をかちとろう! (U・T)

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